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大学受験世界史(蒼き狼)
蒼き狼といえばチンギス=カン(太祖、テムジン)のこととして有名ですが、モンゴル帝国分裂後の国名までしっかり覚えておきましょう。
お茶いる?(もちろん)キープ!
オゴタイ=ハン国
チャガタイ=ハン国(チャガタイ)
イル=ハン国(フラグ)
キプチャック=ハン国(バトゥ)
モンゴル帝国の系譜も覚えておきましょう。
チンギス(が)おごって(くれる?は)愚問(と)フビライが元を出す。
初代から五代目までの大ハーンの即位順は次の通り。
初代:チンギス=カン
二代:オゴタイ(チンギスの三男)
三代:グユグ(オゴタイの子)
四代:モンケ(チンギスの四男トゥルイの子)
五代:フビライ(チンギスの四男トゥルイの子、国号を元とする)
いずれにしても、チンギス=カン一族の家系図は頭に入れておきましょう。
オゴタイの子でグユグの兄弟でもあるハイドゥが起こした乱(ハイドゥの乱)はしばしば入試で出題されます。オゴタイの子でありなながら大ハーンになれなかったことで反乱をしたと言われています。
モンゴル帝国では大ハーンは部族長会議であるクリルタイで選考されます。選考は実力主義であったと考えられています。モンケやフビライがハイドゥの実力をさらに上回っていると判断されたのでしょう。ハイドゥはその判断に納得できなかったようです。
チンギス=カンの長男ジュチの子バトゥは西征してワールシャタットの戦いでドイツ騎士団とポーランドの連合軍を撃破し、ロシアやウクライナを支配下に置きます(タタールのくびき)。
トゥルイの子フラグは西アジアに攻め込みアッバース朝を倒してイル=ハン国を建国します。
元の快進撃はこのあたりまでで、フビライは二度の日本遠征を失敗し、途中に南宋を滅ぼしたものの、ベトナム遠征とジャワ遠征に失敗します。長引いたハイドゥの乱の影響などからモンゴル帝国はしだいに衰退していきます。
最近はペストの流行や地球寒冷化がモンゴル帝国の衰退に影響を与えたとする説もあります。
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