vol.16 世迷言を笹舟に乗せて…日々の思い出事を書き記す
つ、疲れる…!電子レンジが壊れて2日目、既に音を上げる。久しぶりに鍋をフルに使って料理をすると、手際が悪くて失敗ばかり。野菜の下ごしらえができないのが辛い。火が通るのにやたら時間がかかる。
おまけに、うちのガスコンロは防災のために火がすぐに小さくなってしまい、火の通りが上手くいかない。右のコンロだけ、何をやっても1分もたずに弱火になって治らない。ロック解除方法も説明書に載ってない。
なんだよ、このインチキコンロ!!!と心の中で毒づきながら早朝4時半に弁当を作る。3分割されたフライパンを買っておいてよかった。ただ、鮭を冷凍していて変に身がくっついていた分だけは、焼くのに本当に苦労した。お弁当用の2分割の鮭をひとつのラップでくるんで冷凍してしまったがために、分厚くなりすぎて火が通らない。いつもなら、レンジで半解凍すればすぐ作れるのに…。
結局、時間がかかった割に妙に芯のある小松菜炒めやインゲンと揚げの煮びたしなどが仕上がった。唯一まともだったのは卵焼きぐらい。あと、炊き立てのお米と。お米も、暑くてすぐに傷んでしまうので冷凍していたけれど、それも解凍できなくなったので、仕方なく早朝に炊いた。
数年前に買った炊飯器…美味しく炊けるのだけれど、音楽がやたらうるさくて苦手なんだよね。。。取説を見て音楽をOFFにしたのに、まったく効かないのは何故。家族が寝静まった家の中で、炊き上がると大音量で「きらきら星」を流すのはやめてもらえませんか。
数か月前まで、朝出勤前にお弁当と夕食の下ごしらえをやっていたけれど、これも音を上げてしまい、今は何とかお弁当だけ作っている。もう、はっきり言って料理なんて大嫌いなのだから、夕食作るのなんて憂鬱すぎるんだよね。何で人生を料理に縛られないといけないの。
食えりゃ何でもいいのに、子供や相方がいるとまともな料理を作らないといけないから…。せめて子供だけでも、と思って何とか体に鞭打って作っているけれど。料理が苦手で食に興味がないので、あまり上手に作れないんですよね。あぁ、早く子供が料理できるようになって欲しい。そうすれば、一緒に料理したりして、もう少し楽しく過ごせるだろうに。自分ひとりでこのタスクを背負うのはキツ過ぎるよ。
そして、相方よ。もうあと10年くらいしたら、卒婚したいと思い始めたよ。どちらかが、あの世にいって卒婚できたらな…。でも、子供は悲しむだろうから、自分で何かできる訳じゃないけれど。
もし、相方が先に逝ったら、私は相続をして家を売却し、今の家の近所にマンションを購入するだろう。はっきり言って、縁もゆかりもない土地にわざわざ引っ越したくない。仕事を失いたくない。なんだって、こちらに家を購入する話を蹴ったのかね?自分は生まれ故郷で余生を過ごしたいからって、パートナーにそれを強制するかね?自分が病気をして住宅ローンを組めなくなったのに、なぜ私が犠牲にならないといけないの。
今は、しょっちゅう不動産の広告やサイトを見ている。戸建てには関心がなくなり、もっぱらマンション。こじんまりとした2人~3人用のもの。将来売却できるように、都市部の駅近くに。
住みたい家のレイアウトもすでに考えてある。気に入ったマンションのチラシをデスクにファイリングしてある。スマホにも写真を入れておき、時々眺める。潜在意識にしっかりとイメージを送り込んでおく。
それから、実家の片付けのことも。将来に備え、そろそろ親の終活も手伝わないといけないだろう。自分の実家は、最悪なことに不要な不動産を3つも持っており、子孫に多大な悪影響を及ぼそうとしている。コレをやっつけなければならない。
不動産の法律が変わり、新築を立てられなくなった土地や、昔の口約束で格安で他人に貸している土地。しかも、いまだにそこに人が住んでいて売りたくても売れない。あとひとつは何故か全く売れない土地。一度契約者が現れたのに、なんとローンの審査にひっかかって全ておじゃんに。
相続土地国庫帰属制度が出来たらしいので、法務局に相談に行ってみようか。また、底地(土地が自分のもの、そこに他人が住んでいる)の査定を依頼してみようか。そろそろ動かないと親も高齢なのでやばいよね。
本当は相続放棄したいけれど、放棄しても相続財産管理人を立てなければならないし、たいてい弁護士や司法書士に依頼するから高額になりそう。国庫に引き継いでもらえるかハッキリわからないし、30~100万円ほどかかるらしいし。そんなに払えないよ。
相続土地国庫帰属制度は手続き費用以外に宅地ならひとつの土地に対して通常の場合なら20万円らしいね。。。少なくとも2つはこれで返納したい。残りの底地がやばいけど。
底地を先に買い取ってもらえるなら、もしかしたら売却益で相続土地国庫帰属制度の金額を払えるのでは?と楽観的に考えてしまうけれど、いかんせん底地ですからね。。。言葉も嫌だね、底地(そこち)ってなんだよ。地獄の土地みたいにさ。
注意すべきは、相続土地国庫帰属制度は相続人が出来る手続きだから、親が生きていて認知症になっていない間にやり遂げねばならない。また、相続放棄は一度放棄すると二度と変更できないそう。
今年はそろそろ動かねば。しかし、どこもかしこも平日の朝か昼間しか開いてないから、問い合わせや手続きがやっかいだよね。仕事していると、本当に大変。どうしろと言うのかねぇ。。。
本当に、不要な土地はやっかいだよ。この土地、祖父のだよ?祖父も自分が親戚やらに安易に渡して測量もせず放置、祖母も母に早く相続しろとけしかけたらしい。そして母は司法書士に言われるまま相続してしまい。相続って期間もあるしややこしいなぁ。
しかし本当に祖父母は何を考えていたんだろう?〇十年前に娘が嫁に行った時点でこの3つの土地が不要だということぐらいわかるだろうよ。なぜ放置した?
このせいで、あんたたちの娘はかなりの額を測量や不動産屋に払ったんだよ。おまけにわけのわからない遺品を大量に残してさ。しかも、戦争から持ち帰ったものまであったらしいし、処分に一苦労も二苦労もしたよね。
何度も田舎に帰って手続きしてさ。おまけに、認知症で娘を罵倒していたしね。そうして、知人に通帳を渡してしまい、すっからかんになって娘を頼り。老人ホーム代など、年金から足りない額を補填してさ。最悪な〇だよ、あんたたちはさ。。。
こんな尻ぬぐい、娘によくさせたね。信じられない。戦争で、特攻隊になって、生きて帰ってきたのにさ。仕事だって出来て、地域では有名な人だったのにさ。なんでこんな家ではダメダメなの。よりによってさ。末裔まで迷惑かけて。
さて。とにかく、新しい法律ができたらしいし、動かねば。子供がいるからと言ってられないね。とにかく問い合わせるところから始めてみよう。
えっ?!私鬱なんですけど?病院通ってるんですけど?
本当に、本当に迷惑な話です。
もう、ど田舎の土地の所有は危険だからやめて!!!
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