vol.17 世迷言を笹舟に乗せて…日々の思い出事を書き記す
はぁぁ。暮らせども、暮らせども、問題は山積みで増えていくばかり。遂に、昨日の夕方にエアコンのリモコンが完全に昇天した。もう、冷房が使えない。この真夏の熱中症が危険な状態で、なぜ今壊れないといけないの…。しかも、電子レンジが壊れているので、コンロで火を使って料理せねばならない。なんの地獄ですか。
最初は、リモコンの真ん中あたりにあるボタンが押せなくなった。それから、じわじわと浸食して、遂には何も押せなくなった。先週リモコンをメーカーに注文したけれど、届くのに入金から10日もかかるらしい。
今週の土曜日か日曜日の到着になるそうで。それまで、一体どうすればいいの。手動でエアコンの電源ボタンを押したけれど、生ぬるい風が出るだけで、全然冷えない。扇風機を回しているけれど、とても追いつかない。子供がいるのに…。
大人だけならまだしも、子供がね…。実家に避難することも考えたけれど、やはり遠すぎて仕事や保育園に通うのは難しすぎる。かといって、休めないし…。ホテルに泊まるべきか散々悩み、とりあえず雨が降ったり曇ったりして気温が下がったので、夜はどうにか過ごせた。
あと2日、耐えられるだろうか。天気はしばらく曇りらしいけど…。子供の安全が一番だから、刻一刻と状況が変わる。安心できない。
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相方は、帰宅後にエアコンが効かない暑さで極度にイライラし始め、ほんのちょっとした事がきっかけでブチ切れた。大声で怒鳴り、物を投げる。最悪。DVじゃんね。
一時期は治まっていた切れる癖が、最近はまた始まった。毎日朝早くから夜遅くまで仕事をして疲れて帰り、潔癖症なので部屋中を掃除しないと気が済まず、子供の相手をしないので子供に嫌われ、相手にされず拗ねる。そして、イライラがMAXになって切れる。
俺を大切にしろ!家族のために必死で働いて帰ってきているのに、おまえたちの態度はなんだ!もっと労わるべきだろ!!!毎日何のために働いてると思っているんだ!なんでこんな扱いなんだ!!!
そんな内容のことを叫んでいたと思う。
結局、自分が家族の大黒柱で尊敬されるべき男性だと思っているんだよね。典型的な男尊女卑の思考。私の仕事なんて仕事と思っていないんだよね。デスクワークは楽だと思ってる。育児のために時間を区切って仕事をしていると、こういう目にあう。俺の方が大変な仕事をしているのに、犠牲にしてやっているのにって。家事育児仕事全部やってる私は何なのさ。
あんたは1つしかやってないじゃんか。独身と同じように1日働いたら偉いんだね。独身の人間が1日苦労して働いたって、偉いですねとか言われない。しかし、結婚すると評価が変わる。同じ役職で同じ仕事をしていたって、家族養って偉いねって言われる。対して、女性は言われないよね、そんなこと。
私が仕事をして、給与が上がると文句を言われた。家事がおろそかになるよねって。家事育児仕事のバランスを必死に取って、子供が少しずつ自分のことが出来るようになってきて、仕事を1時間増やしただけで、文句を言われる。どんなに結果を出したって、女性は評価されないどころかマイナスの印象。
昨日も書いたけれど、やはり将来的に卒婚すべきだろうね。子供のためにも、私のためにも。これ以上、被害が及ばないように、当たり障りのないやりとりにして過ごすことにする。どうせ、相方は仕事が忙しくて夜帰りが遅いから。頑張って子供と早く就寝するようにする。早朝に起きて自分の作業をやって、相方とはあまり顔を合わせなくても済むようにしよう。
結局こうなるのか。実家の両親も一時的に怖ろしく不仲だったし、暴言虐待をやってきた人だし、幸せな家庭をあまり見たことがないのでね。結婚に良いイメージがなかったが、もしかしたら上手くいくかもしれないと思ってしまったのが間違いだった。
そして、義実家も。一時期、義兄は暴力をふるい、親兄弟を殴ったり家具家電を破壊したり、引きこもったり、暴言を吐いたりと凄いふるまいだっだらしいが。その間、義両親も大声を出すことが多々あったらしいし。そして、弟である相方。やはり怒鳴る気質。この一家の性格の一部は、こういう側面を持っているのだろうと腑に落ちた。
なかなか、人に怒鳴ったり殴ったり物を激しく投げつけたりといったことは、出来ないのが普通だと思うのだが。よほど追い詰められて、叫んだり泣いたりならわかるけれど。
頻繁に、出ていくとかもう終わりだとか離婚だとか、そんな台詞を吐けるのが信じられない。そう言えば、一度義両親が相方に親子の縁を切ると言ったことがあったな。簡単に。やはり、どこかそういう気質があるのだろう。
しかし、こういった人を結婚前に見分けるにはどうすれば良かったのか。3年間付き合って、一度もそんな乱暴な口調になったことがなかったのに。常に優しく、思いやりがあって、気が利いて。お店の店員さんにも常に丁寧。車だって物凄い安全運転だった。友人に会わせても、そつなく会話をこなす。しかし、例外がひとつだけあったな。結婚の話が出た時に黙っていたことを打ち明けられたことがあった。あの1件だけは、不信感を持ったが、それでも打ち明けてくれたと思って受け入れた。それ以外は、本当にこんな怒鳴るような気質は微塵も見せなかったのだから驚くべき対応力だ。
でも、結婚の挨拶に実家に来た時に、母親に対する妙にテンションの高い営業トークはドン引きした。仕事が営業だからか、明らかにONの状態になり、かえって不自然な感じだった。君は普段そんなテンション高くないよね。歯の浮くようなお世辞はやめて。そんな気分だった。そういう何か出来過ぎた上辺を取り繕ったような笑いに、違和感を覚えたのは私だけではなかった。母親がそうだ。何か、嗅ぎ付けたような雰囲気だった。
そうして、結婚して一緒に住み始めると途端に態度が豹変したのだ。本性を現したのだ。結婚してしばらくの間は、本当に喧嘩ばかりだった。殺されるかと思ったものだ。しかし、たった数週間で離婚なんて出来ず、何とか解決策を日々探った。しかも、結婚して数週間で相方に大病が見つかり、余計に精神がおかしくなった。
「死ぬかもしれない」
相方が患った病気は死に結び付く大病だった。3か月後ぐらいに手術もした。そして生き残ったのだ。相方はほっとしたらしかったが、私は大きなダメージを負った。手術して精密検査にかけられて、本当にこの病気だったのだと突き付けられたのだ。そして、その日お見舞いから帰る家路をどうやって帰ったのか覚えていない。今度は私がショックで気がおかしくなったようだった。全く眠れないまま翌日仕事に行き、皆の前でパニック発作を起こしてしまった。そして恥ずかしさのあまり、人前に立てなくなった。
その後、ショックから立ち直れず、ぼんやり歩いていて交通事故まで起こしてしまった。自転車に轢かれたのだ。もう、ボロボロだった。
相方の豹変した性格にショックを受け、相方の大病にショックを受け。何がなんだか分からないまま時は過ぎていった。さらに、相方は会社でうまくいかなくなり、数回転職を繰り返した。落ち着くまで、5年もかかった。
今は、同じ職を続けてくれているが、この転職がストレスを増大させた。信用できない。また辞めるんじゃないか。辞める前に転職先を決めるので、お金には困らなかったが気分は相当悪かった。将来が全く見えなかった。
それでも、この年齢でも相方はどんな面接でも必ず受かった。異常に外面が良いからだ。あっという間に相手の心を掴み、爽やかな外見で「まとも」な人に見られる。こちらが舌を巻くほどあっさりと。
きっと、本当に営業の才能があるのだろう。今も営業の仕事をしているが、成績は抜群。お客様には好かれる。対して、プライベートの人間関係は…。もう、考えたくない。
そうか、見分け方は外面が良い人は気を付けなければならない!ということかもしれない。もう遅いけど。異常に他人にどう見られるか気にする人は危険だ。外面が良いと、どこかでバランスを取らなければならないので、プライベートで荒れる。
究極の営業職と言われる〇〇〇の従業員の宴会は凄まじい荒れ方らしい。お客様に仕えて常に丁寧で、評判が特に大事な仕事。しかし、その歪みがプライベートにもろに出るらしい。
それなら、不器用でも朴訥な人柄の方が素直なのではないか。取り繕う部分がない方が良い。TPOは必要と言えど、常識的な範囲でどこに居ても同じように振舞う人。そういう人を見つけられなかったのだ、私は。
はぁ。見る目ないね。自分にがっかり。大抵、目を付けた人は芸能人だとあっという間に売れるし、会社でも出世しそうな人はすぐにわかるので、そんなに自分が見る目ないと思っていなかった。最悪。全然見る目なかった。そして、そういう人が寄ってくる自分も最悪。もっと、聡明で魅力的な人になれたらよかったのに。
もう、男性はコリゴリですよ。。。来世は独身で過ごしたい。子供はかわいいけれど。男性抜きで子供を授かることが出来たらいいのに。そして、家事は完全にロボット任せで。食事は一切作らなくて良い世界。そんな世界なら、また人間に産まれてもいいかもしれない。それが出来ないなら、もう産まれたくないよ。
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