写真に授かる豊かさ。
こんにちは、三鈴です。昨年の2月18日に個人事業主になり、丸1年が経ちました。開業したからと言って何か変わったわけではありませんが、フォトグラファーとして認知されることはもちろん多くなりご依頼をいただく機会も増えました。ありがとうございます。
この1年を通して、本当の豊かさみたいなものを少しずつ身体で感じることができるようになりましたってゆう、今回はそんなお話です。
豊かさの本質を知る。
普段は会社員をしていますので、当然フォトグラファーの事業は副業になるわけで。『開業したの?儲けるねー!』とか言われることもあるんですけどね(機材の投資とかでどっちみち利益は多くないんですけどw)、お金をいただくことだけが豊かさなのか?と。
もちろんお仕事に対する報酬はちゃんといただくのですが、もっともっと豊かさを感じるシーンが写真を撮り始めてからたくさんありました。
カメラを手にしてから、私は普段見ている同じ景色がとても鮮やかになりました。
この季節にはこんな花が咲くんだ、空っていろんな色があるんだ、毎日日が沈む方角って変わるんだなー、この人はこんな表情もするんだな、猫は寝てるだけでも愛おしいな、、、って。この視界を写真で切り取るとしたら?って、カメラを持っていない時でも考えてるとすんっごい楽しい。
我々人間は無いものにフォーカスする癖がどうしてもあるんですよね。足りないから補おうとして、渇望するのに何かを手に入れてもどこか虚しかったりして。それが普通だと思っていた生活に色と光が加わりました。実はもう幸せに満ちていたことを知りました。
そして、そうやって切り取った写真を誰かが必要としてくれていること。その写真でその人が何か結果を出してくれたり、国境を超えて展示されていたり、自分のことを好きになってくれること。自分一人じゃ体験できない幸せを感じさせてもらっている。それを仕事だと言うことができる。
『仕事』とシンプルな単語で言ってしまえば『働くことと対価』なのかもしれないけど、私は常に奇跡が起きている感覚。身体も心もじんわり温かくなります。
何年フォトグラファーを続けようが、忘れたくない体感です。
勝手に好きなように撮らせてもらったのに、お礼をいただくことがあります。
その人の大切な音楽や絵や技術。対価は金銭だけじゃない、むしろ数字では価値をつけ難い、例えるなら『愛』みたいなものをいただいています。
これってめちゃくちゃすごいことだと思うんです。相手のことを考えないと渡せないモノだと思うから。プライスレスです。ここに今まで感じたことのない豊かさを私は知りました。物質だけじゃなくて、言葉とかもそうだね。涙がこぼれてしまいそうに温かいメッセージをいただいたり。
でね、好きなことやってるこちらも心の底からの『ありがとう』が出てくる。だってやりたいことをやりたい!って言って、させてもらってるんだもん。
生きてて良かったなぁって心から思います。
握りしめない。
こんなに豊かな気持ちになれたのは、間違いなく写真のおかげです。出会えて良かった。こんな世界があることを私はほんの数年前まで知らなかった。
ビビりで、何もできなくて、誰からも必要とされないと思ってた。
全然そんなことなかった。
前の私を知ってる人は、きっとこの1年で顔つきが変わったように見えるんじゃないかな。
これからはこういう経緯とか変化を、幸せを、自分一人で握りしめていないでもっともっと情報共有していきたいと思っています。
写真を通してはもちろん、最近再開した社交ダンスや挑戦し始めた歌もツールにしていきたい。
離婚だの挫折だの色々すったもんだを繰り返して来たけれども、結局、今が一番幸せ!を更新し続けてる。
誰にでも幸せを感じられる機能は備わっていて、豊かになることができる。絶対に。
開業したその屋号は『timbre』、鈴という意味です。
鈴の音を響き渡らせることもそうだし、その人の本来の姿を、力を、呼び起こすことができたら良いなって思います。
いつもnoteを読んでくださるみなさま、写真を見てくださるみなさま、応援してくださるみなさま、本当にありがとうございます!!
この1年もどうぞよろしく^^
2月の満月とともにありがとうのメッセージを込めて、壁紙を作りました。
開業祝いしてやっても良いぞー!という愛でしかない方は、ぜひeluも覗いてやってください♪
▶ 【timbre 1周年お祝いelu】
みすずより、愛を込めて。
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