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WeChatミニプログラムの機能や使い方事例!LINEでも同じことができる?

こんにちは、ネッコスの井口です!

ネッコスでは現在LINEアプリの開発を中心に据える形で色々なことを行っておりますが
LINEアプリに注目したそもそもの要因である、WeChat(微信)、LINEでいうミニアプリに当たるミニプログラムが事の発端です。

ネッコスでもWeChatのミニプログラムにも対応しているので、今回はこのミニプログラムについて砕いてご紹介できればと思います!

WeChatから始まったミニアプリ

そもそも昨今のミニアプリの概念っていうのはこのWeChatのミニプログラムから始まったって言えます。
そしてこのミニプログラムを大々的に取り扱い始めたのが中国では誰もが利用しているアプリ、WeChatです!WeChatの利用率でいえば人口の80%越えという事で、実質GooglePlay/AppStoreよりも利用者の多いプラットフォームと言ってもいいかもしれません。

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そんな利用者数の背景と、すでにキャッシュレス決済やECの利用が多い背景も相まってそれを一つにすることができたミニプログラムが利用されるようになりました。
そして今でもそうですが色々なお店や会社がスマートフォンアプリをそれぞれ、2つのOSに向けてリリースをしていて利用するには個別のアプリをインストールして、利用するときもそれをわざわざ切り替えて立ち上げてとしないといけません。もちろんアプリをそれぞれインストールしないといけないという事はホーム画面やアプリ一覧を圧迫し、探しづらくさせるしインストールしただけ容量も必要になり、またお得なサービスなどを受ける場合にはその場でダウンロードしてインストールしないといけない場合もあり頻繁に使わないアプリのために転送量も消費されてしまいます。

そういったわずらわしさへの一つの回答としても、ダウンロード不要、今利用してるアプリ上の拡張で使える、SNSとEC,決済などの全てを一元化して利用できるミニプログラムが流行ったというか受け入れられることになったんじゃないかと思います。

ミニプログラム=ミニアプリ?

さて、そんな経緯で産まれて育ってきたミニプログラムとミニアプリ、個々の違いについても軽く考えてみましょう。
と言っても実際にこの2つの違いって何?となると叩けるAPIの種類とか数とかそういった差があるぐらいでほぼ同じようなものとユーザーは考えていいと思うんですよね。しいて言うなら、そういう差をひっくるめてぶら下がり元になってるスーパーアプリ(プラットフォームになるアプリ)が違う、という点しかないんですよね。

とはいえこのもとアプリが違うというのはそのままイコールで利用者、ユーザーの意識が違うという差を生み出します。
例えば同じようなSNSと呼ばれるものもTwitter、FACEBOOK、LINEそれぞれで使い方が違う人も多いと思います。それ以上の乖離がユーザーによっては起こっているというのが大きな差になります。

なのでミニプログラム=ミニアプリとはならない、別の独自進化していく可能性もあります。ただ少なくとも今のWeChatが今のように何でもとなるまでにかかった時間と同じぐらい経過した頃には、LINEの方でも同じようになっているか、もしくはもっとタイムラグを減らしてより早く追いついているか、もしくは別の形でローカライズとも言える進化をして利用されているかのいずれかじゃないかなって思っています。

WeChatミニプログラムの実態、ミニアプリでもできる?

さてWeChatのミニプログラムが強い理由として利用者数≒普及率という点と色々な機能の一元化について話しましたがまとめるとこんな感じです。

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①インストール不要
WeChat上で動くアプリなので追加のアプリインストールが不要!つまり通信量にも保存容量にも親切!そしてすでに利用しているWeChat上でさっと開けて、一度利用したら履歴にも残るしブックマーク機能もあるので管理も楽々!

②アカウント登録不要
すでにWeChatを利用しているのでそのIDでログインや会員登録連携が可能!毎回メールアドレスや電話番号を入力して承認、新規登録する必要もないし、サイド利用の際のログインの手間も省けて便利!一元管理なのでパスワード忘れやID忘れなんかも怒らなくていいです!

③決済情報入力不要
WeChatPayの決済情報を登録しておけば、あらためてショップやサービスを利用するときに決済情報を入力しなくていい!もちろんカード情報などの漏れに対する対策にもなるのでセキュリティ面でも安心!新しいアプリを入れるたびに決済情報も入力しないといけないのって面倒ですよね…その手間を最大限に省いてくれる可能性も!

といった一元化をミニプログラムでは行っています。LINEでもLINEPayがあるので上記と同様のことは全部できますね。そういう意味では同じように交流用のアプリから生活の一部になるポテンシャルは持っていると思います!

WeChatミニプログラム、好きな実用例!

実際にWeChatミニプログラムを利用して行われている実用例で私が好きな、こういうサービスまでうちでも行けたらいいなと思っている実用例をご紹介します!

WeChatミニプログラム上で全てパッケージングされている旅行

WeChatのミニプログラムを活用することで、WeChat上で旅行がまるっと楽しめる
いま私たちが利用しているブラウザの代わりにミニプログラムがより楽に全てを探して予約して利用することを可能にしています。国内のサービスに置き換えてみるとその便利さがわかりやすいかと思います。

旅行のレビューサイト(RETRIP)

航空券予約サイト(トラベルコ)

ホテル予約サイト(じゃらん)

旅行用グッズ購入(amazon・楽天市場)

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グルメレビューサイト(食べログ)

飲食店予約サイト(ぐるなび)

ショッピング・店舗サイト(各種ストア公式)

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観光紹介サイト(都道府県行政サイト)

経路案内サイト(NAVITIME・GOOGLEMAP)

チャーターアプリ(GOやフルクル、もしくはタクシー会社サイトやレンタカーサイト)

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旅行のレビューサイト(RETRIP)

こんな風にWeChat上での操作だけで旅行のすべてを準備することが可能です
そして決済もWeChatPayで行えるのでほぼすべてが完結していると言えますね。こんな風に国内でもLINE上だけで旅行を楽しんだりできるようになったら気楽でいいなーと思ってうらやましいと思っています!
特に行政側の対応というのが大変だと思いますがミニアプリをいろいろなことに導入している現状もあるので、この先同じような形が国内でもLINEを通じて起こってくれればきっと楽しい形になるなと思います!

WeChatミニプログラムを作りたいと思ったら!LINEとの比較

実際にインバウンドや越境EC向けに、もしくは海外ユーザーを対象にしたサービスを考えてWeChatミニプログラムを作りたいと思った場合
LINEでアプリを作るのと比較してどれぐらいの差があるものか気になりませんか?

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最後にそのあたりを簡単に比べて、ミニプログラムの紹介を終わりたいと思います!

LINEとWeChatでのアプリ制作の比較
制作までにかかる期間

■WeChat 約1か月~
■LINE 約1か月~
すでに開発経験があって、かつ要件も決まっている場合ですとWeChatでもLINEでも大きく開発期間に差はありません。
ただし、実際に運用に入る前にWeChatの場合は翻訳の対応をしないといけないのでその分は追加で期間が必要になると思います。

制作までにかかる費用
■WeChat 法人契約費+開発費+翻訳
■LINE 開発費のみ
WeChatでミニプログラムをリリースするにはまずテンセント社に申請というか法人契約を申し込まないといけません。
その際に申請費用が必要になります、と言ってもその費用自体は5000円程度になります。
実際内製で開発を行う際ネックになってくるのは制作期間と一緒で翻訳作業など開発とは別件の部分で時間と費用が必要になるかと思われます。
そのあたりの解決、もしくはきちんとした要件定義が必要になる部分が宙が必要です!

制作に必要な言語
WeChat向けのミニプログラムには専用にカスタマイズされたWXML(HTML)とWXSS(CSS)が必要になりますので多少そこについての学習コストは必要になるかもしれませんが、基本的にはWeChatで利用できる拡張機能を追加したHTMLやCSSという認識で問題ないです!
ここだけがミニプログラムとミニアプリで一応変わってくるような、そこまで大きく変わらないような…という部分ですね、そこ以外はほぼ同様の言語で制作が可能です

ホントの最後に…今からWeChatミニプログラムに参入する?

最後になりますが、じゃあ今からWeChatのミニプログラムに参入するかどうかの判断はどうしようか…という
私個人の悩みというか感想をだらだらーっと書かせてもらいますので、読むの面倒な人はここで終わっちゃってください。

まず、WeChatというよりインバウンドを取り巻く状況的にはしばらくはなかなかいい状況にはなりづらいんじゃないかと思います。

そして越境ECのような日本から中国向けの通信販売のために自社でミニプログラムを用意するというのもすでにあるECモールに出店するのと比べたら手間というか準備で必要なことが多すぎるのであんまり…と思っちゃいます

と、なんか否定的な事を言っていますが本音はWeChatミニプログラムへの今からの参入は結構ありだとも思っていて、理由としてはやっぱり顧客規模の大きさ、後は売れ筋商品であればデメリットより大きなメリットが生まれるんじゃないかと考えています。
ドラッグストア、コスメ、化粧品などの元々インバウンド需要が高かった品物関係を扱うところであれば越境ECや今後の来訪への準備を整えておいて損は無さそうだとにらんでます!

あとはミニアプリという形で今後同じように発展ができそうなジャンルがあるのでミニプログラムを活用しておいて経験を生かして、国内向けにスムーズに移行もしくは並行できるようになるっていうのが大きいですね!

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先行投資みたいなイメージにはなってしまいますが、今後のスタンダードになると思っているので私は参入するのに賛成したい、もしくは参入したいと思ってる人にしないほうがいいとは言わない気持ちです。

夢は大きく!


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井口美寿々@株式会社ネッコスCEO
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