LINEミニアプリの開発費用相場を徹底解説【2023年完全保存版】
こんにちは、ネッコス代表の井口です!
ネッコスはLINE API開発をはじめ、サイト制作やSEO対策などウェブ関連のサービスを幅広く展開するシステム開発会社です。
これまで数多くのLINE開発実績がある弊社ですが、最も多く聞かれるのが『LINEミニアプリ開発の費用・料金はいくら?』というご質問。
そこでこの記事では『LINEミニアプリの開発費用相場』について徹底解説します。
LINE開発は機能により費用に大幅な揺れがあるので、今回は機能別のLINEミニアプリ開発の費用をご紹介していきます!
その他、開発方法、導入事例もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
<この記事に向いている人>
LINEミニアプリを開発したいけど、いくらかかるのか相場が分からない
LINEミニアプリに割く予算はどれくらいが妥当か知りたい
LINE開発をどんな開発会社に依頼すればいいか分からない
ネイティブアプリの他にLINEミニアプリも比較対象に入れたい
LINEミニアプリとは?
LINEミニアプリは2019年6月27日に行われたLINE CONFERENCEで発表されたので、歴史としてはまだ浅いサービスです。そもそもLINEミニアプリって何?という方は別記事で詳しく説明しているので、ぜひご覧ください。
また、LIFFアプリ、LINEミニアプリ、LINE APIでできることや違いについては以下の記事にまとめておりますので、こちらもぜひお読みいただければと思います!
この記事ではLINEミニアプリの費用相場について詳しく解説しますので、LINEミニアプリについての詳しいご説明は割愛しますが、簡単に言えばLIFFの機能とミニアプリ専用機能を合わせて作られたLIFFアプリの一種です。
LINEミニアプリのメリット・デメリット
ミニアプリ最大の利点は、LINEのアカウントページから直接アクセスできる(LINE内でさらにアプリを展開)ことですが、入り口が増えるだけで実態はLIFFで実現しているアプリと考えてください。
LINE内でアプリを展開できるメリットとしては、iOS/Androidの別途アプリ開発の必要がない、ユーザーが個別のアプリをダウンロードする必要がなく、すぐに使ってもらえる、集客コストがあまりかからないなどなど、コスト面や集客の課題、ユーザービリティーの観点で多くの利点があります。
反対にデメリットとしては、 LINEのプラットフォーム上で開発しなければならないという制限があり、ネイティブアプリに比べるとやや自由度が下がります。また、LINE内という前提があるので、独自性は出しづらいかもしれません。
しかし、これまで開発されたお客様からは、このデメリットについての課題はお伺いしていないため、作ったあとでの不都合はあまりないのかもしれませんね。
LINEミニアプリの開発費用・料金相場
まずは一般的な概算費用について解説します。
通常のネイティブアプリを開発する場合は、簡単なアプリでも250万円~300万円前後が費用相場です。
複雑な仕様の場合は、時に1000万円~3000万円近くかかるものも珍しくありません。
また、ネイティブアプリはiOSとAndroid両方の開発が必要な上、集客のためのASO (アプリストア最適化)にも費用がかかるため、どうしても費用が相場より高くなりがちです。
一方、LINEミニアプリは1つの開発でどちらのOSにも対応可能なため、通常のネイティブアプリ開発よりも開発コストを抑えることができます。
正直なところ、LINEミニアプリの開発費用は案件規模やご要望により変動するため、一概にはこれくらいの費用がかかるとは言えません。
概算中の概算をお伝えするとすれば、
といったイメージです。
では、実際にLINEミニアプリを開発する場合はいくらかかるのか、機能別に詳しくみていきましょう。
■LINEミニアプリで予約機能を開発する場合の費用相場
LINEミニアプリと親和性の高い予約機能。
ミニアプリでも歯科医院や飲食店、クリニックなどの現場でLINEミニアプリの予約機能が導入されています。
弊社でも予約機能の実績が一番多いです。予約機能についてはツールが数多く存在していますが、フルスクラッチで一から開発することでより使いやすく業種・運用フローに即したツールを開発することが出来ます。
<LINEミニアプリの予約機能の費用相場>
・約50~150万円~
とてもシンプルな予約機能のみであれば50万~150万円前後で開発が可能です。しかし、予約されたら通知を飛ばしたい、予約内容を自社の基幹システムと連携したいなどのご要望があればその分膨れていきます。
■LINEミニアプリでデジタル会員証を開発する場合の費用相場
LINEミニアプリ×デジタル会員証もとても相性がいいです。
LINEでメッセージやキャンペーンの配信を行いつつ、デジタル会員証でポイントをためて継続的な優良顧客を育成する手法はLINEというクローズドな特徴を持つSNSと相性抜群。
<LINEミニアプリのデジタル会員証の費用相場>
・約100万円~
こちらもどれだけデザインをこだわるか、何と連携するかにより費用感は大きく変わります。会員証に関してはただ表示するだけで良いということはあまり考えられないと思いますので、これにプラスして費用がかかってくるというイメージをしておきましょう。
■LINEミニアプリでお問合わせ機能を開発する場合の費用相場
お問い合わせをLINEに集約したいというニーズも多くあります。
カスタマーサポートやクレーム対応も現場にとっては工数を取られるところなので、可能な限り効率化したいと思う企業は多いでしょう。
<LINEミニアプリのお問い合わせ機能の費用相場>
・約200~250万円~
お問い合わせ機能については管理画面がセットでつきますので、LIFF+管理画面でこの費用感というイメージです。
お問い合わせの項目数や内容、回答フォームの自由度はご希望通りにカスタマイズ可能です。
■LINEミニアプリで既存システムとのID連携を開発する場合の費用相場
こちらもよくお問い合わせいただく機能の一つですが、既存システムとのID連携を実現されたいお客様も多くいらっしゃいます。
ID連携でキャンペーン施策やポイント付与などに繋げられるので、ID連携を実装することによるユーザーの反応も他機能に比べて期待ができます。
<LINEミニアプリで既存システムとのID連携をする場合の費用相場>
・約100~150万円~
これまでのご依頼の中では、単純にID連携するだけ…というケースは稀だったので、この費用をベースに他の機能の費用が追加されるイメージで考えておくと良いでしょう。
ただし、弊社ではLIFFを活用したアプリを多く開発した実績があるため、これよりもお安くご提供できる場合があります。実現不可と言われた機能の実現も可能なことが多くあります。
更に詳しい機能ごとの費用目安資料もご用意しておりますので、まずはご相談レベルからお気軽にお問い合わせください!
LINEミニアプリ開発(LIFF開発)の費用で注意したいポイント
ある程度の費用相場が知れただけでは、実際の予算取りや相見積をする際まだまだ基準が曖昧ですよね。
LINE開発は単純にシステムの開発費用だけを考えておけば良いということではありません。
ここでLINEミニアプリ開発を依頼する際に抑えておきたいポイントについてもお話します。
■LINEミニアプリ開発にかかる費用・料金
LINE開発には上記3つの費用がかかります。
開発費については先述した通りですが、②と③に関しては必ずかかる費用なので注意が必要です。
特にランニングコストは開発費の10~15%はかかるので、継続的な予算確保が必要です。
また、③については2023年6月からLINE公式アカウントの料金プランが新しくなったこともあり、ほとんどのお客様が無料プランから有料プランに移行しています。
ライトプランでも追加メッセージの課金ができなくなってしまったので、心配なお客様ははじめからスタンダードプランにしています。
月々15,000円で30,000通まで送ることができ、このプランのみ1通3円からメッセージを追加出来ます。
LINEの通数にかかる費用は弊社で支払い、後で保守費用と合わせて請求させていただくことも可能ですし、直接お支払いいただくことも可能です。
システム開発費用だけではなく、保守費用やLINEの通数にかかる費用があるので、この点は注意しておきましょう。
LINEミニアプリの活用事例
ミニアプリの開発費用についてご説明する前に、少しだけLINEミニアプリの事例を見ていきたいと思います。
電車の乗換案内
電車の乗り換えアプリをダウンロードし使っている人は多いと思いますが、LINEミニアプリのジョルダン乗り換え案内を使うと、LINEさえあれば乗り換えの検索・共有が簡単に出来てしまいます。
また、このミニアプリの便利な点は、検索した経路をそのままLINE内の友だちにシェアすることが出来るということ。
「待ち合わせシェア」を選択すると、相手側も到着時刻に合わせて出発地を変えて検索することもできます。
これまでは、わざわざ乗換案内アプリを起動し到着時間などを確認して人も、このミニアプリで乗り換えや待ち合わせがさらにスムーズになりますね…!
受付/予約
こちらは回転寿司の大手チェーン店「スシロー」のLINEミニアプリです。スシローは、お昼時や休日の夜などは店の外まで人が溢れるほど大盛況の人気店なので、これまでも店舗での待ち時間を少なくする取り組みはしていましたが、ミニアプリが出来たことで予約や受付システムを利用する人が格段に増えました。
LINE内から近くの店舗を探し予約の受付が出来るので、店舗での待ち時間も極力減らすことが出来ます。さらに、トーク画面に予約情報などが通知されるので、忘れる心配もなし。
ポイントに応じて様々な特典がもらえるお得な「まいどポイント」は、ミニアプリであれば会員登録なしで貯めることが出来、お得なキャンペーンやプレゼントもあります。
モバイルオーダー
はなまるうどんのモバイルオーダーもLINEミニアプリに参入しています。事前にLINEから注文しておくことで、店舗に行った際は待ち時間無しでテイクアウトが可能。
また、LINE Payとの連携で無駄な登録なしのQRの決済ができ、注文から決済までLINE内でとてもスムーズに行うことが出来ます。
PayPay(ペイペイ)
最後に、こちらはLINEではなくスーパーアプリ(ミニアプリを展開する親の大元アプリのこと)が「PayPay」の事例です。
LINEではない事例ですが、幅広い展開をされているのでご紹介させていただきました。ペイペイのミニアプリでは、以下パートナー企業が提供するサービスの予約や商品の注文、支払いなどがPayPayアプリから利用できる機能です。
現在、ペイペイのアプリから使えるミニアプリ機能はこちら。
決済アプリとの連携は様々なサービスの利用を活性化させ、さらに便利な世の中を作り上げていきますね!
まとめ
今回はLINEミニアプリの開発費用についてご説明しましたが、いかがでしたか?
LINEミニアプリの開発については、要件やシステム設計の段階でかかる費用がまちまちになってしまうのが現状です。
今考えているアイディアやシステムがどれくらいの開発費用になるかは、まずはご要望をお聞かせいただいた上でお見積させていただければ幸いです!
その他、参考にしたいという方はこれまでの事例とおおよその金額もご提示できますので、以下問い合わせよりお気軽にお問い合わせください。
本記事も最後までお読みいただきありがとうございました^^!