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【完全解説】LINE公式アカウントの有償メッセージとは?改定後の新料金プランも紹介!

こんにちは、ネッコスの井口です!

LINE公式アカウントを利用されてる方、有料プランの変更のアナウンスがあってこれからの運用について結構お悩みではないでしょうか?

LINE公式アカウント改定プラン



今回はそんなLINE公式アカウントのメッセージ通数について、何が通数に含まれて何が含まれないのか?


LINEメッセージ運用で通数を気にするときに気をつける点についてご紹介したいと思います!

公式アカウントで送れる主なメッセージ


まずは公式アカウントのみで送れる主なメッセージについて紹介します。

公式アカウントを利用して送れるメッセージは
・登録時挨拶メッセージ
・個別チャットメッセージ
・自動応答メッセージ
・AI応答メッセージ
・メニュー応答メッセージ
・一括配信メッセージ

上記になります。


公式アカウントのメッセージはそれぞれ管理画面から設定することができます。

上記の中で通数についてカウントされるメッセージは
【一括配信メッセージ】
のみとなっています。

無料で送ることができるメッセージ

ではここで、無料で送ることができるメッセージそれぞれについて解説していきます。


■挨拶メッセージ

こちらは管理画面のあいさつ部分からメッセージを設定でき、友達追加してもらったときに自動で送られるメッセージになります。

あいさつメッセージ管理画面

アカウント側のあいさつメッセージを送る設定もしないと送られないので気を付けてください。

そのメッセージの設定画面はこちらになります。

応答設定管理画面


■個別チャットメッセージ

こちらは普段のLINEと変わらないもので、こちらも上記の設定で応答機能をONにすることで
登録者が送ってきたメッセージに個別で返信を行うことができます。

個別チャット返信画面


ただ、一人一人のメッセージに全部返信を返していると対応コストはすぐに膨れ上がってしまいます。

特にFAQ関係の対応についてはご注意ください。
多くの人は聞いて教えてくれるなら調べずに聞いてくるものです。

そんな時の対応コストの削減のためにできるのが
・自動応答メッセージ
・AI応答メッセージ
の2つになります。

自動応答メッセージは自分で
特定のキーワードや時間帯に送られてきたメッセージに対して
返答を設定して該当するメッセージが来たら
その文章を返してくれる、簡易チャットボットのようなものです。


応答メッセージ設定画面


AI応答メッセージはLINE側で業種に合わせて設定してくれてるメッセージでユーザーからの文章をAIで判別して返答を返してくれます。


AI応答メッセージ設定画面


また、特定のユーザーだけにアプローチしたいケースなどでは
個別チャットメッセージを利用してお知らせを一人一人に送信することで
効果的に通数を節約出来たりもします。


何でもかんでも一斉メッセージ配信をすればいいわけではない、という事は覚えておきましょう。


■メニュー応答メッセージ

こちらはリッチメニュー上でテキストを設定しておくことで、そのメニューをタップしたときに自動で送るメッセージになります。

リッチメニュー作成画面

また、LINE公式アカウントでの設定ではないですがLINE messaging APIの中のReply APIを利用したものも通数には含まれないようになっています。

こちらは、ユーザーが送って来てから30秒以内に返事を自動で送る予め設定したメッセージになります。


ここまでが、無料で送れる(通数にカウントされない)メッセージになります。

では次にLINE公式アカウントで通数に含まれるメッセージ、そしてLINE公式アカウントの管理画面外でも通数に含まれるメッセージについて解説したいと思います。

有料の通数に含まれるメッセージ

有料で含まれるメッセージで、一番わかりやすいのは前述した
【一括配信メッセージ】
になります。

今いる友達に対して、いっぺんにメッセージを発信できるのでお知らせやキャンペーンなど、様々なものに利用できます。

そして配信数が多いので効果も出やすい、だからこそ有料配信の範疇になっているといえます。

フリープランであれば現在(2023年3月末)の通数で1000通まで無料、新プランでは200通まで無料と言う形になります。

新プランでは単純計算で友達数が50人なら月4回まで、100人なら2回までが一斉配信のみなら無料の範疇となります。

そう考えると少し物足りなさを感じてしまいますね。

基本的にこのメッセージ数を増やす方法は上位のプランを利用するしかないので、運用状況に合わせてコントロールしましょう。

そして、有料配信メッセージに含まれるほかのメッセージはLINE messaging APIを利用したものになります。

前述のReply API以外はほぼ対象となっています、その種類と
実際にLINEAPI開発で利用した際どんな機能で使われるものなのかを
例として挙げていきたいと思います。

LINE messaging APIの中で有料扱いになるメッセージは
・Push API
・Multicast API
・Broadcast API
・Narrowcast API

この4種になります。こちらについてはやっていることが無料で送ることができるメッセージと同様でも
APIを利用している限り1通にカウントされます。

もちろん1通目でメッセージ、2通目で画像などにして同時に送った場合には2通にカウントされます。

LINE公式アカウントの機能を拡張してくれる
セグメントやステップ配信サービスでは
こちらに該当するものが多くありますので、利用している場合は注意しましょう。

■Push API

こちらのAPIはユーザーに対して1対1、もしくはグループチャットに対しての1対多のメッセージが対象になり、それぞれ1通にカウントされます。

トークルーム、グループの場合は人数分カウントされますので注意してください。グループに向かって何通か投げてたら気付いたら100、200と通数を消費していたなんてケースもあり得ます。

具体的な利用例としては自動のリマインダーメッセージやお知らせ、チャットボット、ステップ配信メッセージなどが該当します。

■Multicast API

こちらは個人個人相手に一斉送信を行うAPIになります。
トークルームやグループなどの複数人への配信には利用できない、一括配信メッセージと言った扱いです。

公式アカウントの機能と同様に、配信元LINE公式アカウントを削除やブロックしているユーザーが対象外になります。

また、オプションで最大送信数を設定できますので残通数が少ない場合などは対象者宛てにランダムに送れるだけ送る、と言った事が可能です。

■Broadcast API

こちらも個人個人相手に一斉送信を行うAPIになります。こちらは友達になっているユーザー全てに送ることを基本としています。

送信数が不足している場合は送れなくなりますが
到達率はやや高くなるAPIなので運用によってどちらで実装するか選ぶべきでしょう。

■Narrowcast API

こちらも個人個人相手に一斉送信を行うAPIになりますが、セグメントなどの設定を行い配信相手を選べる配信方法になります。

また、リターゲティングやタグなどの属性も利用できますので詳細なセグメント配信を考えた場合にはこちらでの実相になるでしょう。

多くのLINE公式アカウント向け外部ツールでも、セグメント配信はこちらの利用になります。

複数のユーザーに効率よくメッセージ配信を行う場合にはこちらのAPIを利用したメッセージ配信がメインになってくると思います。

開発時の設定により公式アカウントの管理画面のセグメント配信よりも
細やかなセグメント配信が行えますので
効果的に使いたい場合には考慮に入れた方が良いと思います。

LINE公式アカウントの配信通数に気を付ける事

最後に、LINEメッセージ運用で通数を気にするときに気をつける点についてまとめたいと思います

基本的に公式アカウントのみで運用をしている規模の場合は
むやみに一斉メッセージ配信ばかり多用しないこと
個別で対応できる範囲であれば個別チャットメッセージを利用してみる事

そして、セグメント配信などの機能サポートを併用している場合は
今回ご紹介したAPIの利用項目を見て

気づいたらAPI利用のメッセージを使っていて有料通数が増えていないか?
公式管理画面側の機能で代替できる部分もあるのではないか?

と言ったところに気を付けて
設定を見直してみるのをお勧めいたします!

また、一斉配信や個別メッセージでも必要なものをより洗練させる目的で

独自のLINEミニアプリ開発などもおすすめできます。

特に、運用規模が広がってきた際にはぜひ検討してみてください!

それではまた!

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井口美寿々@株式会社ネッコスCEO
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