【大学生スタッフ寄稿】学生×地域×コワーキングスペースの可能性のはなし
みなさんこんにちは。
株式会社小高ワーカーズベースでコミュニティ・コワーキングマネージャーとして勤務しております、中村美鈴(みすず)です。
ご縁ありまして、#コワーキングアドベント2023の12月24日を担当させていただくことになりましたので、筆を走らせております。
これを機に、10月に行ってきた広島のことや私なりの目線でコワーキングスペースについて書いていこうと思います。
▼12/1投稿:弊社コミュニティマネージャー野口の投稿はこちら
▼コワーキングアドベントカレンダーはこちら
その前に、主は何者なのかという声が出てくると思うので250字程度でまとめます。
現役大学生ながら、2つのコワーキングスペースの管理運営に入り、コミュニティ・コワーキングマネージャーとして楽しんでいるそんな人です。
今回書きたい内容として一番大きいのは、学生という身で社会人をやり、コワーキングスペースの管理運営をしていることの意義について。
内容に入る前に、ここまでの背景を簡単にお話します。
背景
私が入社してから半年間(9月末)のお話になります。
最初に担当を持ったのが、マチ・ヒト・シゴトの結び場NARUというコワーキングスペース。同時に社会人1年目がスタートしました。
利用者が来たら受付で対応し、話しかけられたらお話しする。その裏では、このコワーキングスペースをどのように盛り上げたらいいのか、仕事を通して考えていく日々。関係者からは結果を求められる。社会人1年目としては何も出来ない毎日を通して理想と現実の乖離に苦しむ。
苦しみと言う点は今でもなのですが、最初の3ヶ月間はなれるのと同時平行で新年度のあれこれが降ってきていたのもあったかもしれません。
仕事にも慣れてきたある時、
「今の私ってコミュニティマネージャーなのでは」という風に感じるようになりました。
コミュニティマネージャーって正解がない。
その人の特性・色でスペースの特色もはっきり出るようなある種重要な立ち位置。
コワーキングスペースにおいて、ただの受付の人ではない、という自覚が一気に湧いてきたという感触です。
社内に先輩そして鏡であるコミュニティマネージャーはいて、マネは出来てもその人になることは出来ない。自分で解を生み出していくという時に、コミュニティマネージャーのこと、そしてコワーキングスペースのことをまだまだ知らなすぎるという結論に。
この結論に至っていたのは今年の9月中旬。
情報収集のためぼーっとみていたXで「コワーキングマネージャー養成講座」という情報が流れてきました。
コワーキングマネージャーって??コミュニティマネージャーとの違いは?などなど謎多き単語ではあったものの、学べるカリキュラムを見た時に「お、コワーキングスペースを網羅できる」となり自然とインプットの時間がほしいとなりました。よし、行くぞと申し込みをしてからの時間は本当にあっという間だったと思います。
ただ、もう一つ。私の中ではOWBに入社した時から思っていることがありました。
それは、
「NARUやOPVの中、そしてOWB全社での私のあり方・存在意義ってなんだろう」というもの。
OWBは南相馬市小高区という地にあり、非常にローカル性が高い土地です。
ローカルで生きる私、ローカルにあるコワーキングスペース、そこに隠されている可能性って一体何か。OPVとNARUしか見ていなかった私だったので、広島遠征を機に外の視点からNARUとOPVのハコについて見ることが出来ると思えたのも行動した一つの理由でした。そこから、ローカルで生きることの可能性も見てみたいなと。
という流れで広島に行くことになり、10月中旬。
4泊5日の日程で広島県尾道市・福山市にお邪魔してきました。
コワーキングマネージャー養成講座の受講が主ではありましたが、ご縁を紡ぎに講座の前後には福山にお邪魔し、いろんな人に会い、刺激をもらえました。
広島の話はこちらのnoteから!
小高に学生がそこまでいないからこそ、福山で学生やコミュニティ運営の神様に出会えたことや、尾道でコワーキングマネージャーの同業の方に出会えたことがかなり刺激を与えてくれた。
ここから、今回の本題。
学生という身で、コワーキングスペースの管理運営をしていることの意義について。
私が主担当となって管理している、マチ・ヒト・シゴトの結び場NARUに関しては、市街中心部にあり、駅から歩いて8分のところにあるので利便性は非常に高い。近くに高校もあるからか、高校生も多く利用している。お手頃な利用料から、出張でのスポット利用から丸一日がっつり利用まで1日に7名程度の利用はあるか、というところ。
その一方で、小高パイオニアヴィレッジに関しては、起業家の拠点となっていることから地域との接続点としての機能を持つ。コワーキングスペースではあるが、日中のコワーキングスペース利用者はそこまでいない代わりにゲストハウス要素やイベント利用要素、施設内ひな壇の特徴から見に来た、という方が多いので、利用は少なくても、認知度は高いコワーキングスペースとなっている。
この2つ、それぞれ特徴がちがうため私のいる役割も大きく変わってくる。
NARU:学生スタッフという側面が大きい傍ら、幅広い利用者を統括しているのもあり、コミュニティ・コワーキングマネージャーの要素がかなり強い。わちゃわちゃイベントを起こしたり、利用者同士のコミュニティや利用者のやりたいことを引き出したりなど、NARUという施設の活性化および地域活性化コミュニティとして、利用者が主体となっているイメージ。
ー私はそれを統括しているコミュニティマネージャー。
OPV:OPVはその場にいるひとりひとりが主役であると捉えている。
学生、OWBスタッフ、コワーキング利用者、見学者、宿泊者などなどすべての人が一人ひとりストーリーを持っており、ストーリーを共有したり応援し合い支え合ったり。時には事を起こしたり。
OPV運営スタッフは、ストーリーの共有などを施設運営からもたらしているが共演者でもある。肩書はあくまで肩書でしかないということ。
なので、OPVというコワーキングスペースにおいては学生であっても、それは学生スタッフという肩書に過ぎない。
NARUでは学生スタッフとして、幅広い年齢の利用者の方と接している。
このよくわからない複雑性が私はコワーキングスペースの管理運営において、大好きなのだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?