テーマは「クリスマス」(本棚からショートケーキvol.10)
24/12/24
FMふっかちゃん(88.5MHz)
午後2時からの生放送「ふっかGo! Go!」
第4週火曜日の放送の中でお届けする「本棚からショートケーキ」
ことわざ「棚からぼた餅」の変化系です。
本を読んで楽しい気持ちになったときに使う言葉としてコーナー名にしてみました。私が読んで面白かった本をテーマに沿ってご紹介します。リスナーの方々の本選びのきっかけになるような話題を取り上げていきたいと思います。BGMは私のオリジナル曲「Bookshelf」です ♪
今月は放送日がクリスマスイブだったので
テーマは「クリスマス」を取り上げました。
まず最初の本は
クリスマスストーリーズ 一年でいちばん奇跡が起きる日
6人の作家さんのアンソロジーです。
朝井リョウ「逆算」
あさのあつこ「きみに伝えたくて」
伊坂幸太郎「一人では無理がある」
恩田陸「柊と太陽」
白河三兎「子の心、サンタ知らず」
三浦しおん「荒野の果てに」
この中から伊坂幸太郎さんの「一人では無理がある」の
あらすじをご紹介しました。
何らかの事情でプレゼントをもらえない子どもたちに
贈り物を届ける「サンタクロース」の組織。
調査部、物品管理部、人事部、トナカイ管理部など
たくさんの人が働いています。
聞き間違いや勘違いで、予定とは違うプレゼントを手配してしまうという
ミスを何度もしている松田くん。
今年もやっぱりミスが発覚・・・。
でも、そのおかげで・・・!
2冊目はサスペンス。
メアリー・H・クラーク「追跡のクリスマスイブ」
クリスマスの夜、聖歌隊の歌を聴いていたとき
ママの財布がバッグから落ちるのに気づいた7歳のブライアン。
拾おうとしたら、それよりも早く財布を拾って去っていく人が!!
ブライアンは後を追います・・・。
次は作家とイラストレーターのコラボ絵本。
文・東野圭吾/絵・杉田比呂美
「サンタのおばさん」
文・伊坂幸太郎/絵・マヌエール・フィオール
「クリスマスを探偵と」
文・村上春樹/絵・佐々木マキ
「羊男のクリスマス」
最後はホームコメディー。
ジョン・グリシャム「スキッピング・クリスマス」
「依頼人」や「ペリカン文書」など法廷ものの作品が有名な
ジョン・グリシャムがこういうコメディーを書くなんて意外!!
大混雑するお店での買い物。馬鹿騒ぎのパーティー。
ツリーの飾りつけも、町内でみんなおそろいにしている屋根の上のスノーマンも面倒。それらを全部やめて豪華客船カリブ10日間のクルーズに出かけよう。そう決意したクランク夫妻。でも、すんなりとはいかず・・・。
先月の放送時、YouTubeのチャットで
「活字が苦手でもサクッと読める本はありますか?」
と質問を受けました。
まずはオンライン書店バリューブックスの「AI選書」に
たずねてみました。
AIが選んでくれた小説は
一穂ミチ「うたかたモザイク」
江國香織「シェニール織とか黄肉のメロンとか」
青山美智子「月の立つ林で」
「月の立つ林で」は私も大好きな一冊。
今年ブックサンタとして寄付した本の中にも入れてあります。
私からのおすすめは以下の4冊。
気軽に読めるエッセイがいいかな。
柚木麻子「とりあえずお湯わかせ」
朝井リョウ「時をかけるゆとり」「風とともにゆとりぬ」
ゆとり3部作の1と2、本当にめちゃくちゃ面白い!
古河 郁「世界のかけら図鑑」
オンエア曲もクリスマスにちなんだものを選びました。
プレゼント/ 川江美奈子
オレンジ/ BONNIE PINK(リスナーさんからのリクエスト)
クリスマスソングを何か / KIRINJI
森ノクリスマス / 大橋トリオ
メッセージテーマは
「プレゼント、何をもらったらうれしい?」でした。
メッセージを送ってくださったみなさま、ありがとうございました。
ワイヤレスイヤホン、図書カード、腕時計・・・。
みなさんのところにサンタさんは来ましたか?
FMふっかちゃんは88.5MHz
リスラジアプリで全国どこからでもお聴きいただけます。
Youtube配信も行っています。
アーカイブもあります。
次回の「本棚からショートケーキ」は
第4火曜日、1月28日の午後2時からです。