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Meta Quest3について【初投稿】

はじめに

 初めまして、ミストです。これから継続的に投稿していければと思います。初投稿は先日発表されたデバイスの情報と映像から見えてくる機能についての考察をしていきます。

Meta Quest3とは?

 Meta Quest3とは、Meta社が6月2日に発表した、次世代VR・MRヘッドセットで、2023年秋発売予定です。性能詳細は9月27日に開催予定のMeta Connectで発表予定です。

以下のような性能・機能が発表されました。

  • Meta Quest2比で40%薄型化

  • 次世代Snapdragonチップの搭載でGPU性能がMeta Quest2比で2倍

  • カラーパススルーに対応

  • Meta社HMD(ヘッドマウントディスプレイ)初の深度センサー搭載

  • Meta Quest Proと同じパンケーキレンズ

  • リングのない新型コントローラー

  • ダイヤル式による、直感的なIPD(瞳孔間距離)調整機能

Touch Plusコントローラー (Quest3で採用)

詳細なディスプレイのスペックや本体重量などは発表されませんでした。
9月27日のMeta Connectで発表される予定です。



Quest2との比較

 現行モデルであり、世界で最も普及しているVRデバイスであるMeta Quest2との最も大きな違いはMR機能にあります。本体搭載のカメラスペックの向上とRGBカラーカメラ・深度センサー搭載により、Meta Quest2比で10倍以上の画素数のパススルーが可能になりました。

Meta Quest2
このデバイスではモノクロのパススルーしかできなかった


Meta Quest3
RGBカメラ・深度センサー搭載により高品質なカラーパススルーが可能に

他にも、以下の様な違いがあります。
                        ※6月2日発表時点

Meta Quest2

  • フレネルレンズ

  • ヘッドバンド頭頂部の支えが1本

  • 3.5mmイヤホンジャック搭載

  • IPD(瞳孔間距離)調整が3段階のみ

  • 販売価格47,300円~


Meta Quest3

  • パンケーキレンズ

  • ヘッドバンド頭頂部の支えが2本

  • 3.5mmイヤホンジャック非搭載? ※発表映像で確認できず

  • ダイヤル式による細かいIPD(瞳孔間距離)調整が可能

  • 販売価格74,800円~

発表された資料・映像から考えられる事(考察)

 例年の時期とは異なり、異例ともいえるこのタイミングでのデバイス発表は、6月6日にApple社が発表すると噂されているHMD(ヘッドマウントディスプレイ)よりも先に発表する事が目的だったのではと思います。
 Meta Quest2との比較でもある通り、順当に性能進化していると思います。現在のVRヘッドセットの殆どはゲーム利用が多いですが、カラーパススルーによるMR機能が搭載される事で、ゲーム以外の利用の幅が増えていくと思います。
 コントローラーも進化していますが、Quest2よりもハンドトラッキング精度が向上しているので、本体だけを持ち歩いてImmersedの仮想モニターを複数枚表示して利用する様な使い方をする人が多くなると思います。
 懸念点としては、本体が薄くなりカメラ性能が向上した為、バッテリー駆動時間がどうなっているのかが気になります。

まとめ:結局買いなのか?

 Meta Quest2の順当進化しているMeta Quest3は今年秋発売予定です。性能や機能が向上している代わりに、価格も約5万円弱から約7万5千円になります。
 結論から言いますと、秋まで待てる方はMeta Quest3を買うことをお勧めします。また、ゲーム以外の利用方法も試してみたい方にもQuest3をお勧めします。
 しかし、VRChatを始めてみたい人や試しにVRを使ってみたい方にはQuest2がお勧めです。Quest2はQuest3発売後も並行して販売される予定で、今後のアップデートで性能向上もアナウンスされています。
 これを機にVRを生活に取り込んでみるのもありではないでしょうか?


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