【週末暇?】え?アレにソレを入れるんですか?!絶品みかん鍋!
いやぁ、暖冬だと言われてたが年の瀬も近づきすっかり寒くなりましたな。
寒い冬の定番といえば・・・甘酸っぱいミカン!いいですねぇ・・・体の芯から温まるアツアツの鍋もいいですねぇ・・・
ということで冬の定番を同時プレイ!みかん鍋だ!・・・
いや、言わんとする事はわかる。「カレーライスにトンカツのせたら最強じゃね?ぐらいの軽い気持ちで鍋にミカンぶっ込む気か?」という事だろう?
その通りだ!鍋にミカンがINだ!
そんな鍋が山口県東部の瀬戸内海に位置する島、周防大島にあるそうな。
ここは温暖少雨な瀬戸内式気候であり、みかんの産地である。山口県内の8割を占める生産量である。そして島なので海の幸も豊富である。
農業・漁業の他に、みかん狩りや釣りなどのレジャー観光が盛んである。
観光という点では陸奥記念館もある。周防大島から厳島を望む内海で戦艦陸奥が沈んだのだ。
ちなみに地図上での島自体の名称は屋代島だが、この島自体がひとつの町であり町名は周防大島町という。なので地図上には「周防大島」という島はないし、住所は「山口県大島郡周防大島町」であり屋代島という住所はない。
地図上・・・屋代島 住所・・・周防大島 ややこしいね。
しかし島といえども橋でつながっているので交通に不便はない。
が、じつは2018年10月にドイツの船会社の貨物船が橋桁に衝突し、長期にわたる橋の交通規制や40日にも及ぶ断水が続き、みかん狩りなどの観光に大打撃を受けた。交通規制が解除されたのは今年の7月だそうな。
ライフラインが橋ひとつで繋がっているという点ではやはり「島」であるなぁ・・・
さて、島に渡り海岸沿いの道路を時計回りに。黒島や浮島の向こうには広島県の江田島が見える。
海岸線に沿って走る眺めのよい道路
廃屋にデカデカと今回のお店「お侍茶屋」の看板が見えてきたぞ!もうすぐでござる!
侍っつーか武士だよなコレ・・・まぁ候う(さぶらう)者という意味では語源は同じだが。
着いたでござる!お侍茶屋でござる!
・・・ちょっと敷居が高そうでござるな・・・大丈夫でござるか?
・・・お庭でござる。拙者のような草侍がこのようなお屋敷に・・・ほんとに大丈夫でござるか?
さりとてここまで来て退くわけには・・・いや、それとなく置かれたこの如雨露や掃除道具!そこに垣間見るフランクさ・・・これは庶民が入っても大丈夫でござる!(意味不明な確信)
特産品やオリジナルの調味料のあおさ醤油や蜜柑胡椒など・・・
土産の民芸品など・・・
お座敷やテーブル席の他にお一人様でも安心なモダンなカウンター席もある。
で、さっそくコレを注文。
みかん鍋の他にも海鮮の定食、うどんや丼物、カレーなどもある。お侍カレーも正直気になるところではあるが、今回はみかん鍋御膳と洒落込もう。
営業中ではあるが5時前ぐらいという晩飯にゃちょっと早い時間だったので客は拙者しかいなかった。ので、ちょっとお時間かかりますよ~との事で、待つことおよそ20分・・・
参られた!みかん鍋御膳にてござる!刺身や天ぷらもあり、味・ボリュームともに天晴でござる!
地魚の刺身盛り合わせも程よく寝かせた食べ頃で美味い。天ぷらもサクサクほっこりである。
そしてメインのみかん鍋だが、割と不安しかない組み合わせかと思いきや・・・美味い!蜜柑胡椒と出汁がサッパリで魚介や野菜メインの鍋には思いのほか合うぞ!
まぁよく考えてみりゃポン酢も柑橘類だもんなぁ、しかしポン酢よりはまろやかというか酸味控えめで出汁の味が活きるというか・・・
そして煮えた白菜や豆腐にこの蜜柑胡椒リキッドを少々振ると程よい辛味と爽やかな香味が増して箸が止まらぬこと請け合い。
そしてこの「鍋奉行御用達」の焼印のみかんは皮を軽く焼いてあるらしく、煮ると皮ごと食べられるとの事。
〆はご飯と卵を入れて雑炊に・・・あおさ醤油を回し入れ蜜柑胡椒リキッドを振る・・・
なんだコレ?!美味いぞ!熱々に煮えたみかんとご飯!なんだコレ今まで食った事ないけどナニコレ美味い!皮のほろ苦味に甘い酸味に卵のまろやかさに鍋に溶け出した具材のうまみ、蜜柑胡椒の爽やかな香り・・・美味すぎてウマになるかと思ったが大蛇丸じゃなかったし一番のやつもないので安易に流行りに乗るのもどうかと思うが・・・何と言うか、いや、何にも例えようのないウマさである。そりゃそうだ、煮えたみかんなんて食った事ないもん。
しかし、予想を超えるというか予想外だったというか、斬新な美味しさだった。これは周防大島を訪れる機会があれば是非味わってほしい。
ということで・・・はい、エドテン。・・・まぁ安易に流行りに乗るのも・・・
お侍茶屋 大島本店 http://www.chidori-group.co.jp/osamurai/
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