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【週末暇?】ヤバ系?耶馬溪!穴の開いた岩山「古羅漢」
どうも、自他ともに認める断崖絶壁マニアのミスターXです。まぁ名乗った事もないし他人に認められたこともないが・・・
しかし断崖絶壁という地形には何か惹かれるものがあるのは事実。
だが断崖絶壁というのはなかなか間近で堪能できるものではない。安全面から立ち入り禁止だったりものすごい秘境だったり本格的な装備が必要だったり・・・
それが古羅漢(ふるらかん)ときたらどうだ!比較的安全に行ける断崖絶壁な上に岩山に穴が開いている珍妙な地形、しかもその穴に建物があるというワクワク感である!
これがその古羅漢全景だ。南西側から見たところ
そしてこれが南東側からの眺め。ここ耶馬溪(やばけい)一帯ではこういった断崖絶壁の山が多く見られる。
上空から見るとこんな感じである。赤い線が断崖絶壁、水色の線が古羅漢探勝道である。
今回は北側(画像の上の方)からのルートで登り、山頂の各名勝と絶景を堪能して南側へ下るルートで行ってみる。
ちなみにこれが山頂付近の名勝各部の位置だ。
ここが北側ルートの入り口である
序盤から山道の階段が続く
北側ルートはあまり整備されていない言わばハードモードである
急斜面を登るハードモードなので距離的には短い(でもキツイ)距離で天人橋の下に到着(下の画像の左側の穴)
そう、ここ古羅漢は自然にできた橋のような構造で、岩山に穴が開いているのだ!
天人橋下から見る南側の田園風景
そしてここからが本番だぜぇ!北壁の落ちたら死ぬゾーン(割とガチ)
自撮り棒で崖下を撮ってみたが・・・よくわからんな、まぁけっこうな高さなんだ
景色はいいんだがね、けっこうな高さなんだ
これがいちばんヤバさが伝わると思う。
この先がいちばん狭い&高いであろう箇所
実を言うと、ココの数メートルは通ってないのだ、さすがに恐怖を禁じ得なかった・・・
いやホント数十センチしかないんだって!
自撮り棒大活躍
ちなみにこのいちばん狭いところはこの岩塊の反対側である。画像右側の岩の向こうからこの岩をぐるっと回って左下につながってるだけなのだ・・・しかし!この数メートルが断念せざるを得ないぐらい怖かった!双方から行けるところまで行って撮った写真がアレなのだ。
しかしこんな断崖絶壁の岩山のいたるところに仏像や地蔵があるのだ・・・
ここはかつて修験道の修行の場だったそうな。
狭いところや急な鎖場などがけっこうある。
そしてこの岩の上に国東塔(くにさきとう)がある。
ここが古羅漢山頂の国東塔だ!絶景である!
断崖絶壁に五輪塔が並んでいる・・・どうやって運んだのか・・・
ちなみにさっきビビッて断念したところはこの五輪塔群の真上・・・
ココだ!こんなん落ちたらアレですやん?そんなところにこんな軽装備でアレですやん?
とはいえ、けっこう年配の方でも軽登山やハイキングぐらいの装備で通っている。
しかしまぁ誰でも来れるとはいえ「よし行くぞ」って気概がなきゃこんな所まで登ってこないだろうからな・・・ハーネスを付けろだとか安全対策が~とか野暮な事をいう気は更々ない。そういう所だって重々承知の上で登って来てるだろうからな。
断崖絶壁の五輪塔群
あぁ・・・欠けていらっしゃる・・・
さて、ぐるりと断崖をまわって南側へ・・・
南側も断崖絶壁だオラァ!
言うまでもなく落ちたら死ぞ!
このハシゴをおりるのがけっこう怖かった。落ちたら(以下略
ここが古羅漢いちばんの絶景であろう、天人橋(上部の橋のような構造)とその下の堂宇、南北朝時代に彫られたとされる観音菩薩などが並ぶ。ちなみに左側の階段を上ったところが北側から登ってきたときのルートである
自然にできた地形とはいえ、さすがに何か神仏のすごさみたいなものを感じる・・・
しかしこの堂宇もよくこんなところに建てたなぁ・・・
と思っていたら・・・ここは大正時代に日本画家の“しょう月庵雲せん”(漢字が出てこない)が建てたものだそうな。
おおきな窪みに作られた草庵「雲せん窟」
あとは南側ルートを下るだけである。その途中で見つけたんだが・・・この手すりの先のトラロープが張られた道(道?)これが天人橋の上に行く隠しルートなのか?
仮にそうだとしても整備されてないということはお察しである。すぐに数十メートルはあろうかという断崖絶壁・・・ハードモードどころではない高難易度なのであろう。
文字通り「天の人の橋」たる所以であろう、地上の俗人である我々にはまだ行くべきところではないのであろう。
ここらへんまで降りてくるともう長閑なもんである。
そして南側駐車場に到着
トンネルを通って車を停めてる駐車場へ・・・そう、古羅漢は東側の麓にも穴が開いているのだ!まぁこのトンネルがなきゃ山を迂回することになるからなぁ・・・
そんな訳で、断崖絶壁と絶景を存分に堪能できる古羅漢探勝道だった。
軽装備で行けるが、靴はアウトドアに適したブーツなどを履いていった方がいいぞ!あと服装やバッグもな・・・まぁ南側ルートから天人橋下の堂宇までは普通の服装で安全に行けるけどな、それより先は本格的な装備まではいらないが、軽登山ぐらいの装備を整えてから行くことをお勧めする。
無駄に敷居を高くする気はないが、某動画サイトで配信者が富士山で滑落したのも記憶に新しいところだし、ここも下手すりゃ充分に死ねる高さだしな、気をつけるに越した事はないだろう。
中津耶馬溪観光協会