【歌詞】#7 空白エンドロール【制作秘話】
作詞・作曲:ミスミトウリ
冷えた風を感じている
三度目の冬が来てる
何度巡れば報われる?
こんな近くにいるのに
いつまでも変わらずに
「当たり前」と微笑んで
柔らかな言葉かけては
特別になろうとした
焦がれてみても無駄なこの感情には
名前なんてない つけられやしないから
壊れる前にせめて幕を下ろそう
空白だけのエンドロール
幸でも不幸でもない、結末
今が何時かわからないほど
まだ求めてる心は
何度傷つけば許される?
君を想う代償に
どこまでの覚悟でも
振り向かない瞳なら
傍に居てもこの姿は
映らないと知ってる
壊れるほどに溺れてる現実だとして
誰も見ていない 気づくことはないから
壊れる前にそっと置いてゆきたい
透明に打たれたピリオド
一つの名前も並ばない
いつまでも変われずに
追いかけた君の手を
掴もうとして空を切る
物語(ドラマ)になろうとした
焦がれてみても無駄なこの感情には
未来なんてない 伝わりはしないから
壊れる前にせめて幕を下ろそう
空白の中、
焦がれるほどに無駄なこの衝動には
名前なんてない つけられやしないから
壊れるほどに全て捧げたとして
愛にも恋にもなれないけれど
流れる空白エンドロール
幸でも不幸でもない、結末
綺麗な思い出だけ残ればいい
「エンドロール」という言葉を使った曲を書きたいと思っていたところに、コロナ禍の推し活に疲れ、やるせない気持ちを絡めて作った曲です。どんなに必死に会いに行っても距離を感じるステージや交流会、そしてコロナ禍で減っていく仲間たち。推しを支えないと!!という気持ちが強くなりつつ、一方でどんなに応援してても無意味だ…。と感じて、過去一暗い曲に仕上がりました。