水星逆行の深い意味

2022年5月22日 11:19

１年に約３回、わりと頻繁に逆行する水星。
占星術に興味がない人でも「水星逆行だけは聞いたことある！」というように比較的ポピュラー（？）な天体現象なのだと思います。

「逆行」とは、占星学で通常用いられるジオセントリック（地球中心）視点にのみ適用される概念。

実際に天体が逆方向に進んでいるのでなく、地球から見たときにそう見える「見かけ上の動き」です。

（惑星という言葉自体、地球からは進んだり戻ったりして「惑う」に見えることから出来た言葉でしたね。）

電車や車に乗って走っているとき、同じく走っている対象を追い抜かすときに、その対象がゆっくり下がっていくように見えるときの、あの現象です。

自分が進んでいないのではないかと錯覚を起こしたり
近い速度で追い抜かす向こうの車内に目がいったりしますよね。

（それは停滞を感じたり、または気づかなかったことに気づくタイミングということ。）

でも上空からその全体を見た場合には、どちらも各々のペースで同じ進行方向に進んでいるだけ、というのが逆行のしくみ。

実際に追い抜いたり追い抜かれるとき＝対象に一番近づいたときには、摩擦のような空気圧を感じますよね。
特に水星と地球は軌道が近くエネルギーとしても顕著に表れるため、水星逆行は個人レベルで体感しやすいのです。

ジオセントリック（地球中心）視点では、太陽と水星が一番近づくとき。

ヘリオセントリック（太陽中心）視点からすると、地球と水星が一番近づくとき。

地球は大地（物質・人間界）を
太陽は天（精神・宇宙）を表します。
現代は太陽の周りを地球が回っている「地動説」が常識ですが、
従来の占星術では私たちの肉体がある地球を軸にした「天動説」です。

ジオは、自分を中心に置いた視点ですので、自我を強め、個人的な意識を活性化します。

ヘリオは、全体の中の自分という視点ですので、自我を弱め、宇宙的な意識を活性化します。

ジオは現実的で個人的な捉え方、
ヘリオより大きな視点で捉えるため、魂的な捉え方となります。

どちらの視点も大事で、宇宙の中に生きている私たちはひとりひとり固有の宇宙を持っている、という真理をここからも知ることができます。

水星は個人天体と呼ばれ、自分で意識して扱うことができる天体ですが、水星逆行中は、水星が地球に近づく＝水星の影響がいつもよりパワフルに作用するが故に、扱いづらいのかもしれません。

頭や思考でのコントロールが強ければ強いほど（ジオに偏りすぎていると）それを手放すことを学ぶタイミングかもしれません。

上手くいかないことは、その源には利己主義があるのかもしれません。

なかなか進まないことはそれは全体性の中で必要だから。

表面的にネガティブなことは、あなたが魂と繋がるための大切なお知らせ。

例えば、遅延していつもと違う遠回りなルートを使ったらバッタリ人と再会した。

パソコンが壊れて修理に出して仕事にならなかったけど、それがリフレッシュになった。

などなど、一見個人的には上手くいってないことも、大きな全体性の中では上手くいってることだったりする。

水星はこう言う。「それ、上手くいってない風なだけだよ。」

魂の求める方向へと、水星はナビゲートしてくれているのだから。

ヘリオ視点に立つと、水星逆行の深い意味が観えてきますね！

メッセンジャー水星からのギフトを受け取っていきましょう！

ちなみに水星逆行生まれの人は、自分の中で強調された水星エネルギーをガンガンに発揮できるときかもしれませんね。

ヘリオ視点で意識を拡大するオススメ動画です。

ユリコスペイシー

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