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ハワイ島旅行記2018〜星屑は渓谷をまたぐ〜10


レストランで食事を終えたら、キラウエア国立公園へ行きます。
ここでは、溶岩が固まったデコボコの岩の上を散策します。


どうでしょう。写真のせいか、遠近感が分かりずらいのですが
結構高い位置にいるんですよ。歩いたらすぐ海だー、と思えるでしょ?
でもめちゃ遠いんですよ。

写真をすごーくすごーく拡大すると、
ほらここに、車が小さく↓


あと、母も一緒なんですが、ちょっとした岩場で記念撮影。


このポーズ。決して「ワァオ!」
ってやってる訳じゃなくて、足場不安定&風が強くって、こうしないとバランスが保てないんですよ、笑
山側からも海側からも風が吹いてて、もう強めめのドライヤーみたいに風が激しい!
あと、海や砂浜に時頼見える黒い箇所。


これ、島とか砂の色が違うとかじゃなくて雲の影です。
雲の影!こんなの名古屋に住んでるとまずお目にかかれないですよ!
だだっ広い敷地がないとこんなに沢山の雲の影は見れないですね。
なんだか、視界が広々としてて定番ですけど
「あー、世界は広いなぁ」
と思いました。

さて、この溶岩の塊ですが公園内にありますキラウエア火山が1983年に噴火した溶岩が継続的に流れ込み固まったものだそうです。(詳しくはこちら
といってもキラウエア火山自体、まだ活火山なので今でも火口は監視されています。昔から割とドッカンドッカン噴火している山です。火山の女神『ペレ』(サッカーの神じゃないですよ、笑)として敬われているそうです。

1983年の噴火といえば、迫り来る溶岩から家を守ろうと、一生懸命放水している人の映像が有名かもしれませんね。
しかし、もともとハワイ先住民には土地を所有・売買するという概念が無く、噴火や溶岩で家を失っても「あーあ、女神ペレだもんなぁ。無くなっちゃったし、しゃーねーよなー」みたいな感覚で、全ては自然に帰るという自然崇拝を持っているそうです。
なので後からやってきたアメリカ白人の「所有・利益追従」の感覚ははなっから『なんでそんなことするの?』みたいな感じだとか。
ネイティブアメリカンの感覚と同じですね。そういう思想、土着宗教だと白人資本主義の餌食になりやすいのですね…歴史は複雑です。(歴史好きあるある、歴史を学ぶと白人国家が嫌いになる(いや、ヨーロッパ好きなんですけどね、笑))

アメリカといえばPixivに上げた短編漫画(こちら)にも描いたんですけど、
ヨーロッパが「魔女狩りなんて野蛮よねー」みたいな雰囲気になったのに
最後の最後まで魔女狩りやってたところですから
彼らは新しいんだか、古くさいんだか、どっちにしろ両極端な国ですね、笑

話を戻しまして、そんな溶岩ですがこんな土地でも育つ植物がちゃんとあるんですね。
こちら


この植物の根が細かく貼ると、溶岩が砕けて砂に変わるそうです。
そうこれが『黒砂海岸』に変わるわけです。
自然のチカラってすごい!

デコボコの溶岩と、広い海岸線をたっぷり見たら
溶岩が通り抜け、冷えて固まった溶岩トンネルを見に行きます。

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