2022冬/北海道14〜流氷の上とシニアYouTuber
一通り水圧を感じ、海に落ちた時のレクチャーを聞いたら海から上がります。
この時の自分の身体の重さと言ったら笑。
ドライスーツも元のブカブカに戻り、氷の上に這い上がるさまは大変不恰好でした笑。
レクチャーを受けたら安全を考慮した上で自由時間です。
バラバラに浮かんでいる流氷ですが初心者は大きいのを選んで着実に進んでいくのがマスト。
面積が大きいほど人が乗っても大丈夫ですが油断は禁物です。
重量オーバーするとみるみると沈んでいきます。
一見大きく見えても思ったより薄い氷もあります。
流氷と流氷の間には小川のように海の水が横たわっていますが、陸地と違って流氷はじっとなんかしてくれません。
一人が向かいの氷に飛ぶと、勢いで今まで乗っていた氷が後ろに蹴り出されます。
向かいとの氷の距離が開く一方なので続く人はもっと大きく飛ばなければなりません。
試される運動能力!
序盤は大きめの氷に乗って、みんなで中心部に集まり海に落ちないようにしていました。
だんだん慣れて来るとみんな身の動かし方が分かってきたのか、流氷の上を走って、飛び越え自由時間を楽しみ始めました。
そしてやはり今時ですね。
ツアー参加者の中に、60代くらいのシニアYouTuberの方いまして、お連れの方とずーっと動画を撮っておられました。
女性二人組なのですが、韓流ファンなのか途中で韓国語も交えながら動画撮影です。
あ〜今時だなぁ、と思っているとそのYouTuberさんが流氷を飛び越え損ねて海に豪快に落ちてしまいました。
キャァあー!ヤダァ!えぇ!?
と大きな声をあげて、見るからにパニック状態です。
ガイドさんも私たちも慌てて向かいます。
助けようとするガイドさんを無視して連れの方に、甲高い声で「ねぇ、動画撮ってる?ねぇ撮ってないの?」と動画の撮影の有無を気にしてました。
なんとか引き上げましたが、助けられてもなお連れの方に
「ねぇ〜なんで動画撮ってないのぉ?今の面白かったじゃぁ〜ん」と助けてくれたガイドさんにお礼を言うわけでもなく、相変わらずYouTubeにあげる動画のことを気にしていました。
YouTubeの動画って見てる分には面白いけど、撮影の様子は本当に不自然なんだなぁ。
こんなシニアにはなりたくないぁと、思いました。
それはそうとして、流氷ウォーク自体は大変楽しく冬の北海道らしさをとても満喫できるものでした。私も動くに慣れてきたのでピョンピョン、流氷を渡っていたのですが、運動センスは皆無なのですぐに流氷の大きさを見誤って何度も海にずぶずぶ沈んでは、這い上がりを繰り返していました笑
次来たときはもっと上手く渡れるはず!
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