![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72207556/rectangle_large_type_2_15b132070358f0e07a805a06b3b13190.png?width=1200)
2019年スリランカ旅行〜岩壁の女神は混沌の光〜9
シーギリヤロックといえば言わずと知れた
東洋のモナリザこと『シーギリヤ・レディ』を実際に見ることができます。
『シーギリヤ・レディ』とは岩壁に描かれた
美女たちのことで、神秘的で美しい絵なのです。
岩壁に張り出した螺旋階段を上って登ったさきに
美女たちが待っています。
もちろんバッチリ写真を収めて…きましたよ、と言いたところなのですが
この『シーギリヤ・レディ』は撮影禁止!
岩山の中腹あたりに渡り廊下のようなところがあるのですが
ここに『シーギリヤ・レディ』が描かれています。
一方通行の回廊みたいになっていて、人の流れに乗って見て回りました。
撮影禁止ですから、撮影機器はカバンにしまっておきました。
にも関わらず、欧米白人系の人が撮影するものですから、
警備員さんがその度に声を上げて注意してました。
(東アジア系の観光客も多かったんですけど、やっぱり欧米白人系のマナーが問題になってますね…)
欧米白人系の対外国人感覚についてわかりやすく書いてあるのが
(個人の趣味ですが)古い本ですが中島義道先生の「ウィーン愛憎」でしょうか。
面白くて読みやすかった思います。
シーギリヤレディたちはスリランカの人たちらしく
大きな目とタワワな豊満バストが綺麗に描かれていましたね。
大きなお胸は万国で繁栄と豊穣の意味合いも兼ねているので
おっぱいは偉大だ。
古来より女性の豊満な身体付きは信仰の対象になっていましたから
こういった昔の痕跡を見ると『シンプルな女性性に対する賛美』を
見て取れる気がします。
ちなみにどこかのweb動画で見たのですが
男性は魅力的な女性に対して性的な欲求(萌える<ヤリたい<信仰、まで範囲は広いが)を感じると
「このオレを性的に興奮させるこの女は俺より立場が上なのか?」
と錯覚するそうです。
なるほど、それで男性は美女の言うことを聞いてしまうわけですね…なんて単純(笑
シーギリヤ・レディたちに別れを告げて
さらなる高み(宮殿跡地)を目指します。
弟からの復讐を恐れた王様が暮らしたと言う
岩山の頂上の宮殿。
そしてこれが入り口です
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72207767/picture_pc_fbc2e91a31fc8c2cf2e13358705856ef.png?width=1200)
獅子の足に削られた岩です。
昔は獅子の頭もあって、それはそれは威厳がある姿だったそうで。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72207802/picture_pc_516d280452f1d45d20cf76ee50d4e7c0.png?width=1200)
この急勾配の階段がラストハードルです。
前述しましたが、シーギリヤロックにはエレベーターもエスカレーターも無いので
自力で上がっていくしかありません。
なので体力のない人は断然辛い、ただの苦行です。
しかしそんな人たちの為に
とある人物たちが目を光らせています。
登るお手伝いをする人(有料)
彼らは体力がありそうな若者たちです。
客は荷物を持ち、歩くのになれていなそうな
おじさま・おばさまたち。
ヘロヘロ、汗だくになっている人たちの
手を取り、脇を抱えて登る手伝いをしています。
荷物も持ってくれるので多少は楽になるでしょう。
(それでも自力で歩かなきゃならないのは同じですけど)
私も白目剥きながら背中を押されて登っていく
人たちを何人も見ました(笑
登頂のお手伝いをしてくれる人たちは
有料なのでちゃんとお金を渡してあげましょう。
決してボランティアではありませんので(笑