ハワイ島旅行記2018〜星屑は渓谷をまたぐ〜12
たんまり試食してお土産も買ったら、とうとうこの日のラスト、
サンセット鑑賞と星空観測へ向かいます!
まだ、時間が夕方前ですが私たちが向かうのは4,000mを超える山の頂上。
行く前に、ある程度の高さで高度順応しなければなりません。そこで早めの晩御飯です。
向かう山はマウナケア山。マウナケアの山頂へ行くには基本的にツアー会社と、山頂の宇宙観測のスタッフしか行けないようになっています。
※個人で勝手にいくのは禁止なので、レンターを借りてもダメですよ!ちゃんと許可されたツアー会社に頼みましょう!
まずは山腹の『オニヅカ・ビジター・センター』標高約2,800mで1時間ほど高地順応&晩御飯。
え?ハワイなのに『オニヅカ』っていう日本人名?と思った方もいる思いますので
簡単な説明を。
このオニヅカさんは、日系ハワイ人(日系アメリカ人)で初の宇宙飛行士になった『オニヅカ大佐』です。オニヅカ大佐…名前からして勝てる気がしませんね、笑
その人の偉業をたたえてビジターセンターの名前にしたそうです。
このビジターセンターで晩御飯の支給されてお弁当を食べていると、この子が
調べてもよく分からなかったです。でも随分と人に慣れてますね。
全然、怖がらずに近寄ってきました。むやみに人間の食べ物を与えるのはよくない、って聞くので食べ物だけは死守してました…けど、ほかのツアーの日本人のおじさんが普通にご飯粒与えてて、おいおいおいおい…って思いましたorz
日本人的観念&新道家系で宗教的に自然崇拝傾向がありまして、やっぱり自然ツアー系は自然の中に『お邪魔する』っていう感覚で行くんですよね。そうなると、あんまり動植物には基本触れたくない(触れるのが畏れ多い)…あ、でも神木や岩はガンガン触ります、笑
そしてこの山腹には変わった植物
シルバーソード(銀剣草)。名前の通り、銀の剣のようですよね。
この植物、産毛のような細い毛が生えていてこれがキラキラとして綺麗ですよね。でもこの植物も人が触るとあっというまに枯れてしまいます。
これも触ってはいけない植物です!興味があっても触ったらダメですよ!
ルールとマナーを守らない人たちが興味本位で触って、あちこちで枯れているそうです。
ハワイ島に限らず、自然ツアーはルールとマナーと(個人的には)自然に対するリスペクトをもっても参加してほしいものです。
こんな事熱心に書くと、変なスピリチュアル信者に思われちゃうかな(笑
☆コラム☆
ちょっと自然に対する世界の東と西での感覚の違いを大雑把に
主にアジア、東南アジアなどでは自然の恩恵にあずかることが多く
「色々と災害もあるけど、食べ物はたくさんあるし、穏やかだし、(自然等に宿る)神様って偉大だなー」
って感じて
寒冷地&砂漠が多く、食べ物が育ちにくい傾向の西洋&中東(地中海気候はまた違うのかもしれない)
「食べ物ないし、暑いor寒いし、なんで(こんな困難を与える)神様ってドSなの?」
って感覚らしいです(だからこそ、哲学と産業革命が発達したとかしないとか)
よって
欧米「自然は克服すべき障害の一つ」
アジア「自然は自分たちの隣人、色々あるけどそれなりにやっていこう」
という感じだそうです。
細かいとこまで書いたらキリがないので、あくまで大雑把に。です。
高度が上がると、もう雲ははるか下にあります。
まるで雲海ですね。
気温も当然、下がる一方なので(確か10℃くらいだったはず)
海辺ではカーディガン+半袖だった私も
ウルトラライトダウン&ダウンコートを腰にまくスタイルで居ました。
よかった。パンパンに見えるのも着込んでる&気圧で膨らんでいるから、
という言い訳が立ちますね、笑
高地順応がすんだら、ガタガタのオフロードを頂上まで駆け登ります。