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ちょうちょうすぎり🎵
私は子供の頃、兄がいたせいか虫が好きだった。
まだ就学前、4歳か5歳頃、よく1人で庭の石をどけては虫を探していた。
でも、住宅地には近くに山などなく、見つかるのは、アリ、ミミズ、クモ、蝶、トンボくらいだった。
小さい頃の私は、捕まえたい一心でアリをつまむのだが、小さい指で力加減が難しかったのか、だいたい潰してしまっていた、、、。
そして、後で思い返すとかなり残酷な虫遊びをしていた。
まず、ミミズはどれだけバラバラにしても生きていられるのか?とスコップでバラバラ事件にしていた、、、。
次にかわいそうな事をしていたのは、ワラジ虫だ。ワラジ虫はダンゴ虫に似ているが、もう少し薄いネズミ色でつついても丸まらない。
そのワラジ虫を裏返しては、卵をもっているのを見つけ、爪楊枝でつつくのだ。
そうすると、中から赤ちゃんワラジ虫がいっぱい出てきて、私はそれを見てかわいい!と思っていた。
母ワラジ虫にとっては迷惑な話だ、、、。
そして最後に、自分でも酷いことしてたなぁ。と思うのは、ちょうちょに対してだ。
40年以上前の日本ハムのコマーシャルで「ちょうちょ薄切り🎵」という歌に乗って、ちょうちょを模したハムが飛んでいるというものがあった。
幼い私は、何を勘違いしたのか、飛んでいるちょうちょを見かけては、スコップを振りかざし「ちょうちょ〜う〜すぎり〜🎵」とちょうちょを薄切りにしようと追いかけていた、、、。
恐ろしいことをしていた事に、いつ気づいたのかは覚えていないが、その過去の記憶からか、いつからか一番苦手な虫はちょうちょになってしまった。
ゴキブリよりゲジゲジよりも、ちょうちょが近づくと飛んで逃げる私。
本当にちょうちょさん、ごめんなさい。
どうか私に向かって飛んでこないでください、、、。