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松江・出雲2023② - 華のおんなソロ旅

 華のおんなソロ旅シリーズです。このたび考えて、タイトル表記から「その1」などの連番を抜きました。なんだか自分でも混乱しそうになってきたので(笑)。なお、今回のタイトルは「2023年に松江・出雲に旅行した記録の第二弾」ということですので念のため。

 さて、松江・出雲の旅3日目は、玉造温泉から出雲大社へ。なにせ超ど級の観光名所。いろいろな行き方があるが、シンプルに出雲市駅にJR特急で行って、駅前から地元の一畑バスで出雲大社に向かうことにした。出雲市駅前は、すっきりと近代的で、(失礼ながら)とても山陰の駅とは思えない。国宝レベルの名跡の所在地である。海外の客も多いし、国費も投入しての大整備なのだろう。駅前で直行バスを待っていると、休日ということもあって人がワンサカと。25分間立っているのはいささかつらいから、席に座れて体力温存できてよかった。良縁を求めていくのか、若い女性の二人連れが多く微笑ましかった。
 
 バスを降りるとすぐに、大社の正門(二の鳥居)がある。ここから松の参道を下っていく。天気がよくてそぞろ歩きが気持ちよい。大国主大神の巨大な像(ムスビの御神像)が向かって右手に現れると拝殿などの境内はすぐそこ。つい、境内まで走りたくなるが、境内の入口の銅の鳥居は、毛利藩の主が寄進したもので銅製鳥居では最古級。よく見ると「毛利」の銘が刻まれていた。歴女としてはつい、嬉しくなってしまう。
 こんなことはガイド本などをよく読まないとわからないことなのだが、私は事前に予習をしてもなぜかほとんど頭に残らないので、荷物になるが本を持参して、現地で休み処などに座っていちいち確かめながら廻る。今回も時間をたっぷりとって、境内のすべてのスポットを確認することができた。もう来ないかもしれないので、大満足。そうそう、出雲大社といえばあの巨大な大注連縄(しめなわ)だが、境内に入ってすぐの拝殿のものがまず目に入るので「あら、意外と小さいのね」などと早トチリするが、巨大な注連縄は、神楽殿の方である。時間がなかったら勘違いして観ないでいたかも。この注連縄の下に入って切り口を見上げて写真を撮ったつもりだったが、なぜか写らなかった。不敬だったのかしらん(笑)。ちなみに、縄の断面は、つまようじのパックを上から見たような感じでした。これまた不敬  ?  (笑)

ムスビの御神像
境内にはウサギがたくさん
賑わう正門前
銅の鳥居 触ると金運アップだそうだが皆さん通り過ぎる
神楽殿の大注連縄

 その後向かったのが、島根県立古代出雲歴史博物館。「出雲大社東隣り」というが、歩けば結構距離がある。今回の記事のキャッチ画像は、博物館の前庭にあるオブジェを撮ったもの。かわいいでしょ。博物館は、これまた立派なハコモノだが、休日にも関わらず大社と違ってほとんど人がいないのはなんとももったいない。平安時代の出雲大社本殿の復元模型など興味深いが、私が博物館などで好きなのはシアター上映なのである。ちょうど「オオクニヌシ神話」を放映していたので、20分鑑賞。たいてい開始時刻が決まっているから、シアター上映に予定を合わせると結構滞在時間が必要だが、まず、ツアー参加では体験できないことなので、極力観ることにしている。昔聞いたような神話を思い出して楽しかった。

島根県立古代出雲歴史博物館

 さて、出雲大社に満足して、お昼に出雲そばでも、と考えていたが、近くの店前には長蛇の列。ある有名店の前に行って、待ち客名簿に名前まで書いたが、これだけたくさん待っていたらどう頑張っても戻りのバスの時間には間に合わない。泣く泣くあきらめてバス亭まで戻る。出雲ぜんざいの店あたりならどうかと覗いたけど、ここもいっぱい。というわけで、出雲そばと出雲ぜんざいは土産にして、自宅でいただきました。

家で再現 出雲ぜんざい

 出雲市駅に戻り、今度は松江にJRで向かう。本当は地元の有名路線、一畑電車にのんびり乗車したかったのだが、あとの予定の関係で早くJR松江駅に着かなければならなかったのである。この日の宿は松江駅前のビジネスホテル。前2泊を奮発したので3日目は倹約のつもりだが、新しくて評判も良いだけあって、広さ以外は快適そうである。ただ、ビジネスホテルだからと素泊まりにしたのがアダになったのは後述。

 松江行きを急いだのは、遊覧船に乗るためである。宍道湖観光遊覧船はくちょうは、松江駅から徒歩すぐのところにある乗船場から1日数回運航しているのだが、夕日のタイミングに合わせた「サンセット・クルーズ」便に乗ろうと、乗船予約をしていた。宍道湖の夕映えの美しさはつとに有名なので、楽しみにしていた。
 さて、そのクルーズだが、曇天で夕日はいまひとつであったが、水好きの私、船内から見える中の島の嫁ヶ島松江市の湖岸周辺の風景などを堪能した。遠くに見えるきらきらと光る美しいガラス張りの建物は島根県立美術館。ここは水との調和をテーマとしており、まさしく私の好みにぴったりなのだが、今回は時間がなく行けなかった。

はくちょうの乗船場
船内から夕日

 50分ほどのクルーズを終えて、松江駅前に帰ってきたが夕食難民になっちゃったというのは、以前の記事に書いたので割愛。考えてみれば、お昼ご飯もロクに食べていなかったので、この日の食は本当にヒサンだったのだ(泣)。
 イヤイヤ、明日のランチでリベンジだ !

部屋呑みでもしぶとく地元のお酒

  松江・出雲の旅、まだ書きます。