郡上八幡・飛騨高山 2018 - 華のおんなソロ旅
かなり前の話になってしまったが、2028年春に参加した岐阜北部、能登半島を周遊する観光ツアーについて、記憶をたどりながら記すことにする。旅行会社は国内旅行でよく利用するところだが、このツアーはベストセラーとみえて、昨年まで毎年販売されていたようだ。私も満足度が高かった。なお、2日目に和倉温泉、3日目輪島が登場する。現在、のんきに観光話など不謹慎ではないかと控えていたのだが、先日、報道で当地の観光が不振で不安視されていることを知り、能登半島の素晴らしさを伝えることが復興へのエールになるのではないかと考えた。
1日目、中部国際空港からまず向かったのが、名水の地で知られる城下町、郡上八幡である。
バスを降りて、郡上八幡博覧館で当地の歴史と伝統の説明を受け、郡上おどりの実演などを鑑賞。郡上おどりは日本三大盆踊りのひとつで夏の2か月間で30万人が訪れ、自由に踊りに参加するとか。ちょうど「おひなまつりと福よせ雛」の展示中で、現代の世相も反映したようなユニークなお雛様がいっぱい。こういう趣向の大好きな私は、とても楽しかった。
博覧館を出て、添乗員さんの案内で古い街並みをそぞろ歩き。「宗祇水(そうぎすい)」は環境省の「名水百選」の第一号として有名である。
郡上八幡という地名を初めて知ったのは、半世紀近くも前のテレビドラマでである。あまり有名な作ではなかったが、近藤正臣演じる主人公が幼なじみ? の香山美子と都会で恋愛関係になり、「一緒に故郷の郡上八幡に帰ろう」と言うのである。当時、近藤さんが郡上八幡、と口にするたびに何か思い入れがあるような特別なニュアンスを感じていたのだが、あとで聞くと、彼はこのドラマロケですっかりこの地が気に入って、何度か訪れるだけではなく今は住んでいるとのこと。現地の方に、「近藤正臣さん、いらっしゃるんですよね」とよほど聞いてみようかと思ったが、ミーハーなので止めておいた(笑)。
郡上八幡を後にして、次に向かうのはこれまた有名な飛騨の高山である。よく知らなかったのだが飛騨地域はおそろしく広範で、高山市は東京都と同じ広さを持つ日本一広い市だったのだ。「古い町並エリア」の中心でバスを降りて、90分自由時間があったのだが、どこに行ってよいものやら迷ってしまった。とりあえず、両親が昔旅行で来た時の写真にあった高山陣屋(日本で唯一現存する代官所)には行ってみたのだが、不完全燃焼感は否めず。ツアー参加でも、このこような事態に備えて予習は必要だと痛感した。
今日のお宿は飛騨高山温泉のリゾートホテル。このツアーは、ワンランク上の宿設定とのことで楽しみにしていた。お部屋も館内も良かったと思う。
これで1日目終了。
明日は、白川郷、金沢の兼六園を廻って和倉温泉に行きます。