私の好きな北海道の風景 帯広市 2024 ~ 華のおんなソロ旅
公私ともに北海道内を訪問することが多く、あえて書くまでもないと思っていたが、今後は記録を残していきたい。帯広は緑多く、食べ物は美味しくモール温泉もあるし大好きな街。過去30年で20回以上訪れており、たいていの見どころは行っているので、これから残る機会はできるだけ新しいところを開拓して行ければと思う。
日中、天候も良かったので訪問するところいくつかをあえて徒歩で廻り、延べ一時間歩く(訪問先で話すと驚かれた)。帯広市内はいわゆる「碁盤の目」になっているので、道はひたすらまっすぐ。私のように方向音痴でも不安なく黙々と歩く。
夜はホテルから歩いてすぐの繁華街にある、天ぷらの専門店へ。以前から入りたかったところである。時間が早いのでおひとり様でカウンター利用も抵抗なく。実はこの近くに「屋台村」があるのだが、各店内は数名しか入れず地元の常連客ばかりというのでさすがの私にも敷居が高い。以前この屋台村のある店に予約をして、席が空いたら連絡をくれるというのだが待てど暮らせど来ないのでキャンセルしたことがある。知人に話したら「ひとりの観光客は歓迎されないようだよ」と言われた。本当のところはわからないがなんとなく入りにくいことはたしかである。わざわざ行って、いやな思いはしたくないのでこれからもパスかな。
この日の宿は、帯広駅西口のビジネスホテル。帯広のホテルはほとんど制覇しているが、どこも大変過ごしやすい。駅から南に行くと素晴らしく快適なホテルがあるのだが、高いので頻繁には泊まらない。第二となると私は今回の駅西口前のホテル。シングルでも広々としているしこぎれい。バスタブのふちが薄くてその分広い。アメニティは私の好きなミキモト。選べるフェイス・マスクは液たっぷりの本格派。女性が泊まるのによい宿で、お気に入り。ひとつだけ、一階のイタリアンが夜営業をしなくなったことで、ここで夕食にワインを頼めばそのまま残りを持って客室に上がって行けてよかったのに残念。復活してもらえないかしら。私のポリシーで、特別の理由がない限り記事にホテルの名を出さないことにしているが、どこかはどうぞお察しください。
翌日は昼いっぱいがフリー。どこに行こうか考えて、六花亭ガーデンでモーニングをいただくことにした。朝早く起きるのは、いっこうに平気になり、こういう時にはありがたい。5時起きして、シャワーを浴びてスッキリ、駅前のバスターミナルで荷物を預けて路線バスに乗り、20分ほど。
降りようとすると小銭がなく、両替をしようと立ち上がるのが早くなってしまったら、降りるときに運転手さんに言われた。「お客さん、バスのドアが開いてから移動してください。高齢者が真似をすると危険ですから」。こちらが悪いとはいえ、非難めいた言い方をされたらあまり気分がよくなかっただろうが、とても穏やかにしっかり話してくれたので「すみません、気を付けます」と素直に謝れた。そしてすがすがしい気持ちになった。私の様子を見ると土地の人間ではないことはわかったと思うが、しっかり必要なことは伝えるのだ。十勝バスの運転手さん、グッジョブです。
バス亭に降り立って、ナビを見たら「もう着いている」という。道路を挟んで向かい側に入口が見えているというのに、また反対方向の公園の方に行きそうに。全く、この方向オンチはなんとかならんのか(笑)。まあ、9時の開店まで時間もあったから、よしとするか。入口で開店を待つようなことはあまり好きではないのだが、今回は2番目で入れたので、窓際の良い席が取れた。
30分ほどで食事は終わり、次はどこに行こうかと検索する。日帰り温泉がよいかもと調べたら、ここから中心部へ帰るバスで数駅のところに温泉施設があることが判明した。停留所で降りてみると数分歩いたところに施設が。10時開店ですぐ入ることができた。サウナもあるし、湯船も多く露天風呂もあり、しばらく楽しく過ごせそう。時間があるので、サウナに挑戦してみることにした。サウナブームで、よく「ととのう」と聞くが、私には経験がない。水風呂に入るのが苦手なので敬遠してきたのだが、風呂内に方法が書かれていたのでやってみることにした。結論から言うと、何が違うのかよくわからず失敗だったと思う。サウナでもう少し温まらないとならなかったのかと。水風呂に耐えたのに損をしてしまった。
またバスに乗って駅前に帰ってきて、今度は六花亭の本店に行き、本店限定、賞味期限3時間の「サクサクパイ」をいただこうかと歩いていった。以前とは店内の様子も変わっていて、店内で無料で提供されていたコーヒーが120円に。それでも安いのだけれど、なんだか気勢がそがれて買うのを止めて外に出た。
お昼が近づいてきたが、全くお腹がすかない。地元の有名カレー店、インデアンのまちなか店が近くなのだが、また次回に。商店街をぶらぶらと歩き、行ったのは、柳月である。このあたりでとお土産を買った。なお、もらわなかったが、ここは店内コーヒー無料提供だった。
六花亭、柳月と来たら、あとはここでしょう、クランベリー。中だけ見て帰ってきたが、ソフトクリームを買っている人が多かった。
また南にくだってきて、時間があったので市役所の上に展望階があったことを思い出し、上がってみることにした。庁舎は休みだったが、エレベーターで最上階まで。
駅に戻り、エスタでソフトクリームを食べて、これまた著名なますやのパンを大量に買う。本日の夜のワインのお供にちょうどよいわ。あとは高速バスで寝て帰るだけ。
久しぶりの帯広をしっかり堪能した。実は今年はあと何度か来る予定である。今度はもっとよく見どころを調べて来よう。