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四国ローカル列車ツアー 2018 前編 ~ 華のおんなソロ旅

 過去の旅についても書き記すことにした本シリーズ、今回は旅行会社の2泊3日のツアーに参加した時のことを振り返ります。

 もともと私は四国が大好きで公私ともに何度も訪れているのだが、このツアーは、リゾート列車「伊予灘ものがたり」乗車と清流四万十川遊覧があるというので、即決で申し込みをした。旅行会社のパンフレットでは「伊予灘ものがたり」も含めて「四国の4つのローカル線に乗る」が売り物とのこと、なかなか面白い企画である。

 1日目、岡山空港からバスで向かった児島は、倉敷市の最南部に位置し、瀬戸大橋で四国につながる本州の玄関口にあたる。日本産ジーンズの発祥の地とのこと。

お昼はバス内で
なかなか立派なお弁当でした
児島に立ち寄る機会は少ない
ジーンズの街

 児島駅からJR「本四備讃線」(なんだか、現地の特色を全部盛り込んだような名前だ)のローカル列車に乗って15分で瀬戸大橋を通過し四国に入る。到着したのは坂出駅である(ローカル線乗車①) 。

坂出駅前で
JR 坂出駅
15分乗車 あっという間

 坂出駅で待っていたツアーのバスに乗って「瀬戸大橋記念公園」へ。瀬戸大橋完成を記念して造られたという風光明媚なメモリアルパークである。ひときわ目立つ、地上から108メートルある「瀬戸大橋タワー」では、回転して上がっていく展望室から360度の瀬戸内海の眺望を鑑賞できる。その後の自由散策1時間は、園内が広く、陽ざしが強かったのであまり歩かなかったが「くぐり滝」は面白かった。やっぱりこういう趣向が好きなんだよなあ。

くぐり滝


中に入ってみると
「どだま獅子」は瀬戸大橋の守り神
大橋を眺めながら小休憩
瀬戸大橋
瀬戸大橋記念館


上がりきった回転展望客室 下界から
回転展望客室が上がっていく途中
展望客室から
展望客室から丸亀方面 左手には東山魁夷せとうち美術館が見える
上から見た浜栗林
確かに来ましたよと証拠に 100人座れるそうだがツアー客で貸し切り状態

 バスで高松市に入り、名勝「栗林公園」へ。高松には過去何度も出向いており、そのたび必ずこの公園には立ち寄るのだが、どの時期に観てもそれぞれ趣があるのが名勝たるゆえんである。ここでは園内湖を30分かけて遊覧する「和船」がある。本来は予約制なのだが、前回来たのは冬だったせいか、予約なしで乗せてくれた。水好きの私、何度でも乗りたいところだが、今回はツアーなので時間もなくパス。

園内で
入口
東門 入り口
「栗林」だけど松で有名
園内 掬月亭(きくげつてい)
鶴亀松 園内でもっとも美しい松とか
ダイナミックで迫力あり
花しょうぶ園

 栗林公園駅から「高松琴平電鉄(ことでん)」に乗って10分、本日の宿の近くの高松築港駅へ(ローカル線乗車②) 。ビジネスホテルに宿泊。この日の夕食はフリーだったが、何を食べたか全く覚えていない。私のことだから、高松駅まで行ってうどんを食べたのかもしれないが、それなら写真を撮ったはず。珍しくコンビニで適当に、だったかな(笑)。

ことでん 栗林公園駅 おしゃれ
ことでん 高松築港駅 高松城址の近く
10分乗ったことでん

 2日目は、まずバスで高知県安芸市に向かい、三菱グループ創業者、岩崎彌太郎の生家を見学。大河ドラマ「龍馬伝」で一躍脚光を浴びたことから、観光名所として組み込まれることになったのだろう。その立身出世ぶりは来る前に大河を観て知っていたので、感慨深いものがある。なお、演者は「龍馬伝」の香川照之よりも、大河「青天を衝け」の中村芝翫の方が似ていると思う。

すごいカンロク 昭和60年に建立 平成27年に生家前に移設
岩崎彌太郎の生家
生誕の地の石碑
彌太郎が少年期に日本列島を模して作庭した石の庭

 安芸駅から、「土佐くろしお鉄道阿佐線」に乗って30分、着いたのは南国市後免駅である(ローカル線乗車③) 。

ひらがな表記がかわいい駅
安芸駅
高知県出身のやなせたかし作のキャラクター
30分乗りました

 後免駅からバスで有名な高知市ひろめ市場」へ。昼食タイム60分。もちろんお目当てはカツオのたたきである。席がなかなか取れないとのことで心配したが、うまい具合にあまり混んでいないテーブルで一人席ゲット。目印を置いて、盛大に藁焼きをしている店頭に並ぶ。生ビールセットといきたいところだが、この後も歩きがあるので泣く泣くガマン。先に並んでいたツアーの同行者が「どろめ」と頼んでいたので私もいただいてみることにした。

街中にさりげなくあるはりまや橋を車中から
かつおのたたきとどろめ
龍馬さんもいます
ひろめ市場の入口 わりと狭い

 この日の午後は、ひろめ市場すぐそばの高知城に上るのだが、後編にて改めて。