もはやどれに参加か?わからないおはなし「ナゲットさえ食わなければ」#布団から #カバー小説
布団から出なければ。
宇宙は始まらない、終わりも来ない。
布団から出てこの目で見て、触って、聴いて、感じない限りは
素粒子たちは混沌と自由気ままに飛び交い
居場所すら特定できない。物質のカタチもない。
ここはまるで無限迷宮。
布団の中の迷路にハマったまま脱出できないでいる。
目を開けてみても高い塀たちに囲まれている。
入り口がどこだったかも定かではない。
早く布団から出なければ。
寝る前に食ったナゲットが悪かったのか?
あれが無限迷宮へといざなうスィッチだったのか?
なんとか布団から出なければ。
前方の行き止まりに見えた丁字路を赤い傘が通り過ぎた。
夢の中でいろんな怪物たちに追いかけられたがこの傘は初めて見た。
宇宙の節理とは関係なく「ただ楽しく生きる」
超越した存在なのかも知れない。
「よし、ついて行こう」
布団から出られた。
今日もこの宇宙で生きている私。
(布団も物質やないかーい!)
こちらに参加のつもりです。
もとはこちらの10文字小説です。
こちらがカバーされています。
#カバー小説 の案内はこちらです。
これも参加してる?ことになる?ならない?
#よつばちゃんとかさをおいかけて
こちらからもヒントを得ています。(迷路メロンパンだったっけ?)
ではまた。
みなさんにいいことがありますように。