昔、稲作を休むと補助金…農村の荒廃と自給率低下。漁民にも休業補助金…地元漁業の荒廃、産業の消失に

 米の生産調整開始時には米作を休む農家に補助金が出たため、休耕田は26万ヘクタールに及んだ。
 もちろん、米の価格維持の政府買い上げ価格の市場価格との逆ザヤがあったためである。
 ここで取り上げたのは、農家が農業を休むと補助金が出る、という生業を行わずに補助金が出る、という仕組みの恐ろしさである。
 いろいろな過程はあったが、農業は廃れて農村は荒廃し、現在の食料自給率の低さにも繋がっている可能性がある。

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