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日本海天然資源・韓国、石油産出国の仲間入り?…気になる領海と採掘権
繰り返し言う。これは資源ナショナリズムを煽る目的ではない。
あくまで科学的、国際条約上の議論である。
さて、報道では、
『大規模な石油・ガス埋蔵の可能性があると分析した米国の深海技術評価企業アクトジオの代表ヴィトール・アブレウ博士が5日、仁川国際空港に到着した』
とされ、慶尚北道(キョンサンブク道)浦項市(ポハン市)迎日(ヨンイル)湾の沖合に膨大な量の石油とガスの開発が一気に加速しそうである。
一方、日本海(東海)での油田・ガス田の開発となれば、自ずと領海に関わる問題も浮上する可能性がある。
筆者は領海と海洋資源開発については全くの素人であるので、気になる点だけを述べておく。
日本海と言えば、ロシア・中国・北朝鮮・韓国・日本が周辺国になる。
さて、我が国は、この国々の間で、どのように外交的に手腕を発揮できるかが問われる時代になりそうである。
特に、タイトル上の【島】については、油田開発との関わり合いは明確にはなっていないが、遅かれ早かれ、実利の絡む問題にも発展しかねない問題である。
下図は報道されている推定埋蔵地域である。
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いずれにせよ、我が国も『科学的知見と分析力』によって、なぜ石油が埋蔵されるのか、を含めて検討していかなければ、産業のみならず天然資源についても、みすみす指をくわえて傍観する事しか出来ないのである。
筆者の知見では、この石油埋蔵は、日本海に存在するプレート境界(まさに能登半島地震の原因となっている)や、日本を縦断するフォッサマグナなどが生まれた要因と深く関係している。
何やら気になる動きである。