能登半島地震のメカニズム…探求への二つのステップ・・1.断層はどのようにして生まれたか?2.断層に作用した力は?
能登半島地震については、すでに3本の稿をnoteに掲載した。
『2.断層に作用した力は?』については、プレートテクトニクスの教える教科書的理解(プレート間に作用している力が、プレート近傍の断層に及ぼした結果であること)は、震源の分布や空白部を見ることによってほぼ確実に把握できたと考える。
それでは、
『1.今回動いた断層そのものが何時、どのようにして生まれたか?』
というテーマである。
実は、この課題は、
『日本海はどのようにして生まれたのか?』
と深く関係している。
拙著「千年後に迫り来る 大洪水」で幾分詳しく述べさせて頂いているが、ほぼ二千年ほど前に起きた『ディープインパクト』により、まさに、アトランティスやノアの洪水で伝承されている
『天からの洪水』
だったと想定される。
下図を見て頂く。左は(恐竜絶滅の原因と言われる)ユカタン半島の隕石落下地形が見える。右は、日本海である。
(距離スケールは異なるが)形の上で相似性が見て取れそうである。
拙著「千年後に迫り来る 大洪水」で述べたように、日本海の場合は、
『惑星大接近時に(惑星から)水・砂・氷片』
が地球上に衝突した、というものである。この最接近は、アトランティス、ノアの洪水時にも起きた。
サウジアラビア、アフリカにかけての砂漠、油田の誕生、マンモスの瞬間冷凍などの多くの謎を一挙に解いてくれる。
日本海に起きた大接近時のディープインパクトによって、日本海沿岸に砂丘、砂地などが出来、新潟や秋田沖には油田も誕生した。
衝突時に発生した熱エネルギによって温泉も通常のものより、高温の温泉が湧いている。
これらの特徴は、まさにディープインパクトによって説明できる。
日本海沿岸の伝承:
『一夜にして砂山が出来た』
ユカタン半島隕石衝突の後、冷温気候で最終的には恐竜が絶滅したと言われる。
一方、日本海の近くでは、「三国史記」には、その頃、大雪が降ったことが記録されている(下表)。これによると2世紀頃、高句麗では、六尺
(2m弱)の積雪が記録され冷温気候が顕著であった。
このインパクトについては、日本海の地質構造探査結果(下図)によっても推定できる(ソ連科学アカデミー)。