負国強兵に走る日本…兵器産業界が描く『絵に描いた餅』『売れぬ兵器で皮算用』
もはや兵器産業界は兵器以外で企業活動を維持することが出来なくなってしまった。
これは技術開発能力を失い、『民生機器』で企業として成り立たなくなってしまったからである。
最近の風潮でも明らかなように、(技術開発能力を失った企業は)政府支援を安易に求めるようになった。
これは政府支援というよりは、税金で延命してあわよくば兵器を海外に売ることによって利益を得て行こうという目論みである。
世の中、そう甘くは無い。兵器は売るためには、先端技術開発能力が世界的にも一流でなければとても覚束ない。
これまで宇宙・空・海で企業競争に敗北を続けて来た企業が、兵器産業に重心を移したからと言って、急に技術開発能力が高まる訳では無い。
目先を変えたからと言って運・能力が付いてくる訳ではない。
民生用機器で政府予算を獲得することが出来なくなり、兵器に変えて予算を獲得しようという試みに過ぎないが、『国を護る』という一見尤もらしい理由付けで『金』を取るに過ぎない。
人間にもよくいるパターンである。この仕事がダメ、次は違う仕事と移るが、所詮、力なき者に勝利は無い。