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『劣等意識は実は大切、却って幸い?』


今、パラリンピックの開催中ですね。
選手の意志の強さやハンディを乗り越える姿に驚嘆!!
2007年の私のブログからです。

『11/15/2007 20:00:00
TITLE: 劣等意識は実は大切、却って幸い?

若い頃は向上心が大きい精でしょうか。
今になって思うことがですよ。

特に若い頃、思春期を迎えた頃からでしょうか。

いつも劣等意識が強くて、苛むものです。
多分皆さんの中にもそんな方がおられると存じますが、

この自分の性格というか、劣等意識は生涯にわたって付き合っていかねばならないのかとか、

何時までこんな状態でいなければいけないのとか、

こんな状態で恋人も作れないのではないかとか、
ましてや結婚など不可能ではないか、
起業もしたいけど今の状態で果たして経営が出来るのか、思い悩むものです。

中には、そんなかけらもない人もいますし、
そんな人の姿を見るにつけ自分の不遇を後悔してみたり

葛藤の日々を過ごしたり、親や家族を恨んだりもするものです。

長い年月を生きてくると、
自分の都合のいいように人生を振り返ってみたり意味付けをするものです。

とかく若い頃には、劣等意識を持ちがちですが、
結局はそれが原動力や引き金となって一段と成長してみたり、
悔しさを跳ね除けたりもするものです。

実業界の中にもそんな悶々とした青春時代をすごしていたのに大成功を修めた人は幾らもおられます。

むしろそんな方に限って成功への近道を持っていると思われますし私は信じています。

何時までも劣等意識に埋没したり、めげたりする事が
実は解決への足取りを遅くしているわけで、

それを跳ね除けて果敢に挑戦した人の暁が素晴らしい人生を歩んでいるといったほうが正しいでしょう。

様々な劣等意識、一人として同じ形はないと思われますが、
それがその人の極めて大事な「人となり」を作っているわけで

何物にも変え難い自分の貴重な財産であることに思いが馳せねばなりません。

克服した人は、

というより、常に内面的には劣等意識と歩調を合わせながらも乗り越えてきた人がそれこそ社会でも家庭でも必要とされる大事な人々なんです。

大事なのはその事に早く思いが至ることではないでしょうか。

劣等意識を捨て去る、脱却する事が大事なのではなく、
それと上手に付き合うことの重要性と劣等意識の大事さを忘れない事ではないでしょうか。

人の痛みが分かる、人の立場になって物事の判断が出来る。
命の大切さや尊厳を身をもって体験してきた人々だから。

オンリーワンの人間性を確立できるチャンスを戴いたと思うことが大事ではないでしょうか。

劣等意識こそ、

自分をより強くし人思いの人間にしてくれる最大の人生の伴侶と思えば、敵なしです。』


西日本ビジネス印刷株式会社
代表取締役会長 園田 慶一

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