![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/139106808/rectangle_large_type_2_e06f3edec3e0520cba79b7777ab57d89.jpeg?width=1200)
『お前の器以上にはならないんだから』
『お前の器以上にはならないんだから』
五月の連休は、孫たちと一緒に宮崎。
小さい孫たちが長距離で疲れないかな。
2007年の私のブログからです。
『07/02/2007 20:00:00
TITLE: お前の器以上にはならないんだから
皆さんは言われたことはありませんか。
もう15年以上も前の事でしょうか。
業界団体に入ったころの事です。
上の方から「君はゴルフはするかね?」との問いかけがありました。
「すみません、しないんですよ」と答えた私に
「しないと君の会社はそれ以上にはならないよ」と言われてしまいました。
私がゴルフしないのは、それなりに理由があってのことなんですが経営者であればゴルフを通じた付き合いや接待が必要な事を否定している訳でもありません。
むしろ大切な事であるようには思うのですが。
でも出来ないものは出来ないんです。
それと本当に接待になっているのか、仕事上に繋がる事なのかも疑問ですし。
むしろ社長個人の趣味の域というのが本当の所ではないでしょうか。
当然そうではない人もいます。
もしそうだとすれば、社員が懸命に働いている日常の時間を私個人の趣味や健康の為に使うのは気持ち的に許せない自分がある事も事実です。
充分に会社に貢献していればいいのですが、
或いは考え方としてはこんな事もあるのかもしれませんね。
つまり経営者は24時間惜しまず会社の事を考えているわけで、社員が働いていない時間でも拘束されているからウィークデーのゴルフでも許されるという考え。
逆にそうだからこそ報酬だって、通常の時間だって割と自由に使える環境や時には必要であれば公私混同だって許されていると社員からは発言が出るようにも思えます。
話は飛びましたが、君の器以上にはならないよって言われた事はありませんか。
友人や知人関係、家族を取り巻く環境、会社経営。
だから勉強しろ、研究しろって。
それは確かにあるように思われます。
全てではありませんが。
だって世の中自分の力だけで渡っているわけではありませんよね。
例えば会社の事を考えてみたら、経営者は大した能力がないと思われるのに業績は良いってことがあります。
それは社内により以上に貢献している社員がいるとか、
商材に恵まれているとか、
競争相手がいないとか、
世の中が味方しているとか、
偶々マスコミに取り上げられたとか。
でも家庭や社会、会社をリードしなくてはいけない立場のものは「お前の器以上にはならないんだから」という思いの元に研鑽や勉強に精を出しなさい、
努力を怠ってはいけませんよという事を常に肝に銘じる必要がありそうです。
家庭では一般的にはおとうさんでしょう。
会社では社長でしょう。
厳しい課題ですがその事による喜びはまた格別なものです。
そう言われると発奮もしますしね。』
西日本ビジネス印刷株式会社
代表取締役会長 園田 慶一