『子供は褒めるとそのようになる?』
『子供は褒めるとそのようになる?』
私などは褒められると天までも昇ってしまいます。
でも心の中では、頑張ると人が喜び。心躍る事を覚えます。
2007年の私のブログからです。
『08/16/2007 20:00:00
TITLE: 子供は褒めるとそのようになる?
夏の甲子園も終盤に差し掛かってきました。
高校生の事を書こうとは思ってはいませんが負けた試合後であっても監督さんの談話を聞いていると必ずと言っていいほど
「うちの選手は良く頑張った、力の限りを尽くしてくれた、練習の成果を十二分に発揮してくれた、
相手が一枚上手でした、私の采配に足らないところがあった」等と、決して戦った子供たちを責める事は致しません。
私も子育てが終わって気づくのですが、
「子供は褒めるとそのようになる」、確かにそんな気がします。
決して甘やかすとか、褒めちぎるとか、叱らないということではありません。
しつけは3歳まで。
三つ子の魂、百までというように、人間として大事な事はしっかりとしつけるべきであって時には叩く事があっても良いと思っております。
私も大いに叱られましたし、随分と悪い事もしました。
叱られて当たり前のことをしていたんです。
そこで放任したら子供はそれでいいんだと認識をしてしまいますし、
そんな状況で褒める事の大事さを言っているのではありません。
放任で褒める事のみに終始したらそれこそ子供は大変な方向へ走ってしまいます。
私などは褒められる事は殆どなくて、叱られる事が殆どでしたから、所謂自信のない、消極的な、暗い人間に育ってしまいました。
子育て時代にもっとそんな事を知っていれば自分の子育てにも大いに実践できたのですが。
叩かれても叩かれてもそれを乗り越えて這い上がる人間もいないではありませんが、世のトップクラスの方々を見ていると小さい頃ほど、
親のそんな態度の子供に限ってより以上の才能を発揮したり、習得したりしているように思います。
もう成人した人間は別ですよね。
小さい頃はやはり硬軟使い分けながらの教育が大切なように思われます。
でもオーバーなしかも見え透いた、お世辞めいた褒め言葉は逆に作用しますし、子供は見破ってしまいます。
その事の重要性を認識して心のそこから褒めるべきは褒める、戒める事は戒め、いけない事人間として許されるべき事はしっかり叱ってあげる事のようです。
そんな心の通い合う親子の姿って端から見ていても微笑ましいし素晴らしいものです。
私も幼い頃、もっと褒めて欲しかったものです。
或いは褒めるところがなかったのかもしれませんね。
それも悲しい事です。
話が飛躍するかもしれませんが、
新婚時代もそんな気がしませんか。
お互いの我侭をそのままにしたばかりに行き着く果ては気持ちのすれ違いに終始し、喧嘩が絶えなくて、
子供に八つ当たりが始まり、同じ屋根の下にいながら別居状態。
やはり駄目なものは駄目、いい事は褒めあって、いい所をお互いで見つけあって、高めあう。
そんな二人であって欲しいものです。』
西日本ビジネス印刷株式会社
代表取締役会長 園田 慶一
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