ウマ娘プリティーダービー ーロード・トゥ・サジタリウスー
v1.0、全日程終了。お疲れ様でした。
ここ数ヶ月それなりに時間を費やしているアプリゲーム、ウマ娘プリティーダービーにおける月例ユーザー大会「チャンピオンズミーティング(CMTG)」の12月開催大会、サジタリウス杯向けに調べた事や目標、経過何かを記載していく。
前知識として、開催履歴
直近何か月か分の月例大会の概要について記載する。
年末といえば有馬記念!
2021/11/29のぱかチューブにて開催日および天候・馬場状態が公開された。
中山2500m(中距離・根幹距離)、冬、右回り、晴れ・良馬場
有馬記念詳細レースデータは企業系攻略wiki、GameWithを参考とする。
ホームストレッチの上り坂を2度上る。バックストレッチで下り、間のコーナーでポジションキープ区間を抜ける。ゴール目前に坂があるのは8月レオ杯宝塚記念と同様だが、最終直線自体が300mしかないのが中山の特徴。
長距離の例に漏れず、終盤はバックストレッチから始まる。
展開系コーナースキルの発動位置は1・2角間
レース中盤、ちょうどポジションキープの終り頃に発動する。スキルのカウント先が10月ライブラ杯では地固めだったところ、尻尾上がりになる。
効果が切れるころにはポジションキープ区間を抜けるため、どの脚質でもスキルを盛りやすい。
ポジションキープ脱出には上り坂対象からコーナー対象へのスキル連鎖が有効
情報を整理するとポジションキープ区間で速度スキルを繋ぐには上り坂・展開系コーナースキルを連鎖させるのが有効になる。
展開系の直線スキルは中盤ホームストレッチ側で発動すると効果時間次第で上り坂スキルと同等、バックストレッチ側で発動すると下り坂スキルと同等の働きをする。
A+上位~S下位では先行エースの逃げポジションガチャが最大の焦点になるメタゲーム
エキシビションを回したところ、10月ライブラ杯に比べメタゲームは基本形を変えずにさらに先行優位に傾いた印象だ。
# [キセキの白星] オグリキャップを頂点にしたTier1先行勢
逃げポジションを取った先行エースが終盤加速を成功させた場合、追込エースはまず差し切れないのが10月ライブラ杯との最大の違い。
同時に、10月ライブラ杯とは違い終盤前に上り坂がないため、速度を落とした逃げウマ娘を先行が交わして最速の「アングリング×スキーミング」を決められないのがミソ。これにより逃げウマ娘が出ている場合はハナ以外で終盤加速できない先行が軒並み足切りをくらう環境でもある。
先行策でレース後半に中盤速度を上げられるウマ娘として [ノエルルージュ・キャロル] ビワハヤヒデ、[Noble Seamair] ファインモーションが12月サジタリウス杯からエース候補に加わっているが、作戦が「逃げ」のウマ娘と作戦が「先行」で逃げポジションを取ったウマ娘では基本的な挙動が違う。弱めの「逃げ」を追いかける場合ならハナ取りに多少寄与するが、「先行」だけで逃げポジションを取れなかった場合には誤差に留まる。[エレガンス・ライン] メジロマックイーンと比べ終盤速度スキルの数に劣るので追込からの逃げ切りでは気持ち不利といったバランスだ。
終盤に2番手以下で突入しても追込ウマ娘から逃げ切れる可能性がある、という意味で他先行枠から抜きんでているのが同じく12月サジタリウス杯から参戦の [キセキの白星] オグリキャップだ。詳細は補項に譲るが、発動条件の回復スキル発動位置が上手く調整できて終盤直前での固有スキル発動に成功した場合の威力は他の追随を許さない。とはいえ先行枠の中で逃げポジション争いに負けてしまった場合は「アングリング×スキーミング」の不発をお祈りする事になるのは変わらないため過信できない。
# 逃げ/差しウマ娘を圧倒する追込勢がTier2
先行が逃げポジションを取れていないか、終盤加速に失敗した場合には基本的に「直線一気/迫る影」を成功させた追込勢の誰かが勝つのは10月ライブラ杯通り。
これにより逃げ/差しウマ娘は基本的にノーチャンスになっているが、一方因子で追込適正をつけられて固有スキルが有効発動するウマ娘なら、「直線一気」を取得させられれば後は誰でもOKというところまで一緒だ。12月サジタリウス杯から参戦のウマ娘では長距離/追込適正がB/Dの [キセキの白星] オグリキャップ、C/Cの [Noble Seamair] ファインモーションも固有スキル含めた適正がある。
追込Aのウマ娘の序列は [レッドストライフ] ゴールドシップと [Nevertheless] ナリタタイシンであまり差はないように見える。ナリタタイシンに関しては固有スキルが発動するという事は順位条件のため終盤の上りに失敗しているのとイコールでほぼ意味がないのだけれど、逆説的に「迫る影」がそれだけ強力ということだ。
追込改造のウマ娘で注目株になるのも [キセキの白星] オグリキャップだ。先行/追込両作戦で今回は八面六臂の活躍と言える。固有スキルの発動条件自体は先行採用時と何も変わらないので、「コーナー回復/円弧のマエストロ」「下校の楽しみ/下校後のスペシャリスト」「後方待機/眠れる獅子」「ペースキープ/不屈の心」あたりから適当に拾って終盤接続できれば儲けものだ。ただし、そこまでやっても逃げポジションを取った先行が「アングリング×スキーミング」を発動させたら追いつける訳でもないので個人的にはオグリキャップの採用は先行一択と判断している。
# 高レベルの逃げエース2枚軸編成では展開次第で後続を引き離せる
本戦初日、ラウンド1で遭遇し唯一大敗を喫した逃げウマ娘2枚の編成を練習パートナーに加えてエキシビションを回したところ、仕上がってる母数は少ないものの確かに追込勢を置き去りにし得るパターンは確認できた。
ただし同程度の評価の追込ウマ娘でも速度補正の緑スキル◎が1つ、スピード1200、長距離適正Sまで行けば高確率で差しているのを確認できるのでA~S以下(S+以上を除く)ではあくまで先行メタに留まるという印象だ。
# 追込の育成に自信があるなら蓋としての逃げウマ娘を出してみるのはあり
「アングリング×スキーミング」に頼った逃げ、先行に対して完全に蓋ができる逃げウマ娘の型も確かにあるので、完全に追込ウマ娘で勝負すると割り切るならばデバフ枠を出すのは戦術としてあり得る。
# 基本的にレース展開への干渉は難しい
先行/追込にメタゲームが二極化していて、その上でどうやって確率ガチャを掴み取るか、単純にステータスを盛る以上にユーザーが介入する方法はあまり見当たらない環境になっている。
先行の逃げポジションガチャに賭けるなら賭けるで何か勝率を上げる方法を考えたいが、今のところコンセントレーションを積むか根性のスタートダッシュ補正に気持ち期待してみるくらいしか方法に心当たりがない。どこまで効果があるかは要検証。
12/14リリースのガチャで追加されたサポートカード [独奏・螺旋追走曲] マンハッタンカフェが「スタミナグリード」を配る。追込勢が全員で先行組のスタミナに負荷をかければ終盤加速を咎められるかもしれないが、それでも中山2500mの距離で最速スパート分を削り切れるかは怪しいところだ。
逃げポジションを取った先行がまずかなりのバランスブレイカーなのだけれど、いなければいないで追込が強すぎてそれ以外の脚質を駆逐しかねないというのが長距離CMTGの問題点だ。個人的にはまずこの点の調整は次回長距離までに何らかの根本的な対応が欲しいところである。
メタゲームに干渉する手段としてデバフを撃ち合うのか、デバフから身を護るのか、隙間を縫えるよう脚質を選択するのか、三択くらいの選択肢がなくては繰り返しの育成以上の要素の不足が否めない。次のCMTGまでには対の択としていくらか成立するような調整が必要に思える。
グレードリーグ出走です!
主力メンバーでまずは快勝、ラウンド1
メンバーをガチャガチャ換えつつラウンド1通算、33-7でまずは順当にAグループ進出。個人的に予選ラウンドの戦績が安定しやすい長距離CMTGsだけれど、メンバー入れ替えても極端に戦績が変わっていないのは嬉しいけれど、冷静にメンバー成績を見ると理由は明らか。
単純にライブラ杯で出したゴールドシップの安定感が頭ひとつ抜けている。評価点通りなのだけれど「直線一気」を持っておらず「アオハル点火・力」で代用している点で最優のメジロマックイーン、ナリタタイシンには譲る場面が多く、それが複勝率75%の割りに勝率が低目に出る原因だ。つまり主力を担えないメジロマックイーン、ナリタタイシンを出している時にはゴールドシップが勝っている。
結論としてはメジロマックイーン以外のメンバーをライブラ杯から更新できていないという状況だ。今回は割と因子育成が上手くいったと感じていたので、エース育成に繋がっていないのは正直ちょっときついところ。伸びしろが大きそうなナリタタイシンの育成を優先してゴールドシップの「直線一気」付与にはそもそも挑戦できていないのだけれど、そのゴールドシップが勝率の底を支えてくれているのがライブラ杯育成での上振れを感じさせてくれる。
先月のキタサンブラックピックアップから運用しているサブアカウントにも触れておくと、サポートカードはほぼ据え置きながら11月スコーピオ杯に比べ因子が良くなった部分もありガチャで引けた [キセキの白星] オグリキャップと [ノエルルージュ・キャロル] ビワハヤヒデを中心にまさかのグレードリーグラウンド2・Aグループ行きを決めてくれた。
副産物の差しマンハッタンカフェは長距離での差しウマ娘の可能性を見せてくれたし、星3確定チケット産でメインアカウントから引き続きの参戦になったメジロマックイーンも駆けつけながらいい仕上がりになっている。
こちらの目標は決勝Bグループ優勝なので、なんとか1勝ラウンド2でもぎ取って欲しいところだ。
中堅メンバーで挑む、ラウンド2・Aグループ
ラウンド2・Aグループ通算、38-2。
メンバーは決勝ラウンド出走予定で固定した。チームの仕上がりとしては十全という所だろう。
各人の勝率で言えばどの展開でも1着を狙う追込勢が複勝率7割越えで安定した力を発揮しており、逃げ不在時を中心に3割の勝率を誇る先行枠も心強い。
粘っていたナリタタイシンの育成がようやく実を結び勝率40%を記録している。ナリタタイシンには自チームのメジロマックイーンが逃げポジションを取った時に差し切るパターンもあるので、相手に逃げポジションを譲って締まった場合にもワンチャンスを期待する。
うっかりAグループに進出してしまったサブアカの方も無事1勝をもぎ取って決勝ラウンド・Bグループ進出。ラウンド2・Bグループ特有の多様な環境を今回は楽しめなかったので次回はラウンド1で2勝リタイアを選ぶかもしれないが、まずは決勝ラウンドでどんな相手と戦えるかを楽しみにしよう。
今度こそ3冠目を掴みたい、決勝ラウンド・Aグループ
自信を持って挑んだ決勝ラウンドだったが、残念ながら2~4着。相手のタマモクロスが冠を戴く結果となった。
終盤前に先行のすぐ後ろに着けて残りを脚質差で競り勝つ展開は追込勢の必勝パターンである。自チームのナリタタイシンが逃げポジションを取ったメジロマックイーンを差し切るのもこの展開の時で、これを引かれてしまっては致し方ないという所だ。
3エースとも、大きく育成が改善しなければ冬の間の長距離ではまた出番が見込めるので、またその時に頑張ってもらいたい。
サブアカウントの方ではオグリキャップが固有スキルを発動させ他2枚の出遅れをカバーしてくれた。
トータルとして一方は少しツキが足りず、一方はツキが回ってきたという事でトントンだろう。
年越し前のアフターライブ
アフターライブはメインアカウント決勝メンバー、2か月ぶりの顔ぶれで「Unlimited Impact」。
サジタリウス杯総括。
「冬ウマ娘」「非根幹距離」「内弁慶」という対象コースで汎用性と効果が高いスキルを中心に入念な因子作りを積んで本番向けの先行/追込育成に挑めたCMTGだった。仕上がり自体も上々でそれはラウンド1・2の戦績が物語っている。
本育成に入ってからのメジロマックイーンとナリタタイシンのライブラ杯からの更新には時間が掛かった分できなかった育成もある。直線一気つきゴールドシップへの更新もそうだし、追込改造型の育成として新規に引けたメイショウドトウといったウマ娘の育成もいくらか完了させて比較したかったところだ。大きくゲームバランスに手が入らなければそれらの育成方針の有効性に変わりないはずなので、手持ちを種に次回の楽しみにするとしよう。
先の話に移ると、1月カプリコーン杯だがコース想定が難しい。取り上げるようなG1が該当月にないのであり得そうなレースを近辺から探すことになるが、決め打ちする程の根拠が乏しい。
気付けばもう年の瀬、元旦が例月通りに動くかどうかは怪しいけれど倣うのであれば1日には次のコースの詳細が出ているはずだ。それまでは試したい差しウマ娘育成のための因子作りやチームレースのランクアップを回していく。
それではみなさん、1月カプリコーン杯に向けてよきウマ娘ライフを。
補項: 準備段階の因子デッキ紹介
取り敢えずは追込ウマ娘用の直線一気因子デッキ
終盤最速発動の加速スキルは長距離の例に漏れず「直線一気/迫る影」。10月ライブラ杯に比べればバックストレッチ側の終盤直線が短く「アングリング×スキーミング」の発動位置までの差は小さい。
ライブラ杯選出の3枚エースで試走してみたところ、ナリタタイシンはかなりいい位置で「迫る影」を発動させたけれど先行メジロマックイーンは逃げ切ってしまう場面があった。10月ライブラ杯3000mとの差はスタミナ調整以上に脚質補正で劣る前の作戦にプラスへ働いている可能性がある。
(バックストレッチから3・4角への突入が登りから平坦に変わり加速の効果が相対的に劣る?)
仮に直線一気プランがライブラ杯ほどの威力を持たないとしても、「右回り」「冬ウマ娘」の補正を加えていけば差を広げられるはずなので、何はともあれそれを可能にする因子作りはむだにはならなそう。
(晴れ・良馬場条件下ではユキノビジンの連続イベントを「雪の日」から「遊びはおしまいっ!」の取得に変更。)
有馬記念特攻のユキノビジンを加えて、直線一気、内弁慶、追い上げ、右回り等々、有効スキルの因子付与を狙っていく。
晴れ・良馬場の緑スキルの取得を狙うならどこかで調整が必要。
# 上手い事内弁慶はつかなかったが最低限の直線一気計6を確保
# 追込改造の最終手段としてはどうかといったエイシンフラッシュ
逃げ/先行ウマ娘向けの「真っ向勝負」因子デッキ
デッキのベースは追込向けと同様だけれど「直線一気」枠を一部差し替える。
「真っ向勝負」、「勢い任せ」目的で [フォーメーション:PARTY] マヤノトップガンを採用している。
「真っ向勝負」は'21クリスマスイベントのリリースで追加された先行向けの終盤加速スキル。終盤最速なら先行向けの「直線一気」、ランダムなら「乗り換え上手」相当で、いづれにせよ先行策としては待望の終盤指定の加速スキルという事になる。10月ライブラ杯ではハナを取っての継承「アングリング×スキーミング」しか有効な終盤加速を持たなかったメタゲームに強い影響を与えそうだ。
当初、逃げが出ていない時の先行策が逃げポジションを奪った時に仕事をする「リードキープ」、優秀な中盤速度スキルの「尻尾上がり」目的で [明日は全国的に赤でしょう] セイウンスカイを採用していたが、レース戦績を安定させるために [幸せは曲がり角の向こう] ライスシャワーに変更した。
# 冬ウマ娘3を確保したスタ3ビワハヤヒデ
# メジロマックイーン向けに [皓月の弓取り] シンボリルドルフを親に
# 先行エース向け因子回しの副産物だが、直線一気因子が不要なナリタタイシン育成では自前親に及第点の内弁慶因子親
補項: 12月サジタリウス杯新規ウマ娘寸評
クリスマスイベント
# 有馬記念特攻の冬ウマ娘 [キセキの白星] オグリキャップ
2021/11/29リリース。
クリスマス風にデコレーションされたドレスを勝負服として纏い、育成イベントで「冬ウマ娘」をドロップするためやや冬適正が高い。
固有スキルに関して、[スターライトビート] オグリキャップはほぼ距離を選ばない「すごく」属の速度スキルだったが、こちらは発動条件に3回の回復を要求する速度/加速/回復の3種複合の中/長距離向け後半スキルになった。11月スコーピオ杯で示された通り、この手の複合スキルがとくに力を発揮するのは終盤手前から速度アップして実質すでに加速した状態でスパートを切るパターンだ。3回目の回復をレース後半のどこに用意するかで中/終盤の発動を切り替えられるので構築力が試される。
所持/覚醒スキルを見ればわかる通り、終盤指定の回復スキルを上手く使って固有スキルを終盤発動させる事を意図したデザインになっている。有馬記念想定ではスリーセブンもの発動位置が3角入って直ぐになり、終盤加速の保険になるが、もう少し距離が短い中距離コースでは発動位置は文句なしになる。
覚醒スキルとして、長距離では最強クラスの速度系金スキルと目されている「内弁慶」の上位スキル「内的体験」を持っているのもプラスでまさに引退レースの有馬記念を征した原作再現を狙っていると言っていいだろう。
# 前方エース適正の冬ウマ娘 [ノエルルージュ・キャロル] ビワハヤヒデ
2021/11/29リリース。
サンタ風の紅白ドレスを勝負服として纏い、育成イベントで「冬ウマ娘」をドロップするためやや冬適正が高い。
固有スキルはレース後半まで好位置が条件の中盤速度スキルと幅が狭く、その意味では距離毎の使用感は変わり難そうだ。
覚醒スキルで「パス上手」の上位スキル「VIP顔パス」を持つためスタミナが要求される長距離での採用がしやすそうだが、現状のメタゲームでは長距離先行に求められるレース展開は逃げポジションを獲得して最後まで先頭で走り切る走り。その状況では「VIP顔パス」が発動条件を満たさない。育成イベントでドロップする「追い上げ」も追い抜き対象を要求するため同様の理由で噛み合いが悪い。
逃げウマ娘が先行の押えに出ている状況で戦いやすい要素は揃っているが、そもそもその状況では追込ウマ娘が優位と何かしら不遇な立ち位置にいる。
季節外れの秋ウマ娘、長距離追込改造適正は○ [Noble Seamair] ファインモーション
2021/12/14リリース。未所持のためカタログスペックベースで評価。
最強の賢さサポートカード [感謝は指先まで込めて] ファインモーションの印象通りに右回り、秋ウマ娘を持つ先行ウマ娘だ。成長率のパワー/賢さ補正15/15はかなり恵まれている。
デフォルトの距離適正はマイル/中距離だが長距離もCで因子での補助は容易な部類なのでスピードスターと決意の直滑降を採用して12月サジタリウス杯を走らせることはできる。追込適正もCはあるので、所持/覚醒スキルを無視して直線一気ガチャの追込枠としても育てやすい。
固有スキル「Fairy tale」が面白く、先行/追込で役割が代わりどちらでも有効なのがポイント。先行の場合は出遅れを許容する [ノエルルージュ・キャロル] ビワハヤヒデ互換といったところだが、追込では先行に追いつく頃発動する終盤速度スキルへ変貌する。使用感としては追込の [ロード・オブ・エンペラー] シンボリルドルフと大体同じになりそうだ。
脚質多様で追込はOK、差しもあり? [疾風迅雷] タマモクロス
2021/12/22リリース。未所持のためカタログスペックベースで評価。
長距離CMTGのセオリー通りまずは追込適正という意味で言うと、距離/脚質適正のA/A以上に覚醒スキルとして「直線一気」を取得可能という点でスキルガチャの難易度が低く育成し易そう。成長率のスタミナ/パワー補正20/10も優秀だ。
固有スキルが条件2つで、「レース後半の直線で好位置」だけなら先日リリースされたファインモーション互換になりそうだけれどOR条件で「中団から前を狙う」があるため、最終直線での発動を意図するなら中盤はかなり後ろで控えられるように調整しなければならない。
個人的に注目したいのはサポートカード [天をも切り裂くイナズマ娘!] タマモクロス通りに差し向けの金スキル「迅速果断」に加えて、中盤盛りの定番スキル「尻尾上がり」の上位スキル「尻尾の滝登り」を所有しており、差し運用の場合中盤速度金スキル2つ持ちである点だ。
このウマ娘プリティーダービーというゲームは戦っているランク帯でそれなりに有効な戦術が変わってくるゲームで、今回試した限りだと中盤スキルで早めに位置を上げる差しウマ娘はA~A+帯限定戦では十分有用な様子だ。先行が継承「アングリング×スキーミング」を発動した時の加速が肌感差しのデフォルトの加速力と五分くらいで、差しウマ娘が高い位置で終盤に入れると速度差で差しが勝つ。
この「差しが高い位置で終盤に入る」というプランがSランク以上では実現困難というのがこれまでの常識だったと思うが、アオハル環境ではキタサンブラックからの「弧線のプロフェッサー」、アオハルチームランクからの「アガッてきた!」まで中盤速度金スキルを前提にできるため、このタマモクロスなら行けるんじゃないだろうかという期待感がある。
編集履歴
v0.1 スコーピオ杯暇つぶし(2021/11/20)
v0.1.1 条件公開、およびクリスマスイベントリリース(2021/12/02)
v0.2 参加リーグ選択中(2021/12/19)
v0.3 ラウンド1終了・タマモクロスリリース(2021/12/23)
v0.4 ラウンド2終了(2021/12/25)
v1.0 決勝ラウンド終了(2021/12/29)
今回は本戦前まで(v0.2)で別記事に起こしている。過去版は以下に。