エンジニア転職で利用していた逆質問集 カジュアル面談/現場面接編

FY2022の転職活動時に使っていた逆質問事項のリストをサクっと公開してみる。

リストアップにはTwitterのTLに上がってきていたviraptor/reverse-interviewを参考としつつ、自分自身のこれまでの経歴やこれからの展望、そしてそこから生じる参画希望の企業に対する要求を加味した。

自分の中にある程度前提とした条件を含む箇所もあるけれど、そこに関してここでは殊更説明はしない点についてはご容赦を。あくまでリストの公開という主旨である。

また、列挙した事項はすべてを毎回逆質問中で利用するわけではなく部分的には流れの中で対話を掘り下げる形でも使用した事や、実際には利用しなかったものが含まれる事、大きな方向性の距離感を測る目的のリストであって「こうでなければNO」という性質のものでない事をお断りしておく。

本記事は正社員面接におけるカジュアル面談/現場面接レベルを想定した、とくに対エンジニアで使用したものを列挙する。

以下、どこかの誰かの参考になれば幸いである。

企業/事業の展望について

インストールのための資料が提供されていればそれを取っ掛かりに事業計画のイメージを固めに行く。

それもなければ応募ポジションに対する認識の擦り合わせを目的とした質問事項を利用する。(本記事掲載外)

エンジニア面接においては、エンジニアに対して経営者からどの様なイメージとして共有されているか、それをどの様に捉えているか視点を掘り下げる。

エンジニアの周辺環境について

アプリ/サービスの価値を高めていくための仮説検証はどのように行われていますか

  • そのプロセスにエンジニアは関与していますか

  • 機能の改善/追加はユーザに対する価値を高めるために行われていますか

アジャイル開発はどのようなチーム体制で行われていますか

より詳細にはどのような形態をとっていますかスクラムなど

  • チームが達成すべき目標に対して発生するタスクにチーム全体で当たれていますか

  • スプリント内に発生した優先度の変更に対してチームでタスクの受け渡しができていますか

チーム内外でのコーチング(コミュニケーション)は過不足なく行えていますか

  • リモートワーク時の工夫や社内の文化的な取り組みはありますか(分報など)

  • チーム内に新しく持ち込まれた要素技術や取り組みの思想/目的を根付かせる上でどのようなコミュニケーションが取られていますか

リリースプロセスはどのようなものですか

  • ビジネススタイルによって取れる選択肢は変化してくると思いますが、開発プロセスとの整合性は取れていますか

    • 取れている場合、その状態はどのようにして作られましたか

    • 取れていない場合、摩擦を解消するためのコミュニケーションはビジネスサイドと行えていますか

チームのメンバーは意欲的に挑戦できていますか

  • 挑戦することで、どのような形であれ大なり小なり"失敗"は発生すると思いますが、チーム/メンバーの"失敗"に対して周囲はどのように対応しますか

    • チームでのリカバリは行えていますか

    • 評価にはどのように反映されますか

プロダクトのリファクタリング/運用改善の時間は取れていますか

メンバーと企業(マネージャー)の関係性について

目標を達成するための組織改善のためにマネージャーは主体的に改善の取り組みを行っていますか

  • 達成時のイメージがメンバーに対してきちんと発信され、実現のためのコーチングが行われていますか

評価制度を適正に運用するための取り組みは行われていますか

  • メンバーが評価を受ける上で、日々の活動が望ましい活動になるよう認識をすり合わせる機会はありますか

    • 評価に際して最終的な結果に上記は反映されますか

  • 評価結果について主要な要素はメンバーに対してどの範囲で示されますか

    • 企業側がイメージするあるべき姿とのギャップ、より上位の評価を受けるために必要される要素のすり合わせは行われますか

キャリアについて

キャリアプランや給与テーブルに妥当性/訴求力はありますか

  • マネジメント寄り/スペシャリスト寄りなどの区分はありますか

  • 転職者に対して提示した時に十分魅力的と感じられる内容になっていますか

ポジションに関して、「テクニカルリード・アーキテクト」にはピープルマネジメントが含まれますか

  • 企業によってはテックリードポジションに上がると付随する場合がある認識です

以上

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