自分ならどんな映画を作るか
失礼します、くにとらと申します。
自分なら、どんな映画を作るのか。
案を出してみよう!という話を沢山したので、
今、思いついた話を書き込んでみます。
主人公は、体調が悪くて、病院に行きます。
すると、医師から余命三ヶ月が宣告され、
手術を受けるのにも、沢山のお金が必要です。
孤児院で過ごす主人公は、まだ10才で、
お金を用意する方法も、
お金に関して、頼れる人も居ませんでした。
とても暗い表情で歩く、主人公。
ある路地裏で、車椅子に乗っているお爺さんを、
上から落ちて来た花瓶から救おうとし、
主人公の頭に花瓶が当たり、意識を失います。
死んでしまったのだろう、と主人公は思いました。
目が覚めると、
車椅子のおじさんは、どこにもいなくて、
主人公の手首には、時計が付いて居ました。
歩いたり、疲れると数字が増える、
カウンターのような機能がついていました。
その時、意識を失っている間みた、
夢のような記憶を、思い出します。
車椅子のお爺さんの言葉。
「この腕時計は、負担を負うと、
数字が加算されていく。スイッチをおすと、
その数字の金額分の、宝物が手に入る。
宝物を手に入れるのは一度まで。
数字を消費して、人助けが出来る機能もあり、
こちらの機能は、何度でも使える。」
と、言っていたのを思い出しました。
それから、主人公は旅に出ます。
世界を股にかける程の、とても長い旅です。
その中で、カウンターを消費し、
飢えていた同じ歳程の子供を助けたり、
夢を追い、諦められない青年の手助けをしたり、
交通事故にあってしまった、
女の子の飼っていた、子猫の命を救ったりと、
新しい出会いや、別れを積み重ねていきます。
ある時、人に騙され、時計が奪われそうになり、
なんとか逃げおおせましたが、
数か所を拳銃で撃たれ、大怪我を負いました。
あと少し、今までに比べれば、
ほんの少しの距離を歩けば、
手術に必要な金額に到達できるだろうと、
カウンターを確認すると、
数字が、表示されていませんでした。
それでも歩くしかない、と一歩踏み出すと、
崩れ落ちるように倒れ込みそうになり、
突然、数人が、主人公を支えました。
その人達は、今まで、
主人公が手助けした人達でした。
みんな、主人公に心から感謝し、
心からの愛情を胸に、主人公を抱き締めます。
主人公は初めて、人の温もりに触れられた事に、
心から満足しました。
銃で撃たれたときに死は確定し、
カウンターの数字で、表示する事が出来ない程に
蓄積されきってしまいました。
そして、自動的にスイッチが作動しました。
今、主人公を抱き締めている人達は、
主人公が、心から望んでいた、人の温もりであり、
けして、お金にはかえられない
愛情を胸に、主人公の死を心から
悲しんで見送ってくれる人達でした。
これが、スイッチの効果によって起きた事なのか、
主人公の、善意が引き起こした奇跡なのかは、
語られずに物語は終わります。
その後、この話は語り継がれ、
主人公の墓には、今も、
沢山の花束がそえられています。
と言う話でした。
発想の起点となったのは、
塊魂、DEATH STRANDING、INSIDE
です。
読んでくださり、ありがとうございます。
くにとらでした。