お遊戯~ハンドコミュニケーション~
手に触れるだけで胸が高鳴る
恋の始まり、誰もがそうであったのではないでしょうか。
相手を想い、焦がれるからこそ触れたい気持ちが溢れるものです。
そうしてお互いの恋が実り、手に触れ、繋ぐことが当たり前になっていく。
勿論これは良いことです。
しかし、初心に返ってゆっくり触れてみるのも乙なものですよ。
爪から指にかけてなぞり、手のひらを指の腹だけで触れる。
いつもと違う、少しもどかしい触れ方は相手に焦らしを与えます。
ゆっくり触れることで気づくものも出てきます。
手を繋ぐ、に留まらず、手を視ることができるでしょう。
あなたはまだ相手の知らない部分を知ることができるかもしれません。
それを知ることができるのが、手に触れることを許された、
あなたの特権なのです。