私は音楽業界ではなく、介護業界に興味を持った。
最近のこと。私は就労移行支援の職員と一緒に、障害者雇用の企業説明会に行った。
参加した企業は3社で、清掃業・物流・介護補助だった。
結論から言うと、音楽業界を目指すことは不可能だと思った。才能がなかった。
介護業界のことについて興味を持ったのは、正直言って、今回の企業説明会で初めてだった。
介護業界は、この先の未来で重要な職業になる。…と言う話を職員から話を聞いた。
日本は少子高齢化で、若者よりもお年寄りが多くなっていく、そのために介護職はこれから先重要になっていく仕事だと言う。
私は昔から何か人の役に立ちたい、社会貢献をしたいと思っていた。お年寄りと話すことは好きだし、企業説明を聞いている内に、興味を持った。自分の胸の内からメラメラと燃えるような感覚が芽生えた。そうか、これがやりたかった
仕事だったんだと思った。
人に寄り添える仕事、そんな所が素敵だなと思えるようになった。
企業説明会が終わった後、企業と話す機会を頂いてくれた。
私は恥ずかしくて、あまり話すことが出来なかったが、体験実習をさせていただくことになった。とても、本当に、嬉しかった。
企業の人達にお礼が言いたかった。
私は介護補助の体験実習を、わくわくしながら待つことにした。