私は絶対しないと思ったのに。
私は実の母の首を絞めてしまった。殺人未遂だ。
私は前回話した通り、解離性同一性障害を未だに疑っており、別人格の存在を怖がっていた。
姉からの不在着信のLINEがあったので、おそらく姉には伝わっているのだろう。
私は「異なる自分自身」に対して「濡れ衣」を背負うことになってしまった。
こうなる前に、助けて欲しかった。
警察の所に行って保護を受けて欲しかった。
自分の口で説明出来たら良いのだが、それが
出来ないからこうなってしまった。
妹の私より姉や母の方が、ずるく、賢かった。
私を不幸にさせることだけの為に、私のことを
騙していたのだ。
軽度知的障害で、自閉症で障害者の私は、
何もできない「弱い人間」だ。
私は単純なことしか理解できない人間だった。
でも、私は自閉症も知的障害も軽度なのに、
誰も私のこと助けようとしなかった。
母や父に愛されたいと思っていた自分が、
馬鹿馬鹿しく思う。
私の心は既に壊れていた。
ごめんなさい、ごめんなさい。
そう言うしかできなかった。
私は既に機械的な人間になってた。
私に「自分らしさ」や「人間らしさ」は
残って居なかった。
私は単純な作業だけを行うAI人間だった。
もう手遅れみたい。ダメになってしまった。
明日からどう生きよう。