姿やさしく 色美しく
麗らかな光り輝く4月の朝に近所を車で走らせていた時に、ふと口をついて出たのがこの歌
♪春の小川はさらさらいくよ♪
遠い昔、小学校3年生の時、音楽の授業で使うレコーダー(縦笛)を購入して家に持ち帰った。もらったばかりの新しい音楽の教科書を開くと、「春の小川」の楽譜と歌詞を見つけた。
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まずは歌ってみて、それからレコーダーを使ってなんとか吹いてみた。何度も何度も。
一瞬にして8歳の4月に戻れる。
あの時の私は、今よりもずっと好奇心が旺盛で、興味を持てばすぐにのめりこんでいった。
まだ使ったことのないレコーダーも、音感と指を使っていたらその日のうちに吹けるようになった。
もらったばかりの国語の教科書の読み物も、すぐに読んでしまえば、もらった漢字ドリルも新しい漢字を習うのが楽しくてたまらなくてその日のうちに仕上げてしまったこともあった。
そんな自分を思い出した。そういう自分だったことを思い出した。
2022年の4月。
あれから40年くらい経って、特に今年の4月は強く「始まり」を意識していたところに、思い出したこの「春の小川」の歌。
つづきがあって、
♪姿やさしく 色うつくしく
咲けよ咲けよと ささやきながら
というのです。
姿やさしく 色美しく、、、、
春の小川は、さらさら行くよ
岸のすみれや、れんげの花に
すがたやさしく、色うつくしく
咲けよ咲けよと、ささやきながら、、、
ああ、なんて素敵な歌詞なのでしょう。
春の「小川」を「私」に置き換えて自分のアファメーションとすることに
しました。
春の私はさらさらいくよ。
姿やさしく 色美しく。
咲けよ咲けよ、、、、
大人っぽくなってしまった私に(もとから子どもっぽくはない子どもだったけど(笑))レコーダーを一生懸命吹いて、国語の教科書を真剣に読んで、初めて習う漢字を胸をときめかせながら覚えた、あの感覚をまた体験してみよう。
始まりの4月に。