第11節 静岡戦マッチプレビュー
来週日曜日(5/26)は、磐田市のヤマハスタジアムで静岡戦という事で、マッチプレビューをしてみました。
順位表
スタメン予想
左SBが渡辺選手と守屋選手だった以外は、過去2試合同じメンバーが先発している。現在、静岡は3連勝中と絶好調であり、ケガによる変更がなければ、スフィーダ戦も同じスタメンで来ると思われる。ただし、長身のMF林選手が戦術によっては先発で出てくる可能性はあるかも知れない(その場合は山本選手がサブ)。
フォーメーション:
ここ2試合は4バックだが、3バックの場合もあり。日体大戦で見せたような超ハイプレスでくるのか、伊賀戦の様に最終ラインからビルドアップで丁寧に繋いでくるのかわからないので、両パターンを想定して準備しておくべきだろう。
まだスフィーダとの直接対決はないものの、他の10チームとの対戦は終わっており、その結果や順位表からして、両チームの実力差はあまりなく、ほぼ拮抗していると思われる。
静岡は主力選手が昨年とほぼ変わっていないため、1年間戦ってきて選手間の連携がより深まり、チーム力が1段階上がっている。また、伸びしろの大きな若手選手主体であるため、個々の力も上がっている選手が多い(梅津、山本、林選手等)。
現在、3連勝と好調を維持しており、勢いに乗せてしまうと負けてしまう事も十分考えられる。
スピーディーなパス回しや、超ハイプレス、土屋選手のスピードを活かした高速カウンターに十分注意しなければいけない。
先に失点をしてしまい、主導権を握られると苦しいし、先制できた場合でも、あっという間に同点、逆転されてしまう事がありえるので、一瞬たりとも気を抜いてはいけない。
注目選手
土屋選手:6得点
高校日本一に君臨する藤枝順心のレギュラーFWだっただけあって、スピード、体の強さは共にトップクラスであったが、今季はそれに加えてシュートの精度があがり、得点力が上がった。ボール保持者へのプレスも上手いし、裏へ蹴ったボールを巡っての相手DFとの競り合いにも強い。コンディションが良いのか、自信をもってプレーしているように見える。ゴール前でも余裕が感じられ、特に、ゴール右へのシュートが決まるようになってゴール量産態勢。現在3戦連続ゴール中。土屋選手対スフィーダ守備陣というのが最大のポイントだろう。
山本選手:3得点
エースの土屋選手に気をとられてばかりいると怖いのが、山本心選手。スピードがあり、勝負強くシュート技術が高い。小柄な体格からは想像できない強いシュートを蹴り込んでくる。まだ大学2年生だが昨年より確実にレベルアップしている。
梅津選手:
山本選手と同じ静岡産業大の2年生ながら、静岡のボランチを務める。キックの精度が非常に高く、セットプレーは梅津選手の右足に厳重注意(左は渡辺選手)。ミドルシュートも狙ってくるので要注意。
塩澤選手:2得点(いずれも梅津選手のCKからのヘディング)
ヘディングがとても上手く、DFながら得点力の高い選手。
尚、セットプレーでのターゲットは塩澤選手以外にも山田選手や彦坂選手など、空中戦に強い選手がいるので十分警戒しなければならない。
その他、土屋選手との連動したプレスが上手い三輪選手、センスのある林選手、空中戦に強く守備の要である山田選手なども注目である。尚、今シーズンは少ないが、ミドルシュートも上手い選手が多いので、遠目からのシュートにも備えておく必要がある。
渡辺彩香選手の精度の高い左足
守屋選手のサイド突破からのクロス
まとめ
昨年よりも強化された静岡の攻撃力に対して、連携に不安のあるスフィーダ守備陣がしっかりと対応できるかどうかが、最大のポイント。
土屋選手の飛び出しに対応できなかったり、静岡の素早いパス回しに翻弄されて守備の連携が崩れたりすると名古屋戦の様に大量失点してしまい追いつけずに負けてしまったり、勝ち切れず引き分けてしまう事がありそう。静岡はセットプレーからの空中戦やミドルシュートも得意としているので、守り方も難しい。やはりしっかり準備して、集中を切らさず自分たちのサッカーをしっかり体現できるようにするしかないのかなと思う。当たり前の事だが、ミスしたら負けたり、引き分けになりそう。
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