【選書の舞台裏】2021年4月"スタートライン"
こんにちは、Chapters bookstoreです。春めく4月今日この頃、みなさまお元気でしょうか?
毎月4冊の文庫本のみを扱うオンライン書店・Chaptersは、今月も元気に開店です。このnoteでは、毎月悩みに悩んで厳選された4冊の選書の舞台裏について綴っています。
4月の選書テーマ:スタートライン
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" スタートライン"
今月は、春にこそ読んで頂きたい
"旬"な物語をご紹介。
新生活のスタートを切るそれぞれ4作品の主人公、
健気で一生懸命な姿を一緒に追いかけましょう。
みなさんの春気分を盛り上げる
ラインナップが出揃ったと感じています。
自分自身の直感を信じて、本の選択にお進みください。
chapters bookstore で本を買う。
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今月は、4月に私たち日本人が感じる「節目」という独特な感情に則って、「フレッシュさ」「出会いと別れ」などをキーワードに選書を進めていきました。
学校生活でくくろうか、冠婚葬祭でくくろうか。
当初は4冊の関連性ばかりを気にしてしまっていたのですが、上京・結婚・お引越し・卒業・・・こうして出揃うと、全くバラバラの「節目」をお届けすることになりました。
バラバラとはいえ、4作全て、読むなら今!今が旬!な作品です。読むシチュエーションやオススメしてくれた人によって、体験価値が大きく変わる読書の特性を活かし、今月、この本とお客様が出会うきっかけを作れたことがとても嬉しく思います。
春の夜、通勤通学のお供にどうぞ♡
pick up!掘り出し作品 【東】
4つの選書の中でも、今回クリエーティブ1枚目で紹介する【東】の作品はちょっぴり掘り出し物。
書店ではなかなか見かけない、さらには現在出版社にも在庫がほとんどない本をChaptersで確保しました。初版は2001年、今から20年前に発売された著者の自伝的小説とも言われる色褪せない上京物語です。数年前にはラジオで女優の杏さんも紹介されていたそう。
「Chaptersでは、書店で自分が選ばないような本を読みたい」というご要望をお持ちのお客様に対しては、なかなか出会えないこちらの作品がおすすめです。
クリエーターはさくらいはじめさんをお迎え
今月は、人気クリエーター・さくらいはじめさんをお迎えしております。
(2021年4月5日まで、福岡で開催中の個展のフライヤーを拝借。かわいい...♡)
さくらいさんを知るきっかけ、そして今回のオファーのきっかけとなったのが、東京駅のVINYL GALLERYで昨年開催されたグループ展"東京/TOKYO"でのこの一枚。
色合いも表情もファッションも、こんんんなに楽しくおしゃれに東京を描く方がいるんだなあと一瞬でファンになり、今回「上京」にまつわる物語が含まれていることから、ラブコールをお送りしました。
打ち合わせ、初の顔合わせで現れたのは、バリバリ大阪人の優しいお兄さん。打ち合わせもとても楽しく、また、製作過程で送られてくるラフのイラストなどにも度々ワクワクさせていただきました!^^
(私なぜ目をつむった?)
ちょっぴりセクシーな女性を、ポップで楽しく描くのがさくらいさんの一番の持ち味。ですが、今回は女っぽさはちょっぴり抑えめに、さくらいさんの持つ色合いや線の強さが活きた、そのまま額に入れて飾りたいような、おしゃれで楽しいクリエーティブが4点揃いました。
どれも本を読むとわかるのですが、そのまま文庫本のカバーにしたいような完成度で、イラストはもちろん、色合いもそれぞれの作品にぴったりマッチしています。
みなさんの好みはどれですかー?今月も、Chaptersと一緒に読書を楽しんでくださると嬉しいです^^
chapters bookstore 4月の本"夜空"を見に行く。
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