快楽として情報を消費する人たち
ドラマを倍速で見る人たちがいるのは知っていたが、10秒飛ばしで見る人たちがいるとは知らなかった。
そして、それはスポーツ観戦が若者の間で不評であることと、同じ根っこを持っているという。
今日はそんな記事の紹介です。
動画を倍速で観るのは、短時間で情報を得たいからというのはまだ分かる。
しかし、ドラマを倍速で観て面白いんだろうか?
物語の展開だけ分かればそれで良いんだろうか?
その演技の緩急や間を楽しむということは考えないんだろうか?
極端な話、あらすじだけ読んでも満足するんだろうか?
答えは全てYesなんだそうだ。
今や人々の心に余裕はなく、時間の余裕もなく、疲弊している人たちが多いとのこと。
まさに「忙しい」=「心を亡くす」という状態なんだろう。
そんな状態で求められるのは、快楽としての情報なんだという。
ただただ情報を消費するだけなら、自分にとって都合のいいものだけ選りすぐりたいというのは頷ける。
だからドラマもスポーツも「良いシーン」だけ観たいのだ。
全部観てる暇はないし、観て不快になるかも分からないものは観ないということか。
本来、情報はいろんなものを作り出す材料にも出来るはずである。
様々な感情や、自分の成長や、新しいアイデアやビジネス等々。
しかし「作る」ための時間や心の余裕がないのであれば、先ずはその余裕を取り戻すことから始めたい。
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