2024.09 Week 3 いい現実だなあ

 嘘でしょお!?

 こういう雑誌のプレゼント企画って多分ほぼ応募してみたことがなかった。どうせ当たらんし…という諦めもあったし、そこまで熱を上げることもなかったのだと思う。そんな人間がプレゼント企画をXで見て慌ててスペリオールとはがき買いに行って投函まで爆速でやってしまったし、それで運良く当選というのはあまりに出来すぎているというか、本当~~にありがたいことです。はい。

 くずしろ先生の漫画ここ最近で急激に好きになってしまって、ちゃんと応援してるよって所をアピールしたかったのが結構大きい。応募ハガキには拙いながらもファンアートも描いちゃったりしてですね。これが御本人に届いてるかはわからないけど、『笑顔のたえない職場です。』で梨田先生がファンレター貰った回を思い出しつつ、好きの気持ちを届けないとなという気持ちだった。「漫画家は常時無観客ライブのようなもの…!!」って梨田先生のセリフ、くずしろ先生自身の実感もこもっているんじゃないかな、なんて。

 こんな幸運もあり感謝の気持ちで過去作をKindleでもりもり買い集めております。近作と作風が違っていて、童貞的思考の女子の下ネタコメディが強めで面白い。あと、作品間での登場人物の繋がりもちょこちょこ見られて、こういうの好き!!になってる。


 これ語らないわけにいかないでしょと思いつつ今更になってしまったけど、いや本当にびっくりだった。私が愛してやまないACIDMANが今をときめく結束バンドへの楽曲提供だなんて。現実???長年ACIDMANを聴いてきた2次元のオタクからすると、ここで道が繋がるだなんて想像もしていなかった。いや~~~いい現実だなあ!

 そもそもACIDMAN、昔はこういう楽曲提供をするようなバンドではなかったと思う。良くも悪くも孤高で、生命と宇宙についてずっと歌い続けているストイックなバンドなので、まあ一般受けはしないのです。自分の周りを見ても『赤橙』『造花が笑う』『飛光』あたりしか知らない人が多く、いやそれ1stと2ndALの初期の曲じゃん、いい曲まだあるのに知識がアップデートされてない…!!と悔しく思うことが何度もあった。

 最近は「ゴールデンカムイ」の主題歌や、yamaへの楽曲提供などの外仕事が多く潮目が変わった感覚がある。バンドとしてのキャリアの長さがあるし、好きな人がオファーをするようになったのかなという印象もあるけど、昔と比べるともっと売れたいっていう前向きさも感じられる。いやこれ全然いいことで。ACIDMANこんなにいいバンドなのに知名度低すぎるわって常々思っていたので外仕事を通して知られてくれれば嬉しい。本人たちの無理のない程度でやってもらえればそれでいいです。

 で、今回の『惑う星』。正直ちょっと意外さがあった。作詞作曲のみなので編曲の力が大きいのは理解しつつも、全然今の大木伸夫っぽくない。1stAL「創」あたりの時期に戻ったようなストレートな曲だなという印象だし、サビなんかは特にそう感じられる。まだこういう曲作るんだ!というのが最初聴いた時の素直な感想。作詞も「星」「光」などおなじみ大木伸夫の宇宙味(?)はするものの、どこか普段との違いも感じられる。オーダーの内容を踏まえつつ作品に寄り添うとこういう曲になるんだ!という新鮮さがあった。

 ドラミングやキメの入れ方の癖なんかはACIDMANぽさがあるものの、バイオリンのアレンジやACIDMANの曲では絶対聴かないようなツインギターのリフもあったり編曲も面白く、これぞ化学反応だなあ!という感じでヘビロテしている。いい曲。

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