本日の読書「バスジャック/三崎亜記」
この短編集が大好きだ
今日も一周読んだけどもう何回目か分からない
本日の読書と呼べるのかも分からない
独特の世界観と設定が中毒性の塊
一番好きなのが「二階扉をつけてください」の
3つの業者が見積もりを出すために調査するところ
もう何が何やらさっぱり分からない
読者は置いていかられる一方である
でもすごく不思議な感覚になってクセになってしまう
ミステリーが好きな人はやっぱりある程度先を読む
でも私はあまり考えずに読み進めてしっかり驚きたい
叙述トリックが大好物なので
存分にミスリードされて、しっかり驚きたい
それでもやっぱり先が読める時があるが
バスジャックの物語たちはちょっと面白さが違う
(そもそもミステリーではないけど)
もう設定からして訳がわからない
ちょっと強引さすら感じられる
2階扉を付けなければいけない世界
バスジャックがバズってる世界
雨の夜に知らない女性が急に訪ねてくる部屋
全く記憶が噛み合わないカップル
初めに説明不足な世界を大胆に提示して
徐々に背景の情報を小出しにチラチラさせてくる
控えめに言って最高です
送りの夏でキッチリ〆てくるのも良き
マーケティングの本によると
人は不親切な製品やサービスを求めてしまう性質があるらしい
そんな訳ないだろうと思っていたが
確かにこの短編集も少し当てはまるように感じる
足りない情報を自分で考えて補おうとすることで
そのサービス(物語)について考えてしまう
気になってしまう
特有の価値があるように感じてしまう
そうすると
高級フレンチの長い分からないメニューの謎も解ける
やっぱり経済学やマーケティングと心理学の関係は面白い
キッチリ学びたいけど
仕事しながら学ぶ自信がまだなくて悩んでいる
やると決めたらやらないと気が済まないし
かといって今の生活にプラスしたら
寝られなくなっちゃうかも
やるとしたら秋入学と決めているので
もう少し様子を見て考えようと思う
とりあえずは、今から仕事だ・・・
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