マイストーリー#2マントラとの出会い
マイストーリー#1はこちらから
ヨガスタジオに通い出して、
それだけでは飽き足らず、
通常のレッスンも受けつつ、
ただ「もっと深く学びたい」とただそれだけで
先生になるつもりはなく
全米ヨガアライアンス200時間や陰ヨガなどの
ティーチャートレーニングを受けていました。
Yogaのクラスはパワーヨガと呼ばれる
ハードな体育会系のヨガは
身体能力的に難しいと感じ、
比較的ゆっくりとした動きの
無理をしなくても
誰でもできる
心身をリラックスさせてくれる
Yogaを好みました。
それでもYogaのクラスをたくさん受けて、
練習を積み重ねていくうちに、
手首や膝、腰を痛めました。
なので、どうすれば身体を痛めないで
Yogaをできるかが課題になり、
体の構造をしっかりと理解するために
骨や骨格筋の解剖学を熱心に学びました。
🔸マントラとの出逢い
その中でレッスンの前後にとっても良い声で
素敵なお経のようなものを唱える先生がいました。
とても感動しました。
それが私とマントラの出逢いです。
それから約3年後、
そのマントラを学びに
インドに学びに行くなんて
全く想像もしていませんでした。
その当時はYogaは大好きになっても
Yoga発祥の地インドには
興味や関心を持っていませんでした。
時々、ティーチャートレーニングやレッスンで
インドにYogaの合宿やリトリートに
参加している人に出逢うと
「すごい人たちだなぁ!」
「私は絶対に行けない」
と強く思っていました。
マントラに興味を持った私は
レッスンでマントラを唱えているクラスや
マントラのワークショップに参加するようになりました。
本格的にマントラを学びたいと思いながら
インドには絶対行けないと思っていたので、
インド系のカナダ人の先生が来日した際は
高額なワークショップに参加したりしていました。
それでも日本で受けるクラスだけでは
正確なサンスクリット語のマントラは
学べないという現実を残念に感じていました。
インターネットで調べた得た情報から
「サンスクリット語の発音が非常に大切である」
という知識を得たにもかかわらず、
発音を正確に教えてくれる先生がいなかったのです。
インドに長年住まれて、
インド哲学に造詣が深い先生も
なぜか発音だけは日本語のイントネーションが強く、
正確な発音には思えませんでした。
大学時代に英語の発音や発音記号を学んでいた経験と、
アメリカ人の先生に英語の歌を習っていたときに、
嫌というほど、発音を徹底的に直されていた経験から、
妙に音や発音に強いこだわりを持っていたのでした。
元々、音楽が大好きで、
音楽が持つ素晴らしさ
私たちの心や身体に与える影響
を知っていた私は
NādaBrahma 〜音は神なり〜
というインドの言葉を知る前から
その世界観を経験していたのでした。
「正確な発音でマントラを唱えるからこそ、
私たちの心や身体に働きかける」と
初心者のときから信じていたのですね!
Yogaのレッスンでマントラを唱えると
その時間を楽しみにしてくれたり、
感動してくれる人が増えてきました。
また習いたいとまで言ってくれる
生徒さんたちもいました。
ですがその時の私は、
「正確な発音を学べていない」
「私はちゃんとしたマントラを知っているのだろうか?」
とモヤモヤした気持ちでいました。
このモヤモヤが後に私をインドへと突き動かす
エネルギーとなるのです。
つづく