見出し画像

英国留学記5 旅行編(York/Shildon)

ごきげんよう 今回は10月初めに行ったヨーク・シルドンについて簡単に記録しておきます。面白い人と会ったり事件があったりしたわけではないのであまり期待しないでくださいね


導入

今回の旅行は渡英して初めての遠出だったのですが、なぜこの2つの街を目的地にしたかというと、ズバリ 鉄道博物館があるから です。イギリスは古いもの大好き、保存大好き、な国なのですが、加えて鉄道オタクの国でもあります。素晴らしい! 私は別に鉄オタというわけでもないのですが、周囲の人間が何人か行っていて面白そうだったので行ってみることにしました。鉄道博物館はヨークとシルドンそれぞれにありますが、基本的にヨークの方がメジャーで充実しています。(後述)
ちなみにイギリスの美術館・博物館は基本入場無料です。2010年の財政緊縮政策においても、この政策は維持されたというので、保存や鑑賞に対する態度が国によって全く違うのだなあと思うなどしました。さすがにタダで見せてもらって「わーい」で帰るわけにはいかないと思い、寄付&お土産購入&食事で微力ながら応援してきましたが… 貧乏学生にとっては充実した博物館に無料で入れる、というのは大変ありがたいことです。チャリティ文化の色濃いイギリスだからこそ維持されているのかもしれませんね

旅程

金曜日は大学の授業がないので、金・土曜日の1泊2日で旅程を組みました。日曜日を避けたのは、課題があるから…切羽詰まらないとやらないんですよね あはは…
私の住むシェフィールドからヨークまでは直通列車があったので便利でした以下旅程詳細です

金曜
11:41 Sheffield
 Northern Railway (ヨーク行き)
13:03 York
 National Railway Museum(鉄道博物館)見学
 Safestay York宿泊
土曜
10:07 York
 Trans Pennine Express
Darlington乗り換え
 Northern Railway (Bishop Auckland行き)
11:13 Shildon
National Railway Museum Shildon(鉄道博物館(シルドン))見学
14:33 Shildon
14:53 Darlington
ダーリントン散策
18:11 Darlington
 Cross Country (Birmingham New St.行き)
19:54 Sheffield

実は最初の計画ではシルドンを17:32に出発し、ダーリントンでは観光はしない予定だったのですが、予想以上にシルドンが田舎で周りに全く店もなく、雨も降ってきてしまったので、最初取ったシルドン〜ダーリントンの切符を泣く泣く捨ててダーリントン入りしたのでした。この区間はレイルカード(割引券)を利用して3ポンド(600円)くらいだったので良かったのですが、ダーリントンからシェフィールドの切符をもう1枚買って最初の切符(シルドン〜シェフィールドの通し、変更キャンセル不可)の22ポンド(4000円超)をドブに捨てる勇気は出ませんでした。ここで学んだのは、ちょっと高くても変更可能な切符にするか、混んでいない路線なら直前まで切符は取らないこと。シルドンの田舎ぶりを舐めていました

York

Yorkはシェフィールドに比べてより文化的というか観光に向いている街でした。シェフィールドは労働者の街だからでしょうかね、バラ戦争とかとも関係しているというような話をしていたのですが、詳しくないので省きます。詳しくなったら書きます。 車もそこまで多くなく、運転も比較的紳士的なので歩いていて楽しかったです。朝、川ではカヌーの練習をしているチームを何組も見ました。大会が近いのか、カヌーが盛んな街なのか?寒そうです。鉄道博物館の感想はあまり書かないことにしますが、博物館内にあるカフェは値段もそこまで酷くなく、美味しかった(重要)です。広い方のカフェで、私はキッシュセットを食べました。
色々見て、模型コーナーでニコニコしながらデルティック(エンジン)の構造を眺め、模型が動かないことにがっかりしつつ彷徨っていたら、なぜかリニアモーターカーの模型が。(横には事故によってたくさんの犠牲者を出した客車の模型が置いてあったりとかなり雑然とした倉庫感あふれる場所でした)なんでこんなところに?と思っていたら、イギリスのマダムに話しかけられ、「この模型はなんなんだ」と聞かれたので、「今色々問題を抱えつつも日本で実装予定の爆速列車で、浮いているんだよ(磁力という単語が出てこなかった)」と説明しておきました。実現したらぜひ乗りに来て欲しいですね
お土産には、国際郵便用の切手シートとTシャツを購入しました。コインをのしてデルティックの型押しをしたものも欲しかったのに、out of serviceでした。次回またチャレンジしたいところです
ヨークにはCastle Museumという博物館もあり、そこにも行ってみたいと思っていたのですが、基本的にイギリスの博物館の閉業時間は17時。鉄道博物館で午後いっぱい過ごしてしまったため行けませんでした。上のコインと合わせて次回の楽しみとしておきます。
翌日シルドンに行くため、ヨークのホステルで一泊しました。safestayというところで、割に人通りの多い場所に面していて、建物は昔の邸宅のようでした(案内が書いてあったが写真を撮り忘れました)。夜中は表通りの声がよく聞こえ、また興奮状態だったのかほぼ寝られませんでした… インドの寝台列車でも寝られるのに、どうして…? 次行く時も安さ重視の旅行だったら同じところに泊まるかな

Shildon

Yorkから電車で1時間、7ポンドくらいでシルドンという田舎に到着。本当に田舎です。駅から案内に従って廃線路(?)の横を歩いて行くと、鉄道博物館(シルドン)があります。ヨークのに比べるとちょっとしょぼ…いや、簡素でした。それでもアレクサンドラ王妃専用客車、HST試作機などが置いてあって、見どころいっぱいです。新館の方にある超オタク車両たちも見逃せません。いや、あそこまで行ったからには皆さん行くと思いますが… 戦車を運ぶ車両、石炭(確か石炭)を運ぶ車両、雪かき用車両など見たことのないものがずらりと並んでいました。日本のオタクから遠隔で解説を受けながら、存分に楽しみました。

雪かき用の車両

はい、楽しんだんです。それはいいんです。しかし私はシルドンの田舎ぶりを舐めていました(2回目)博物館見て街歩きしてたら夕方になるやろ(適当) とか言って夕方シルドン発の変更不可の電車を取っていたんですが、シルドン、見るところがない!!!!!本当に住宅しかない!!!!! 昼には鉄道博物館を見終わっっていたので、街の中心まで行ってみようと思ったのですが、結構強い雨が降ってきて&いくら歩いても街の中心が見つからなくて、絶望しました。結局どうしようもなくなり、もう一枚シルドンからの切符を購入し、ダーリントンで待機することに… こういう時にロジのガバで痛い目を見るんですね(遠い目)

Darlington(不本意)

不本意ながらダーリントンに到着。大雨。絶望。もう前に取った切符は捨てて帰るか?と思っていたら、雨が止みました〜!日頃の行いが良かったのでしょうか?
とりあえず街中(ダーリントンには街中という概念が存在する)にむかいます。街中を歩きつつ、日本からずっと応対してくれる殊勝な人間に絡みつつ、oxfamというセカンドハンドチャリティショップを見つつ…ぐるぐるしていたら電車の発車時刻になりました。本当に↑の人間に感謝。これがなかったら一日千秋どころの騒ぎじゃなかった。
ダーリントンでの出来事は特にないのですが、途中でド派手な帽子・ドレス屋に行き当たりました。閉まっていたので入りませんでしたが、競馬に行く用かな?平たい顔には似合わなさそうですが、お店には入ってみたかった。次どこかで見かけたら入ってみようかな? それと、中心部から離れると途端にネット回線が働かなくなるんです。アンテナ4本しっかり立ってるのに!なんでぇ?
ダーリントンの駅はなかなか面白い構造をしていて、線路の下を通れる怪しげなトンネルが駐車場につながっています。地元のキッズが自転車で大爆走していました。
遅延しまくるCross Countryにキレつつ、帰宅。今回の教訓は、「帰りの電車は変更可能にしておけ」です。みんなも気をつけてね。
ではごきげんよう


いいなと思ったら応援しよう!