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英国留学記3
渡英して1週間とちょっと、色々問題に悩まされつつもなんとか生活が落ち着いてきたので、東京からシェフィールドまでの道のりについて記しておきます。
カバー画像はパディントン駅地下鉄Circleホームより。ギリギリ立体交差がたまらなく良い!!!!
※ちゃんと調べて書いていますが、交通機関の知識を完全網羅しているわけではないので悪しからず。
東京→英国(LHR、ロンドンヒースロー国際空港)
皆さんはきっと普通英国LHRに行くなら、直行便かドバイあたりで1度乗り継ぎかな?と思いますよね?(思ってください) でも、常に話のネタを探している私は …兄と飛行機を探していた時にたまたま見つけたOTAKUルートのチケットをそのまま購入しました。HND発、BKK、CMB乗り換えLHR行き。ビジネスクラスなのに、なんとJAL直行便のエコノミーより安い!スリランカ(CMB)は行ったことがないし、これは面白そうだ、しめしめ…←こんな感じです。
で、当日は27kgの重い荷物をちょっと申し訳なく思いながらカウンターで預け、約27時間の旅が始まりました。人生初ビジネスクラス、とても面白い経験でした。
スリランカ航空だったのですが、最初に羽田空港で出したチケットには2、3機目の詳細が全く記されておらず、スワンナプーム国際空港でもう一度発券する羽目に。加えて、飛行機遅延のために乗り継ぎが危ぶまれたりとちょっとだけドキドキする旅でした。まあ2機目も3機目もしっかり遅れていたので、全然問題ありませんでした… さもありなん
英国到着
深夜01:20JSTに羽田を発って、LHRに着いたのは19:50GMT。流石にそのままシェフィールドに行くわけにはいかず、空港近くで一泊しました。泊まったのはLeonardo London Heathrow Airportというホテル。一泊2万円くらい。たかぁい泣 ベッドもお風呂もまともで安心しました。ホテル前につけてくれるバス(£6.8)があるようでしたが、もう全てが面倒だったのでタクシーを利用。タクシー乗り場は地下ではなく地上から行くのですが、それを知らずに行ったり来たりして大変でした。タクシーはEVになっていて静かなのに、運転が荒いから怖い!いつか事故現場に出くわすと確信しています。空港からホテルまでタクシーは£13.4、時間は1/5、値段は2倍。泣いてしまう
ローカルのバスを乗り継げば安く早く行けるようですが、流石に小さい東亜少女一人、27kgのスーツケース、27時間の旅の後はきついです。次に身軽だったら試そうかと思います。
ロンドンからシェフィールドへ
さて、翌朝起きたら早速チェックアウト。ロンドン中心に向かうべく、まずは空港に戻ります。この時はちょっと元気になっていたし、行き先は空港で簡単なので、バスに乗りました。ローカルではなくホテル前につけてくれる£6.8の方です。空港行きのくせに通路が狭く、通路を塞いでしまって大変申し訳なかったです。あと遠心力で持っていかれる27kgの物体を抑えるのは結構骨が折れました。空港内から鉄道駅へ降りて、いよいよ電車の旅が始まります。
ロンドンからシェフィールドに行くには:
LHR→パディントン(Heathrow Express / Elizabeth line)
パディントン→キングスクロス・セントパンクラス(Circle(地下鉄))
セントパンクラス→シェフィールド(EMR)
こんな感じです。
1.LHR→パディントン(Heathrow Express / Elizabeth line)
1にあるヒースローエクスプレス(以下ヒスエク)とエリザベスラインは、どちらもパディントンに行ける線なのですが、ヒスエクの方が速くて高いです。エリザベスラインは最近できた線だそうで、パディントンのもっと先まで行くようです。成田エクスプレスと京成本線みたいなものかしら?運営する会社も多分違います。多分。
チケットは同じところで買えるようです。改札も多分同じ。券売機とは別にお姉さんが立っていて、ヒスエクのチケットのみ彼女からも買えるようでした。私も彼女から買った方が早そうだったので話しかけたのですが、セントパンクラスまで行くと言ったら、わざわざ調べて、「エリザベスラインの方が乗り換えが楽だからそっちにしたほうがいいわよ」と教えてくれました。商売あがったりなのでは?と勝手に心配になります。エリザベスラインは券売機でしかチケットを買えないので、日本のに比べて数段性能の低い券売機をポチポチします。切符を購入、これまた性能の低い改札を通して(反応が悪いので常に人が溜まっていました。なんとかならんのか)、イギリス人も迷うエレベーターでもっと地下深くへ降り(案内表示がない上に、なぜか別のドアが開いて見知らぬ旅行客たちと上下2往復しました。なんで?)、ホームへ。どこから乗るのかと係員の人にチケットを見せながら、「エリザベスラインはどこから乗れますか?」と聞いたら、「これ、ヒスエクのチケットやで」。まじで???(n回目)しょうがないのでヒスエクに乗りました…エリザベスライン乗ってみたかったなあ…
ヒスエクにもグリーン車と普通車があるのですが、20分くらいの短い間でグリーンにお金を払う人ってどんな人なんだろうと不思議に思いました。
2.パディントン→キングスクロス・セントパンクラス(Circle(地下鉄))
ヒスエクの終点パディントンで降りたら、まっすぐ行ったところに地下鉄への下り口があります。その手前で、各路線図をアナログで見られる場所があって、そこからキングスクロス・セントパンクラス(以下キンクロ・パンクラス)に行く路線を調べました。(ちなみにこのキンクロとパンクラスは別の駅ではあるのですが、隣り合っていて、建物も繋がっています。簡単に歩けるので名前が一緒に並べられていることもあります。知らなかった)TFL Goというアプリで見てもわかるのですが、パディントンからキンクロ・パンクラスに行くには地下鉄ではピンク色と黄色の2種類の線の選択肢があります。ピンクがHammersmith and City、黄色がCircleという名前です。私はよくわからなかったので、目の前にあったCircleの方を選びました。(エスカレーターもエレベーターもなく、落ちそうになりながらスーツケースを運んでいたらおじさんが助けてくれました。ありがとうございます)
このCircleという線、なかなかに曲者、初見殺しの線でした。
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Circleという名前をつけているくせに、切れているんです!なんやこれ!じゃあパディントンからキンクロ・パンクラスに行くには左回りに乗らなきゃいけないってこと?!となりますよね?私だけではないはずです。実際英国紳士も戸惑ったらしく、何を思ったか大きなスーツケースを持った明らかに外様の東亜少女(つまり私)に道を訪ねてきました。
これ、実は右回り(Edgware Road)行きに乗り、Edgware Roadで降り、そのまま別のホームのEdgware Road方面に乗り換えるんです。難しい!
でもこれに気づいたおかげでロスタイムが短くて済みました。話のネタにもなって嬉しいです。
3.セントパンクラス→シェフィールド(EMR)
セントパンクラスで大学の同期が迎えてくれて、物価に慄きながらアボカドサンドを食べました。12:32発のEMRのチケットをすでにtrainlineというアプリで取ってあったので、大英図書館の前でおしゃべり。荷物が大きすぎて図書館への入場は拒否されました()
EMRは2階のホームから出発します。ギリギリすぎたら迷っていたかもしれません。出発ホームは前後で分かれており、2つの列車が縦列駐車のように一本のホームに停車していました。気をつけて乗らないと別のところへ連れて行かれます。
ここでもまたスーツケースが大きすぎて&通路が狭すぎて問題発生。通路の幅とスーツケースの幅が同じで、他の乗客とすれ違えないのです。人だけならまだしも、私と同じようにスーツケースを持った人なら尚更です。でもって座席上の収納はリュックすら入らないし、1両ごとについている荷物置き場も雀の涙…どうしろっていうんでしょうか…たまたま私と同じく特大スーツケースを持っているタイ人の女の子(後で聞いたら彼女もシェフィールド大の留学生でした)と助け合って、なんとか荷物置き場に2人分のスーツケースを収納。こういう時助け合える人がいると本当にありがたいですね
ぼーっとしていたらシェフィールドに到着。終点です。水を買っていくのを忘れたので、途中の車内販売を期待したのですが、ありませんでした。もしかしたら売店があったのかもしれないのですが、私が乗った車両のそれらしき場所の商品棚は空っぽでした。やる気がないのか?
シェフィールド駅から寮まで
シェフィールド駅からは、トラムが出ています。すごく殺風景で、廃線になっているのではないかと疑うレベル。トラム行きのエレベーターも非常にわかりにくいです。半階上がるにはどうすればいいのかわからず、ここでもまた上下2往復くらいしました。
トラムに乗ったら車掌さんがまわってくるので、行き先を告げてクレカタッチ決済。ちょっと乗るだけなのに£2.40も取られますよ〜荷物がなかったらあんまり乗りたくないお値段です。
最後に
というわけで、無事にシェフィールドに到着しました。ここからまたいろいろ問題が出てくるのですが、それはまた別のお話。
ちなみにローカル鉄道に乗るには日本のSuica、pasmoの下位互換(反応が遅いので)であるオイスターカードが必要?と思いきや、タッチ決済のできるクレカがあれば十分のようです。昔作ったオイスターカードを日本から持参しましたが、音階は全く使っていません。
参考に&旅気分になっていただけたら嬉しいです。こっちは必死なのであんまり楽しむ余裕はない模様です。以上、また次回 ごきげんよう