気候同行カードを使ってみた

1年ぶりにソウルへの弾丸旅行を計画していたところ、2024年から気候同行カードなるカードが始動したことを知る。ソウル市内の電車、バス、タルンイ(レンタル自転車)が定額で乗り放題になるカードで、旅行者も1日〜7日の短期期間を選択し、交通費を気にせずにソウル市内を移動できるとのこと。色々ふらふらするつもりだったので今回の旅行で使ってみることに。

詳しくはソウル市のサイトにも詳しい記載あり(日本語)

仁川空港で気候同行カードは購入・チャージできない

私は仁川空港から入国したが、仁川空港駅は仁川市にあるため基本的にソウル市でのみ使用可能な気候同行カードは購入・チャージできない(一方で金浦空港駅での購入やチャージは可能とのこと)。仁川空港からはもともと持っていたT-moneyカードを使用して市内へ移動した。

ソウル市内でカードの購入(チャージできないコンビニもある)

事前に詳しい情報をチェックしておらず、「コンビニでも購入可能」という断片的な記憶をたどり、飲み物を購入するついでに宿近くのコンビニで「気候同行カードはありますか?」と聞いてみた。すぐにカードを出してくれたが「チャージはできますか?」の問いには「チャージはここでできないので駅に行ってくれ」との返答。すぐ近くがソウル駅だったので移動してカードをチャージすることに。価格は3,000ウォンだった。

ソウル駅で気候同行カードをチャージする

ソウル駅に移動してカードチャージ機を探す。地下鉄1番線の改札付近にいくつかカードチャージ機を発見し、2日分(8,000ウォン)をチャージしようとするも、大きい現金の紙幣(10,000ウォン札、50,000ウォン札)ではチャージできないとの表示。近くには両替機もない。小銭や少額の紙幣を持ち合わせていなかったため、近くのコンビニで望まない飲料水を購入する羽目に。高額紙幣ばかり渡されがちな観光客は自動チャージ機を使用する場合はこういう部分がネックだなと感じた。カードでもチャージできる機械があったが、私のカードはなぜか使えなかった。あらかじめチャージ金額分の小額紙幣や小銭を準備しておくとスムーズだと思う。

後は乗るだけ

チャージまで済んだら後は2日間乗り放題。T-moneyカード同様、電車やバス乗降時にタッチすればいいだけだ。タルンイについては今回使用しなかったが街のあちこちで見かけた。

本当にお得なのか

今回は2日分購入し、下記の移動をした。

【1日目】
ソウル駅→東廟前駅 (地下鉄1番線)1,400ウォン
東廟前駅→下渓駅 (地下鉄6番線)1,400ウォン
下渓駅→安国(バス)1,500ウォン
東大門→東廟前駅(地下鉄1番線)1,400ウォン
合計 5,700ウォン

【2日目】
東廟前駅→三角地駅(地下鉄6番線)1,400ウォン
三角地駅→万望駅(地下鉄6番線)1,400ウォン
万望駅→東廟前駅(地下鉄6番線)1,400ウォン
東廟前駅→泰陵入口駅(地下鉄6番線)1,500ウォン
泰陵入口駅→孔徳駅 1,500ウォン
孔徳駅→仁川空港駅(空港鉄道)4,350ウォン
合計 7,550ウォン

2日合計:13,250ウォン

2日分の料金は8,000ウォンなのでカード代を含めなければ5,250ウォン浮いたことになる。カード代を含めると2,250ウォン。今回は2日だったのとソウルは元々交通費が安いのでそこまで安くなったという感じではない。
市内から仁川空港までは例外的に気候同行カードでカバーされる範囲内なので、帰りに空港鉄道を使用するのであればお得感が高まる。また、残額や現金の残りを気にせずにバスや電車を使えるので旅行者にとっては精神的な負担が少なくありがたい。次回の渡韓時もソウルをふらふらするのに活用したいと思う。




いいなと思ったら応援しよう!