【AB型x4姉妹シリーズ】箱入りぼっちゃん
今回は図らずも女だらけの家庭を持つこことなった父について書いてみようと思う
父親としての父はあの時代においてなかなか前衛的だったのではないかと思う
今でこそ男性も育児や家庭のことをして当たり前という風が吹き始めているけれど
当時はまだ男の人が家事や育児をするなんてあまりなかったように思う
四人も子供がいるわけだから母は出産や育児で定期的に休んでいたのだけれども
そのせいかわりかし小さい頃から母の代わりにご飯を作ってくれたり洗濯や掃除もしていた思い出がある
ただ、父は綺麗好きな人でよく物を捨てる人だった
今でいう断捨離だ、この点に於いても父は前衛的だったのだ
のちに姉妹一人ずつに自分の部屋がができてからは父に捨てられたくないものは自分の部屋に持っていくようになるのだけれども
その当時はよくそれがきっかけでいたるところで火花が散っていた
そんないくつかの不満はあったし、教育方針なんかは母任せな部分もあったけれど
全体的は父親としての父は悪くなかったと思う
ただ、男として一人の人として父を見たときに私たち姉妹の中では箱入りぼっちゃんと表現している
父の兄弟は上に姉がいるのだけれども
小さいころには末っ子としてたいそうかわいがられたいたようである
そのせいか私からみるとなんだかんだ言いつつも母よりも祖母を優先しているように感じることもあるし
あまり冒険が好きではないようで私からみると堅実ではあるけれど保守的にも映る
そんなわけで私は父とは絶対に違うタイプの人と結婚すると口論になるたびに誓っていたし
実際に旦那ことを父はあれこれ言わないけれど
宇宙人だと思うくらい彼の理解の範囲を超えた場所にいる人だと思っているんじゃないかと思う