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ジェントルマンもレディーファストもいらない

今日の一枚:懐かしのbiillsのパンケーキだと思うのだけれど、違うかな・・・。

海外に行っても全くモテることなく帰国した私だけれども

そんな私でも礼儀という意味では尊重されていた

海外かぶれの女がハマるレディーファスト、ジェントルマン精神である

ドアやエスカレーターで”after you”と言ってドアを開けてくれたり、先に行かせてくれるのは当然だったし

駅で重いスーツケースをもって階段を上っていたらさらっと荷物を持ってくれたのには涙が出そうになった

こんな風にわかりやすいものでなくても、さりげない出来事や会話のなかで

男の人が女の人を大事に扱う姿を目にするのが日常の世界にいた

そんなところから東京にやってきた私はまぁまぁのカルチャーショックを受けた

急ぎ足で通り過ぎる人々をを邪魔しないように大きな荷物を抱えて歩くのは骨が折れるし

人の波に上手に乗ってエスカレーターの左に並ぶのもコツがいる

ここでは自分のことは自分でしなくちゃいけないし

それには男も女も関係ない

ある意味フェアな世界ではあると思う

確かに人の優しやや好意に触れるのは嬉しいけれど

それを期待するのは違うと思う

留学中に中国人の女の子が自分のポシェットバッグ一つ持たず

買い物バッグから何からを彼氏にすべて持たせているのには驚愕した

”どうしてそんな重いものを持ってるの?彼に持たせたらいいのに”なんて言われて

その当時の彼があたふたしながら”持とうか?”なんていうのをきっぱり”結構です”と断ったこともある

今思うと実に可愛げない

今はもう古いのかもしれないけれど

”デートの時は道路側を男が歩く”なんてのもあって

女慣れしていない男はその切り替え方が下手くそですぐにわかったものだった

あー、嫌な女だこと!

ちなみにうちの旦那は歩くスピードが早いから、普通の女の子だと置いて行かれると思うし(私は歩くのが早い方なので気にならない)

平気で私にブスやデブと言うけれど、それはコミュニケーションの一種であって気にしていないし

スーパーに行っても荷物は綺麗に重さが一緒になるように二等分に分ける几帳面さを持ち合わせている

レディーファストともジェントルマン精神ともかけ離れているけれど

私はこの関係を心地よく感じているから問題ない

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