【Oh,エル(OL)シリーズ】過激派の行く末:行き詰ったら遠くをみろ
今日の一枚:海の近くに住んでいたせいか水ある場所は落ち着く。ぼーっとしてるだけなのにやばい人と思われること多々。
私と子宮の中の人はいかに楽して働けるかという戦いに挑んできた
第一段階として妊婦はテレワークという権利を勝ち取るべく
派遣元経由で妊娠の報告をしたり、人事に訴えたり
たぶんそれだけでよかったのだ
なのに過激派の私たちはやりすぎた
完全なるテレワークを目指すあまり子宮頸管が短いというリスクを負ってしまった
そして第二段階
手に入れたテレワークすらしんどいというぐうたらぶり
もう社会人辞めろよっていうレベルなのだが
それでも図々しい私たちは諦めなかった
ひたすらに愚痴をいいながら自宅安静にしてくれと祈り続けた結果
自宅安静を飛び越え入院となり、今に至っている
そんなすったもんだあった私の派遣のお仕事もそろそろ終盤を迎えようとしている
当初2週間だった入院生活は月を超えてその倍以上になりそうな勢いである
もちろんこれからお金が入用なのは目に見えているから不安がないとい言えば嘘になるけれど
今の私は終末へ向けて心穏やかに過ごしている
どんだけ仕事嫌だったんだよって散々言っているけれど
とにかくストレスの元凶(と勝手に被害妄想で思っている)から離れられることがうれしいし
一刻も早く派遣先も派遣元ととも縁を切りたいと思っている(何があった自分)
そんな私がこの仕事を通して学んだことのひとつに遠くを見るというのがある
働き始めた当初はコロナがいよいよ世間を騒がせ始めたころ
この先どうなっていくのか自分のことでも手一杯なのに
先の見えない世界の変わりように不安が付きまとっていた
術後の経過も良好だったので初夏から再開した不妊治療
思い切って体外受精にステップアップしたはいいけれど
結局1回目の移植は失敗
なんだか仕事もプライベートもどん詰まりで先が見えなかった
確かに未来がどうなるかなんてわからない
努力したらすべてが報われるわけではないことももう十分にわかっている
それでも今の状況がずっと続くとは限らないのだ
時間が流れる限り
だからとりあえず躓いたら遠くを眺めてみる
別にそれですぐさま何かが変わるわけではないけれど
しんどいときはどうしても目の前のことしか見えなくなってしまうから
自分のいるこの狭い世界も一つの世界だけれど
顔を上げて遠くを見つめてみたら私はどこへでもいけるし、何でもできる
そう思える
そんな風に自分を鼓舞していた日々を懐かしく思い出せる日はくるだろうか
人間の脳は都合よくできているから
思い出というフィルターできっといつかそう思える日がくるのだろう
さようなら、私のしんどかったOLの日々よ